仰げば尊し(ドラマ)の無料動画を1話からフル視聴する方法【最終回まで】

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仰げば尊し(ドラマ)の見逃し動画まとめ

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<見逃し動画>最終回(第8話)
 
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最終回(第8話)の公式あらすじ

手術から目覚めた樋熊(寺尾聰)に、渚(石井杏奈)と青島(村上虹郎)たち美崎高校吹奏楽部が、県大会突破を知らせる。全国大会を目指すために留学を延期した木藤良(真剣佑)が「勝手なことをしてすみません」と謝るも、「お帰り」と優しい言葉をかける樋熊。美崎高校吹奏楽部の快挙は新聞でも大きく報道され、これには小田桐(石坂浩二)校長だけでなく、鮫島(升毅)教頭をも大いに喜ばせる。
 
樋熊の一日も早い復帰を待ち望む生徒たちは、奈津紀(多部未華子)経由で病院のベッドから伝えられる樋熊の指示を頼りに猛練習に励んでいた。そんなある日、樋熊は関東大会のステージに立てないと、奈津紀が部員たちに伝える。果たして、樋熊の病状は? そして、樋熊を欠いて関東大会へ臨む美崎高校吹奏楽部の運命は!?
 
<出典>TBS公式

最終回(第8話)のネタバレはここをクリック
刻々と迫る病魔
県大会が終わり、同じ日に行った樋熊の手術も無事に終了した。美崎高校は金賞を受賞し、見事関東大会へ勝ち進むこととなった。
 
有馬と井川が樋熊に報告をしていると、木藤良が病室を訪ね、留学を先延ばしにしたことを謝った。樋熊は自分で決めたならいいのだと伝える。窓の外からは吹奏楽部の生徒達が早く戻ってこいと言わんばかりに樋熊に言葉を浴びせ、樋熊は窓越しに返事をした。
 
「関東大会まで1ヶ月もねーぞ!」
 
「先生早く帰ってこいよー!」
 
「すぐだから待っててくれ」
 
しかし、奈津紀は樋熊の手術後、医師から衝撃の事実を知らされていたのだった。樋熊の癌は成功したわけではなく、施しようがないと判断され、何も処置をせずに閉じられていたのだった。
 
待ちきれないといったように、いつ退院できるかと聞く樋熊に、奈津紀はまだわからないと話題を逸らし、はぐらかしていた。
 
 
奈津紀の不安
奈津紀が吹奏楽部の練習へ向かうと、部員達は樋熊がいつ退院するのか気になって仕方ない様子を見せていた。奈津紀は関東大会までには退院すると答えるが、部員達は不安を隠せない。
 
「ちょっとこれから全国に行くんだから、心の火を燃やそうよ!」
 
「心の火って何?」
 
有馬は自分が悩んでいた時、樋熊に心の火は消すなと言われたことを部員達に話し始め、関東大会を、頑張ることこそが心の火なのだと言い皆を励ました。
 
樋熊は吹奏楽部のみんなと作り上げる美崎サウンドが自分にとっての心の火なのだと語っていたのだ。
 
木藤良と青島の2人は、気丈に振る舞う奈津紀の様子を見て、樋熊になにかあったのではと感じていた。
 
 
広い世界
木藤良と青島は練習終わりに奈津紀の元を訪れた。するとすかさず樋熊のことを口にする。
 
「樋熊先生の手術ってうまくいったんですか?」
 
「うん、もちろんうまくいったよ」
 
「そうですか」
 
「わかった。じゃあ俺は先生を信じるよ」
 
まっすぐな目で見つめる青島を目前に、奈津紀は本当のことを語り出す。
 
青島と木藤良は安保と桑田、高杢にも樋熊の手術がうまくいかなかったことを告白した。
 
「最初はこんなもんやったって、意味ねーと思ったけど、けど先生は、吹奏楽っていう新しい夢を俺たちにくれたんだ。だからさ、俺たちで先生に広い世界見せてやろう」
 
青島は事実を前向きに捉えると、皆を励ました。
 
一方の樋熊も医師に本当のことを教えてほしいと懇願し、手術が成功していないことわ、自分がもう長くはないことを知ることとなった。心配する奈津紀を前に、自分にはまだ半年あると言うと、関東大会に行くという決意を固めたのだった。
 
 
希望をもって
翌日、奈津紀は吹奏楽部の皆に向かって。樋熊の手術についての事実を報告した。部員達の間に動揺が広がり、不安がる者が後を立たない中、青島と木藤良は皆を励ますように声をかけた。
 
「メソメソすんな。一番つれーのは誰だよ?先生じゃねーのか?」
 
「僕たちが落ち込んでる場合じゃないよ」
 
部員達は再び希望を取り戻し、樋熊と一緒に戦うと決意をし、関東大会に向けて練習に励みながら樋熊のために千羽鶴を折った。樋熊は関東大会に向け、必死にリハビリを続けていた。
 
 
心の火が消えないように
しかしながら、希望とは裏腹に、病は樋熊の身体を蝕んでいき、癌が肺にも転移してることが判明する。樋熊は医師から一時帰宅の許可は難しいと言われ、関東大会へは参加できなくなってしまった。奈津紀は青島達の前でそのことを告げると、樋熊は残念そうにするが、青島達は全国大会へ連れて行くと意気込み、励ました。
 
そして関東大会当日。本番前の練習に挑む部員達だったが、樋熊がいない中での大舞台ということで緊張が拭えず、なかなか音が揃わないでいた。そんな状況に奈津紀が困惑していると、樋熊と樋熊を連れた高杢がやってくる。
 
「やっとここまでこれたんだ、小さなミスなんか気にしないで思う存分演奏してこい!お前たちなら大丈夫だ」
 
そう言い部員たちに喝を入れ、会場へ戻ろうとすると、奈津紀が声をかけた。
 
「お父さん、皆に指揮をしてあげて」
 
「無理言うな。こんな身体で演奏の途中で倒れでもしたら」
 
「私が袖でスタンバイしてる。だから12分間だけ頑張って」
 
奈津紀は樋熊に指揮棒を手渡した。
 
「みんなお父さんのこと待ってたんだよ」
 
「ありがとうみんな」
 
 
美崎サウンドを響かせて
樋熊の指揮で演奏が始まり、皆いきいきと目を輝かせ、素晴らしい美崎サウンドを響かせた。そして樋熊はなんとか持ち堪え、最後まで誇らしく指揮をとった。
 
美崎高校は見事金賞を獲得。全国大会へ進む代表校が発表される中、最後の1校が呼ばれる。
結局、美崎高校は全国大会へ進むことはできなかった。
 
「すみませんでした。せっかく先生が指揮してくれたのに」
 
「いや、私の方こそ本当に申し訳なかった」
 
そこへ明宝高校の顧問、樽谷がやってきた。樽谷は感動させる演奏だったと感想を述べ、樋熊と樽谷は来年コンクールで会いましょうと挨拶を交わした。
 
「なぁ、みんな。全国の壁は厚かったということだ。でも今日のお前たちの演奏はあの12分間は37人1人1人の心が一つになって素晴らしい美崎サウンドを奏でてた。これが私の心の火だ。先生は胸を張って言える」
 
「本当に?」
 
「お前たちは私の誇りだ。」
 
樋熊は奈津紀にあとを託し、病院へと戻って行った。
 
それが樋熊の最後の姿だった。
 
 
仰げば尊し
その年の秋。
奈津紀は樋熊の遺影を持って、部員達に語りかける。
 
「ここにいる皆んなに出会って、皆に見送られて、父は本当に幸せだったと思います。皆、父に夢をくれてありがとう」
 
奈津紀は指揮を始め、皆で樋熊に向けて仰げば尊しを演奏した。
 
有馬、木藤良、安保、高杢、桑田、青島、そして奈津紀や他の部員たち。それぞれが涙を流し、樋熊との思い出が曲に乗せられて鮮やかに蘇っていた。
 
翌年の夏。
青島達は高校を卒業し、OBとして美崎高校の関東大会を見守っていた。
美崎高校はその時ついに、全国大会への切符を手に入れたのだった。
 
木藤良は本人の希望だった留学の夢を見事に叶え、青島は音楽の教師になるべく、大学を目指して予備校へ通っていた。
 
奈津紀は全国大会の金賞の賞状を教室に飾り、樋熊と吹奏楽部のみんなで撮った写真を眺めていた。
最終回(第8話)の感想はここをクリック
いよいよ迎えた最終回。青島達は全国大会へ進むことはできませんでしたが、心に火を灯し、素晴らしい演奏を披露していました。樋熊は病魔に勝つことができず、関東大会の指揮を最後に亡くなってしまいましたが、関東大会後に皆に向けて語った言葉達がとても感動的でした。
 
悲願の全国大会行きを後輩達が叶えていて、青島達もそれぞれの夢に向かってさらに邁進しているようでしたね。
 
仰げば尊しは今や引っ張りだこの若手俳優さんがたくさん出演されていて、しかも学園ドラマという貴重な作品です。タイトルの仰げば尊しの印象が強くてなかなか忘れてしまいがちになりますが、BUMP OF CHICKENさんが歌う主題歌の「アリア」もとても素敵な曲です。物語のメインは音楽を題材にしていますが、音楽というよりは人との繋がりを大事にしていて、言わゆる学園モノとはまた違った魅力のあるドラマなのではないかと思います。
<見逃し動画>第7話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第7話の公式あらすじ

いよいよ「全国吹奏楽コンクール」の地区予選大会が始まった。大勢の観客が見守るなか、樋熊(寺尾聰)と美崎高校吹奏楽部による渾身の美崎サウンドが会場に響き渡る。ほどなく、審査結果の発表を迎える美崎高校吹奏楽部、ステージを祈る思いで見つめる樋熊たちは、全国への第一関門となる県大会出場の切符を手に入れた。青島(村上虹郎)や高杢(太賀)、桑田(佐野岳)ら歓喜に沸く部員たちに加え、渚(石井杏奈)や井川(健太郎)の家族たちも惜しみない拍手で健闘を称えた。一方、音楽留学に向けてレッスンに励む木藤良(真剣佑)は、安保(北村匠海)らからのメールで予選突破を知りホッとする。
 
その喜びもつかの間、病院で診察を受けた樋熊は、担当医の御堂(霧島れいか)から腫瘍が転移している可能性があると告げられる。それでも生徒たちを想い、手術を拒む樋熊の気持ちを察した奈津紀(多部未華子)は、予選突破を祝う打ち上げの場で、樋熊が癌手術を受けるため県大会に出られないことを告げ、代わりに奈津紀が指揮を執ると宣言。その発言に動揺を隠せない吹奏楽部員たちだったが、樋熊の励ましと奈津紀の覚悟を前に、県大会突破の決意を固めた。
強豪がひしめく県大会まであとわずか……再び樋熊の指揮で演奏する日を夢見て、美崎高校吹奏楽部員たちの新たな挑戦が始まった。
 
<出典>TBS公式

第7話のネタバレはここをクリック
悲願の地区大会
晴れて迎えた地区大会。美崎高校の演奏は練習通り、いや、練習以上に音を響かせることができ、持ち時間以内にも収めることができた。
 
そして待ちに待った結果発表を迎えると、美崎高校は見事金賞を獲得し、生徒達は羽目を外して喜んだ。しかし県大会に進めるのは金賞に選ばれたうちの3校。金賞を獲得しても県大会に進むことができるかどうかはわからなかったが、美崎高校はなんと県大会への切符も手に入れたのだった。
 
安保は地区大会での成果と県大会出場決定を早速木藤良に報告していた。
 
校長や鮫島も吹奏楽部の健闘を喜び、打ち上げを行おうと準備をしていたが、そこに樋熊と奈津紀の姿はなかった。
 
その頃樋熊と奈津紀は病院におり、医師の話を聞いているところだった。膵臓の腫瘍が発見されたが、それが転移していることが判明し、すぐに手術をしなければならないことを告げられた。2週間後の県大会に参加したい樋熊だったが、それは体力的にも日程的にも不可能なことだったのだ。
 
 
樋熊の告白
奈津紀と樋熊は学校へ戻り、打ち上げ後の生徒達に報告したいことがあると神妙な面持ちで言葉を選びながら話し出した。
 
「驚かないで聞いてほしい。……私は癌です」
 
「癌って?」
 
生徒達に動揺が広がる中、樋熊は淡々と答えた。
 
「大丈夫だよ。今手術をすればちゃんと治るそうです」
 
皆を安心させた上で、樋熊は早速入院や手術で学校を休む旨と、県大会に出られないかもしれないことを伝えた。
 
奈津紀は既に教育実習の期間を終えていたが、引き続き吹奏楽部をサポートし、県大会の指揮は自分が取ると告げた。
 
「私は全国大会に行くために早めに手術をするだけだ。だから次は関東大会で会おう。どうした?大丈夫だよ。今日のあの12分間、君たちの心は確かに一つになっていた。君たちならやれる。全国も夢じゃない」
 
「当然だよ、なぁ?」
 
「私が帰ってくるまで部を頼むぞ。有馬も頼むぞ」
 
「奈津紀先生」
 
樋熊はそう言って奈津紀に指揮棒を手渡した。
 
樋熊は病院に向かうと、医師に手術を8月8日にしてほしいと告げた。その日はまさに県大会の日と同じ日だった。
 
 
先生のいない練習
木藤良は留学の願書を新井に手渡すと、樋熊がしばらく休むことを聞かされた。木藤良は早速青島達に直接地区大会の金賞と県大会進出を祝福した。樋熊の癌のことを心配する木藤良に青島は全国大会に行くために手術をするだけから大丈夫だと告げ、木藤良に留学に向けた試験を頑張るよう渇を入れた。
 
樋熊が入院のため休んでいる間、奈津紀は引き続き吹奏楽部の指導に当たろうとするが、樋熊がいない中、菅井(浅野優貴)と木部の2人は楽器がぶつかったことで言い合いになってしまっていた。桑田や高杢が争いを止めようとするが、部の雰囲気が悪くなり、青島はこれじゃあ練習にならないと嘆く。
 
一方樋熊は病室で一人佇んでいると、そこへやってきたのは吹奏楽部の生徒全員だった。
申し訳なさそうにする奈津紀だったが、樋熊は生徒たちの突然の訪問を喜び、一人一人に声をかけ、県大会へのアドバイスをしていた。
 
生徒たちが帰ると、奈津紀は生徒たちが樋熊の顔を見るとすぐに元気になったことから、自分では樋熊のようにはいかないのだと語りだす。樋熊は奈津紀に、自分こそ生徒たちから元気をもらっていて、教師をやらなかったら癌にも負けていたかもしれないと答えた。
 
 
樋熊の思い
有馬は帰り道、生徒たちに向かって、練習以外に何かできることをやらないかと提案し、みんなで考えることにした。青島は一旦みんなと共に帰ろうとしたものの、再度樋熊のいる病院へ戻ろうとしていた。そして留学試験の練習後に一人樋熊を見舞いに訪れようとしていた木藤良と遭遇する。2人の目の前で樋熊は危うく倒れそうになり、抱えられながら病室へと戻った。
 
樋熊の容体をたいしたことないと聞いていた木藤良が心配そうに樋熊を見つめると、樋熊はぽつりぽつりと語りだした。
 
「膵臓にな、かなり厄介な腫瘍ができちまったんだ」
 
「ちょっと」
 
「いいんだよ。こいつらには隠し通せないよ。手の施しようがなければ私の寿命は持ってあと半年だそうだ」
 
「手術すれば治るんですよね?」
 
「あぁ、そう願ってるよ」
 
「お父さん」
 
「大丈夫、まだお前を一人にしやしないよ。それに青島お前たちが全国目指してる。木藤良、お前は世界を目指してる。俺の教え子が夢を掴もうとしている。そんな時にくたばってたまるか」
 
 
それぞれができること
奈津紀が音楽室へ向かうと、黙ったまま動かない部員たちがおり、黒板には12分間集中と文字が書いてあった。
 
有馬はこれからイメージトレーニングの一環として毎日12分間集中する時間を設けることにしたと話した。また、草刈(岡崎紗絵)は樋熊が治療のため好きなものを食べられないことから、自分たちも禁スイーツをして、全国大会までスイーツを我慢すると言った。吹奏楽部の結束は固いものとなっており、合奏も地区大会より良くなっていたことは確かだったが、その肝心の県大会は強豪ぞろいということや、木藤良が抜けた穴が大きいことから、県大会への不安はなかなか拭い切れていなかった。
 
木藤良は思いつめたように奈津紀を屋上に呼び出すと、県大会に出たいと懇願した。その噂を聞きつけた青島がやってくると、木藤良に留学のことにだけ集中してほしいと告げる。しかし木藤良は樋熊には時間がないのだと必死に青島に訴えかけた。
 
「時間がないってなんだよ」
 
すると青島を追いかけてきた安保、桑田、高杢、有馬の4人がやってきた。
 
問い詰められた奈津紀は樋熊の病気が簡単に治るものではないと話し、木藤良はもう一度自分に音楽をくれた樋熊にお礼がしたいと告げる。
 
「お前はプロになれ。それが先生への恩返しだろ」
 
「そうかな?俺たちが吹奏楽部入ったのって先生のおかげじゃん。先生が背中押してくれたからじゃん。俺は、木藤良が県大会で恩返ししたい気持ちわかるよ。な?」
 
安保や桑田、高杢も共に木藤良の話しに割って入った。
 
「俺は留学のことだけ考えてもらいてぇ」
 
「桑田」
 
「だってこいつは俺らにねーもんもってんだよ。先生だってそう思ってんじゃねーのか?」
 
「でも木藤良が一日でも戻ってきてくれるなら俺は嬉しいし」
 
「金ちゃんはだまってろよ」
 
「だって大事な一日になるし!やっぱり俺たちは5人で1つだし。また先生とステージに立ちてぇし」
 
「蓮お前が半端な気持ちで戻ったら、みんなが傷付くんだよ」
思いつめた木藤良は屋上から去っていった。
 
「見せてやろう。俺たちが先生に広い世界をみせてやろう」
 
青島達は樋熊に広い世界をみせてやるんだと固く誓い合った。
 
 
自分の心と向き合うということ
奈津紀は樋熊の病院と音楽室を行き来し、樋熊に練習の演奏をレコーダーで聞かせては指導を仰いでいた。県大会まであと1日と迫り、合奏も揃ってきたことから、奈津紀はこれで樋熊も安心して手術が受けられると生徒たちにエールを送った。
 
一方、木藤良は夜遅くに樋熊の元を訪れた。
 
「どうしたんだ?もうすぐ試験なんだろ?」
 
「先生はなんでそんなに強いんですか?」
 
「強いか?いや、本当は弱いんだよ。弱いからこそ一生懸命に生きてるんだ」
 
「一生懸命やってもわからないことだらけです」
 
「なぁ木藤良。何かに迷ったときは自分の心と向き合うんだ」
 
「心?」
 
「自分の心に素直に従えばいいんだよ」
 
「先生、手術頑張ってください」
 
「木藤良、お前も頑張れ」
 
 
県大会へ
県大会当日。そして樋熊の手術当日。
試験を受けようとしていた木藤良は樋熊に言われたことや青島達に言われたことを思い出していた。そして試験会場ではなく、県大会の会場へと向かっていた。
 
「やっぱり僕もステージに立たせてください」
 
「蓮、来るなっつったろ?」
 
「樋熊先生が頑張ってるんだから、僕も最後まで一緒に頑張りたいんだよ」
 
「最後までって?」
 
「県大会を突破して全国を目指す」
 
「んなことしたら留学できねーぞ」
 
「そっちの夢もいつか叶える。でも今は樋熊先生と一緒に全国の夢を叶えたい。樋熊先生はここにはいないけど、だからこそ。先生、一緒に吹かせてください。皆もう一度仲間に入れてください」
 
「蓮、足引っ張んなよ」
 
青島は木藤良の熱意に負け、不器用に受け入れる素振りをみせた。
 
「これで全員揃ったね。みんな、ちょっといい?」
 
奈津紀は樋熊から預かったボイスレコーダーを取り出すと、それを皆に聞かせた。
 
「みんな、県大会出場おめでとう。今日は行けなくてごめんな。どうしたんだ、みんな緊張してるのか?大丈夫、いつも通り思いっきりやりなさい。いいか、みんな何も恐れることはない。君たちは夢に続く道を自分たちの力で切り開いたんだ。それは何も特別なことをしたからじゃなくて、ただひたむきに生きたからだ。ひたむきに生きることが夢を切り開くんだと私は思う。一人じゃ叶えられない夢がある。一人じゃ味わえない感動がある。だから、だから、思う存分美崎サウンドを響かせてください。それが私の願いです」
第7話の感想はここをクリック
地区大会を見事突破し、喜ぶ生徒たち。しかし樋熊の癌という衝撃の告白が始まり、皆動揺を隠せませんでした。大丈夫だと言う樋熊でしたが、青島と木藤良は手術がうまくいかなければ余命が半年ほどと聞かされてしまいます。
 
木藤良は留学を決め、頑張っていましたし、そのまま留学してプロになる道を選ぶのかと思いましたが、樋熊の言葉を聞き、自分の心に素直に従うことを決めました。それは留学ではなく、樋熊や吹奏楽部のみんなと一緒に県大会を突破し、全国大会に出たいという強い思いだったようです。本当に仲間思いというか人思いですよね。それに偽善でもなく、合わせているわけでもなく、自分の意思をきちんと伝えていましたし、留学も諦めたわけではなく、そのあと必ず夢を叶える覚悟をしていたようですので、今後すべてがうまくいけばいいなぁと思いました。次回いよいよ最終話となってしまいましたが、県大会はどうなるのか、樋熊の手術や全国大会は果たして…!?気になることが盛り沢山です!
<見逃し動画>第6話
 
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第6話の公式あらすじ

すい臓がんと診断されてしまった樋熊(寺尾聰)が自宅で倒れた。搬送された病院で、すぐに手術をしてほしいと切望する奈津紀(多部未華子)だが、樋熊は吹奏楽の地区大会を前に手術をして退院できなくなるのは避けたいと、手術をしない治療法を選択する。また、大会を前に不安を抱える生徒たちに心配させたくないと、樋熊は病気のことは伏せておくよう奈津紀に頼む。
 
そんなある日、新井先生(尾美としのり)から、木藤良(真剣佑)の留学願書の締切りが近いことを聞かされた樋熊は、奈津紀を伴って木藤良の家を訪問する。全国大会の日程と留学受験が重なるという木藤良は、みんなと一緒に全国大会を目指したいと言うが、樋熊は「留学に未練があるのでは?」と木藤良に問いかける。
一方、あることで木藤良の留学話を知った青島(村上虹郎)と安保(北村匠海)、高杢(太賀)、桑田(佐野岳)らがとった行動は…!?
 
<出典>TBS公式

第6話のネタバレはここをクリック
オレンジの願掛け
樋熊は病院に運ばれ、医師に2、3日は入院するようにと言われていた。奈津紀は癌のことをなぜ言わなかったのか問い詰め、すぐに手術を受けるように言うが、吹奏楽部の地区大会のこともあり、樋熊は手術を考えてはいなかった。それどころか無理をして学校に行こうとしていた。
 
奈津紀は生徒や先生たちに癌のことは言わないと約束する代わりに、3日間ほどは安静にして精密検査を受けるようにと告げ、樋熊のいない間の吹奏楽部の面倒をみることにした。
 
樋熊が休むことになり、経験のない奈津紀が指揮をすることに動揺する生徒たち。
しかしそこへ休養するはずだった樋熊が現れ、皆に渇を入れると、生徒たちの不安や心配を払拭した。
 
有馬は奈津紀にコンクールに出る際に何か願掛けをしたのかと質問すると、奈津紀は全員のミサンガを編んだと告げた。
そこで、有馬たちはコンクールの願掛けとして全員分のミサンガを編むことにした。
 
 
木藤良の夢
木藤良が家に帰るとそこには樋熊と奈津紀がいた。2人は留学のことを持ち出し、今月中に願書を出さなければ間に合わないと告げる。
樋熊は教え子がプロの演奏者になったら嬉しいと本音を言うが、木藤良は留学をしないという決意を固めていたのだった。
 
「僕は吹奏楽部に入って、前よりサックスが好きになりました」
 
「そうか」
 
「それと同じくらい吹奏楽部も好きになりました」
 
「そうか」
 
「先生は全国大会に行くつもりですよね?」
 
「もちろん」
 
「僕もそのつもりです。だから留学は無理なんです。受験とコンクールの日程が重なってしまうんです。このことは裕人や渚たちには言わないでください。心を一つにしないとね」
 
「なぁ、それで心は一つになるのかな?お前の心は仲間と一つになっていけるのか?」
 
木藤良は樋熊の言葉を遮るかのようにおやすみなさいと言って樋熊と奈津紀を見送った。
 
 
心はつながっている
桑田と高杢は奈津紀と新井が木藤良の留学の件で話していたのを聞いてしまい、木藤良に直接留学したいのかどうかと尋ねた。
安保は木藤良が吹奏楽部を抜けると困ってしまうという本音を告げるが、青島は自分たちに合わせず好きにしろと言った。
 
その日、なぜか木藤良は部活に現れず、桑田が留学のことを口を滑らせ部員たちは動揺してしまう。樋熊が部活に顔を出すと、その日は全く音が揃わなかったため練習も早々と終了していたのだった。木藤良は倉庫で一人サックスの練習をしていた。
 
翌日、部活に現れた木藤良。井川は木藤良に留学するのかと聞いた。
木藤良は当然といわんばかりに留学はしないと口にすると、部員たちをほっとしたように胸をなでおろした。
 
「もう俺たちに合わせんな」
 
青島はそう言うと木藤良を殴った。
 
「お前が本気になれんのはここじゃないんだよ」
 
「そうやって僕の背中を押してるつもり?」
 
「邪魔だっつってんだよ」
 
「またみんなで音楽がやれたんだから、それでいいよ」
 
「お前わかってんだろ?俺たちとは夢が違うんだよ。違う夢を見てるやつと一緒にやってけねーんだよ。お前は自分だけの夢を見つけたんだろ?だったらそっち行けよ」 
 
「夢夢うるさいんだよ!」
 
木藤良は青島に反発し、殴り返した。木藤良が青島に反発し、殴ったのは恐らく初めてのことなのだろう。
 
「みんなと一緒にいちゃいけないの?一緒に音楽やりたいんだよ」
 
「お前いつか絶対後悔するよ。お前には後悔してほしくねーんだよ」
 
木藤良は青島に言われるがまま、楽器を持って教室を去っていった。
 
「蓮が部を抜けても許してやってくれ。あいつのこと、許してやってくれ」
 
青島は部員達に頭を下げ、桑田や高杢、安保も一緒に頭を下げた。そして、見守っていた樋熊が青島達に声をかけた。
 
「木藤良は私にこの吹奏楽部が好きだと言ってた。だから、あいつが出て行ったとしても心は繋がっている。私はそう思う。皆もいつかここを卒業する日がやってくるだろう。木藤良はたまたまそれが少し早くなっただけなんだ。別の道を歩いたとしてもどこかで仲間が頑張ってる、だから自分も頑張れる。心が一つになるというのはそうゆうことなんだと私は思う」
 
「みんな、一緒に頑張ろう」
 
奈津紀がいうと、生徒たちは笑顔ではいと答えた。そして希望や友情の色であるオレンジのミサンガを全員に配った。
 
 
地区大会へ
木藤良が抜け、井川がファーストとなり、部員達は地区大会へ向けて気を引き締めて練習に励んでいた。いよいよ明日に地区大会を控え、課題曲と自由曲を持ち時間の12分以内収めることができ、樋熊も音が響いてきたと満足気だった。
 
屋上で一人たたずんでいた木藤良の元へ樋熊がやってきた。
 
「まだ決められないのか?」
 
「先生」
 
「青島達が皆に頭を下げて頼んでたぞ。お前が辞めても許してやってくれって」
 
「裕人たちが?」
 
「お前たちは本当に仲が良いよなぁ。有馬がこれを作ってくれたよ。オレンジ色は希望と友情の証だそうだ。離れていても、心は一つだよ」
 
「先生」
 
地区大会当日。
樋熊と奈津紀は病院に寄ってから来ると言っていたが、まだ会場には現れていなかった。
皆が心配するなか、樋熊と奈津紀はギリギリになんとか間に合い、ほっとする一同。
出番はあと10分だった・
 
「みんな、いいか?じゃぁ行くぞ!」
第6話の感想はここをクリック
今回は青島の木藤良の夢を後押しする友情が泣ける回でしたね。不器用ながらも木藤良が夢に向かっていけるよう、後悔させないようにはっぱをかけ、夢のために部活を抜ける木藤良のために頭を下げる青島の姿がじんときてしまいました。
 
樋熊が倒れたり、辛そうにしていたりする場面が多く冷や冷やしていまいましたが、地区大会にもなんとか間に合い、次回、いよいよ大会での演奏となりました。早くも次回の地区大会の結果が気になってしまいますよね。見事な美崎サウンドを響かせることができるのでしょうか?
<見逃し動画>第5話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第5話の公式あらすじ

無事に合宿を終えた美崎高校吹奏楽部だが、井川(健太郎)の喫煙問題が鮫島教頭(升毅)にも伝わっていた。木藤良(真剣佑)や青島(村上虹郎)らは言いがかりだと猛反発するも、鮫島教頭はコンクールへの出場辞退を強く要求。そんな鮫島教頭を樋熊(寺尾聰)と奈津紀(多部未華子)が、何とか説得し出場辞退は回避したが、鮫島教頭はペナルティーとして10日間の部活動謹慎を吹奏楽部へ科す。
 
地区大会まであと1ヶ月のところ、学校での部活動ができなくなり動揺する安保(北村匠海)や高杢(太賀)ら部員たちに対して、学校外で練習すればいいと樋熊が提案。また、吹奏楽部は一つの家族にならなければいけないと言う樋熊は、一緒に晩ご飯を食べようと部員たちを自宅へ招く。そんな樋熊に対して、仕事とプライベートの線引きはきちんとしてほしいと奈津紀が反対するが……。
 
<出典>TBS公式

第5話のネタバレはここをクリック
コンクール辞退!?
健康診断で要再検査となっていた樋熊は、吹奏楽部のことでそれどころではないと病院に向かおうとしなかったが、奈津紀に口酸っぱく言われ、重い腰をあげて病院へと向かっていた。
 
一方井川の喫煙事件が校内でも明るみになり、鮫島は井川の写真を見て生徒達を責め立てると、コンクールを辞退する措置を取ると告げた。
 
井川は1人で明宝高校に向かい、疑いを晴らそうと行動を起こそうとすると、それを見た青島達も一緒に明宝高校へ乗り込もうと企てる。
 
検査から帰ってきた樋熊は青島達がぞろぞろと学校から出ていくところに鉢合わせし、ただ事ではない様子を察すると青島から事情を聞きだした。
 
樋熊は一旦青島達をなだめ、急いで鮫島を説得しに学校へ戻った。
 
「いくら頭を下げられても、こればっかりは譲れません!」
 
「いいえ、今回は頭は下げません。辞退を取り消していただくまでは私はここを動きません」
 
「だったら私も動きません」 
 
鮫島は一歩も引かない様子を見せていたが、それに負けじと樋熊と奈津紀も断固としてその場を動かなかった。
 
 
部活禁止でも楽器はできる!
吹奏楽部の部員達は樋熊と鮫島の動向が気になり、ドアの外で聞き耳を立てていた。
樋熊と奈津紀が出てくると、コンクール辞退は取り消しになったと伝えられる。しかし、喜んだのも束の間、鮫島は明宝高校と問題を起こしたペナルティとして10日の部活禁止を命じ、音楽室を使えないようにしてしまったのだった。
 
地区大会まで1ヶ月しかない中、部員達が困惑し、戸惑っていると、樋熊は楽器を持ち帰り、みんなで吹ける場所を探せばいいと言い出した。
樋熊は許可を取って海辺を貸し切ると、青空の元で吹奏楽の練習を始めることにした。
風が吹き楽譜が飛ばされるなど、慣れない環境ではあったが、揉め事になりそうになりながらもそれぞれが協力して練習に励んだ。
 
樋熊は音を合わせるために一つの家族になるのだと言い、吹奏楽部の全員と自宅で夕食を囲もうと提案する。
 
「なぁみんな、家族は大事にするんだぞ」
 
「どしたの急に?」
 
「これからみんな社会に出て、色んなことに出会うだろう、でもその時に最後に頼りになるのは家族と家族同然の信頼できる仲間なんだ。覚えといてほしい」
 
ひょんなことから高杢が樋熊の家に泊まると言い出し、樋熊と奈津紀は言い合いになる。奈津紀は樋熊が常日頃から無理をしているのはもちろん、勝手に生徒たちを自宅へ呼んだり、奈津紀も早く家族を作った方がいいと言い出したり、突然勝手なことをしだす父に苛立ちと不信感を募らせていた。生徒たちは2人の様子を感じ、気を使って各々の家へ帰っていった。
 
 
誠意、謙虚、感謝
樋熊は誠意を見せるため学校のゴミ拾いをすることを提案し、部員たちは翌日朝早くからトレーニングも兼ねてゴミ拾い、草むしりなどに励んでいた。
 
野外での練習にも慣れてきたころ、樋熊は部活終わりに皆に手紙を渡す。
普段お世話になっている家族に感謝の気持ちを込め、コンクールに見に来てもらうようにと、樋熊の善意で生徒たちに手紙を用意していたのだ。
 
家族に対しての感謝を押し付ける樋熊に青島はそれぞれ家庭に問題があったりなかったり様々なのだと言うと、有馬が家庭で問題を抱えていることを告げた。青島から忠告を受けた樋熊は早速有馬のことを気に掛けるが、何かあれば相談してほしいと有馬に伝えるも、有馬は何も問題などないと一点張りだった。
 
有馬の両親は離婚していて、現在は父親と新しい母親とその息子と暮らしていた。表向きは普通の家族だが、有馬はなかなか新しい家庭になじめず、本当は悩みを抱えていたのだった。
 
有馬は手紙を握りしめて実の母親が働いている花屋へと向かったが、話しかけることもできず帰っていった。
 
 
素直になるということ
そんな中樋熊は、部活が終わったにもかかわらず有馬が家に帰っていないと両親から連絡を受けた。
樋熊は青島達に有馬の行きそうな場所を尋ね、皆で有馬を探しに出た。
有馬は考え事をするため幼馴染の青島と木藤良とよく楽器を吹いていた海で、一人たたずんでいただけだった。
 
「心配かけてすみませんでした」
 
「いや、謝らなければいけないのは私の方だ。余計なことを言って悩ませてしまったようですまなかった」
 
「なんでもかんでも頑張りゃいいってもんじゃねーよ。いい子になろうとすんな」
 
樋熊は余計な心配をしたことを有馬に謝り、青島も有馬に励ましの言葉をかけた。
 
「別に無理して家族にならなくてもいいんじゃないかな?だって家族は家族だし仲間は仲間でしょ」
 
「有馬、こうやって人を思いやる心を持ってれば、最後は仲間が助けてくれるんじゃないか?自分に素直に生きればいいんだよ」
 
「先生、先生にお願いがあります。私も素直になりたい」
 
 
忍び寄る黒い影
翌日、樋熊と有馬は有馬の実の母親の元へと向かった。
 
「コンクール見に来て。大きなステージで演奏するからお母さんに見に来てほしい」
 
有馬は母親にコンクールに来てほしいことを伝え、母親の夢でもあった音大に行くことを伝えた。有馬はやっと素直になることができ、新しい家族にも素直になることができたのだった。
 
コンクールの順番の抽選に有馬と井川と一緒に向かった樋熊。
1番だけは引かないでほしいと生徒たちから言われていたのだが、樋熊のくじ運が良いのか悪いのか、抽選の結果コンクールの順番はトップバッターとなってしまった。
生徒たちは落胆の表情を見せるが、樋熊は全力を出せば評価してくれると言って生徒たちを励ました。
 
野外での練習へ向おうとしていた吹奏楽部の部員たちを見ていた鮫島は、急に生徒たちに向かって怒鳴り、足を止めさせた。
 
「全員揃ってどこへ行くつもりですか?私が何も知らないとでも思っていましたか?」
 
「あ、あの教頭先生」
 
「今更頭を下げられてもダメです」
 
「先生私たちはやっと一つになりかけてるんです。お願いですから練習をさせてください」
 
「お願いします」
 
「外で練習などをして一般の人達に迷惑をかけるくらいなら音楽室で練習された方がましです。誠意、謙虚、感謝それを忘れないように」
 
こうして鮫島の許しを得ることができ、音楽室での練習が再開された。
 
一方、父から検査結果はなんでもなかったと聞かされていた奈津紀は、胸騒ぎがしたのか、一人検査結果の詳細を聞きに病院へ向かっていた。そして医師から伝えられたのは、樋熊はかなり進行した膵臓癌に侵されているという事実だった。ショック受けながらもなんとか家に辿り着いた奈津紀は父を呼ぶが声がしないため部屋のドアをあけた。
そこには部屋で倒れている樋熊の姿があった。
第5話の感想はここをクリック
地区大会を前に音楽室が使えないというピンチに追いやられた吹奏楽部。しかし樋熊はめげずに青空教室での練習を再開させます。
 
不良の生徒は信じるどころか追いやろうとして、なにかと青島達に厳しく当たっていた教頭の鮫島も、樋熊の影響なのか、段々生徒と向き合おうとしているように感じますよね。升毅さんがいい味出してます。新井先生も最初こそ問題は御免、といった無関心の先生でしたが、段々吹奏楽部に肩入れしていますし、生徒だけでなく先生達も巻き込んで変えてく樋熊先生の影響力は半端ないですね。なんといってもそれを演じているのが寺尾聰さんというのも樋熊に説得力与えている要因なのかもしれません。 
吹奏楽部は一致団結していき、心も一つになって、順調で怖いものなし!のように思えましたが、ここでなんと樋熊の癌が発覚してしまいました。地区大会が迫っている中、美崎高校吹奏楽の運命はどうなってしまうのでしょう?
<見逃し動画>第4話
 
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第4話の公式あらすじ

樋熊迎一(寺尾聰)の娘・奈津紀(多部未華子)が、美崎高校での教育実習が決まり、吹奏楽部にもコーチとして参加することとなった。全国大会を目指し猛練習に励む部員たちへ、樋熊の指導も熱を帯びてきた。青島(村上虹郎)ら5人の入部で活気こそ出てきたものの、合奏の息がなかなか合わずにいた。そんなとき、心を一つにしないと音は揃わないという樋熊の言葉を受け、渚(石井杏奈)が合宿をしてはどうかという。樋熊と奈津紀だけの引率では合宿は許可できないと鮫島教頭(升毅)が反対すると、その話を聞いていた新井(尾美としのり)が同行すると申し出、晴れて合宿が実現する運びとなった。
 
そんなとき、2年生の井川(健太郎)は、「部活なんかやっていないで勉強に専念しろ」と父にたしなめられる。井川は吹奏楽部の名門、明宝高校の受験に失敗し、心の奥底に傷を抱え悩んでいたのだ。そしていよいよ合宿へ出発する美崎高校吹奏楽部の面々。合宿所となる研修施設では、井川が目指していた明宝高校の吹奏楽部も合宿をしていて、そのメンバーの中に、中学時代の同級生・小池(泉澤祐希)の姿を見つけていた。
ほどなく練習を始める美崎生だが、明宝の演奏を聞いて圧倒されてしまったのか練習に身が入らず、些細なことでいい争いが起こってしまう。そんな部員を見かねた樋熊は、楽器を置いて外に出ろと命じた。果たして、樋熊は何を考えているのか!?
 
<出典>TBS公式

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奈津紀の教育実習
樋熊が怪我をして帰ってくることから、何か生徒たちのトラブルに巻き込まれているのではと常日頃心配していた奈津紀は、父と父の指導する吹奏楽部のサポートも兼ねて教育実習先を美崎高校に指定すると、教育実習生として皆に挨拶を交わした。奈津紀はフルートを専攻していたが、プロになるのは狭き門ということもあり、父のように指導者になることも視野に入れていたのだった。早速音楽室での生徒たちの暴力沙汰を怒って辞めさせるなどし、奈津紀の存在は樋熊にとって心強いものとなった。
 
青島達も入部することになった吹奏楽部は、皆そろってコンクールに向けて練習に励んでおり、樋熊もより一層指導に熱が入っていた。しかし、なかなか全員の楽器の音が揃わず、そのことで揉め事になることもしばしばだった。井川は青島が楽器に不慣れだから揃わないのだと嫌味を言うが、樋熊は皆の心が一つになっていないから音が揃わないのだと告げた。
 
そこで、強豪校が合宿をやっているという情報を聞いた樋熊は美崎高校吹奏楽部も強化合宿を行おうと言い出す。しかし教頭の鮫島は合宿に反対し、青島達が問題を起こしかねないと苦い顔をする。鮫島の話を聞いた青島はすかさず鮫島に言い放った。
 
「もう一度ステージに立つって決めたんだよ。俺たち腹くくったんだよ」
 
「わかりました。ま、問題を起こせばコンクールに出られなくなるでしょうから、そうなったら自業自得ですしね」
 
「もちろんです。一致団結して強い部にして帰ってきます」
 
樋熊はそれを聞き、嬉しそうに返事をした。
 
 
吹奏楽よりソフトボール!?
樋熊は強豪の明宝高校の合宿先を聞き出し、同じところで合宿をしようとしていた。
強豪校の生の演奏を見て学ぶのが得策だと考えていたからだ。
 
合宿所に着いた美崎高校吹奏楽部一行は明宝高校の演奏を見学すると、その見事な演奏に圧倒されてしまった。明宝高校吹奏楽部顧問の樽谷(東根策寿英)は明らかに美崎高校を見下した態度で見学を禁止し、邪魔だけはするなと釘をさしてきた。
そんな時、井川は明宝高校の吹奏楽部に中学の時の同級生だった小池(泉澤祐希)がいるのを見つけた。井川は元々明宝高校を志望していたが受験に失敗し、父親からも明宝高校に入れなかったことをねちねちと言われては負け組扱いされていた。小池達は井川を見るやいなやバカにしたように笑ったが、青島達が前に憚るとそそくさと去っていった。
 
美崎高校の部員たちは合宿所の食堂を借りて練習を始めていたが、樋熊はその様子を見かねて演奏をやめるように言う。
 
「どうしたんだ?全然元気がないじゃないか」
 
「明宝にビビってんだろ?おまえら、気持ちで負けてんだよ」
 
「気持ちだけじゃ勝てませんよ」
 
井川は青島の発言につっかかり、桑田達も井川に食って掛かろうとした。
 
「全員楽器を置いて表へ出ろ」
 
樋熊は全員を外へ追いやると、皆でソフトボールを始めようと言い出す。奈津紀はなぜソフトボールをするのか不思議そうに見守るが、樋熊はお互いを知るためにも必要なことだと意気揚々と話した。ソフトボールの試合は、高杢が樋熊にデッドボールを食らわし乱闘騒ぎになるなど、終始騒がしくも和やかに進んでいたが、井川だけは馬鹿馬鹿しいと言いながら一人どこかへ立ち去ってしまった。
 
 
心を一つに
夕食時になり、井川が一人で練習していると、そこへ樋熊が駆け寄ってきた。
樋熊は井川の様子がおかしいことを気にしていたのだった。
 
「どうしたんだよ、井川」
 
「僕明宝高校の受験に失敗してるんです。だから部活なんかやめて今度こそ勉強に専念しろって父に言われてて」
 
「そうか」
 
「今度失敗したら一生負け犬だって」
 
「負け犬か。お父さんはお前のことが大事なんだな。俺なんか物心がついたときには親父は病気で死んでて。だから親父からガミガミ言われるお前が羨ましい。でも良かったじゃないか、美崎に入って」
 
「どこがですか?」
 
「明宝と競い合うチャンスを手に入れた。さあ、みんな待ってるぞ」
 
「青島先輩たちがいるんじゃ、勝てないと思います」
 
優しくなだめる樋熊に対し、井川は青島達とは心を一つにできないと突っぱねた。
 
 
波乱の交流会
樋熊は心を一つにするためには何をしたら良いか一晩中考え、徐にノートに書きだしていった。翌日、ノートを持ち出した樋熊は何を思ったか、ファーストとセカンドの演奏の入れ替えを行うと皆に告げるが、入れ替えをしたことで部員たちの不満がさらに高まりそうになり、奈津紀はそのことを心配していた。
 
樋熊は明宝高校の生徒たちに、交流会ということで一緒にバーベキューをしようと持ち掛ける。準備に追われる中、井川は小池達が喫煙しているところを目撃する。小池達は井川に煙草を持たせるとその写真を撮り、自分たちが喫煙していたことを言うなと脅してきた。
 
顧問の樽谷は物々しい雰囲気で、樋熊に煙草を吸っていた生徒がいたと言うと、交流会は中止だと告げた。
何かの間違いだという樋熊に、樽谷は井川がタバコを持っている写真を見せつけ、美崎高校にも報告を入れると言い放つ。
 
「井川、何があったんだ?黙ってちゃわからないだろ」
 
「僕が吸ってないって言ったって、世の中の人は信じてくれません」
 
「先生はお前を信じる」
 
「だったらなんで演奏入れ替えたりしたんですか?」
 
「何言ってるの井川」
 
「だってそうじゃないか。先生が僕らを信じてないからでしょ?」
 
「井川、聞いてくれ」
 
「何が結束だよ、何が心を一つにだよ。結局青島先輩たちの尻拭いをさせてるだけじゃないか。全部先生がぶち壊したんだよ!先生が僕らを信じてないからだからこんなことに」
 
「だっせーな。人のせいにすんなよ」
 
熱くなった井川に青島は淡々と告げ、樋熊は皆に謝ると部屋に戻るように告げた。
 
 
負け犬なんかにはさせない
有馬は井川に樋熊が書き込んでいた練習ノートを渡して見せた。そこには一人一人に向けたメッセージが書かれており、樋熊が部員たちを良く観察し、良いところも悪いところも見ていたことが伺えた。そしてそのメッセージから、演奏を入れ替えたことにはきちんとした意味があったことがわかった。
 
ノートを見て樋熊の思いを知った井川は走って樋熊の元へ向かおうとすると、そこには樽谷に話を聞いてくれと説得を促す樋熊がいた。樽谷は樋熊を振り払い、明宝高校のバスが出発しようとした時、青島達はバスの目の前に立ちはだかった。
 
樋熊も青島達も、井川がタバコを吸っていないと信じ、一生懸命濡れ衣を晴らそうとしていたのだった。
 
「そんな顔するな。悪いことは何もしてないんだ。堂々としていなさい。大丈夫。お前のことは絶対に守る。お前を負け犬なんかにさせてたまるか」
 
井川は樋熊に頭を下げると、泣きながら謝った。
 
合宿も終盤を迎え、樋熊は皆に向かって語りだした。
 
「みんな、合宿をやってみてどうだった?先生は君たちの普段見られなかった一面が見られて良かったと思っています。誰にだって欠点はあります。コンプレックスだって持ってる。もちろん私も持ってます。でもそれは弱点じゃないんだ。それは個性なんです。違った個性を持ってる一人一人が、互いを信じ合い力を合わせればどんなに高い壁だって乗り越えることができるんです。みんなは一人のために。一人はみんなのために。いいチーム作りはいい音楽作りになる。誰一人欠けてもダメなんだ。夢はみんなで掴もう!」
 
無事合宿が終わったが、樋熊には黒い影が忍び寄っていたのだった。
第4話の感想はここをクリック
今回は井川が心を開こうともがいていった会でした。井川もですが、吹奏楽部では家庭に色々問題を抱えている生徒も多く、樋熊の熱意と温かみのある言葉が更に染みていっている気がします。今回も樋熊と青島達の行動や言動で井川の閉ざされていた心が開き、自分に自信を持つことができていたように思います。
 
それにしても、明宝高校の生徒は最悪ですね。恐らく頭も良く吹奏楽のレベルが高い高校という設定のようですが、タバコ問題は今回では解決しておらず、次回この問題がどのように関わってくるのか気になります!こうゆうことに関しては鮫島がなにかとうるさく出てきそうですが、次回樋熊がなんとかしてくれることを祈りましょう。
<見逃し動画>第3話
 
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第3話の公式あらすじ

青島(村上虹郎)らと対立する上級生・陣内たちとの抗争は、その激しさを増し、ついには高杢(太賀)、桑田(佐野岳)の2人が拉致された。安保(北村匠海)らが吹奏楽部に入ったことで分裂した形となった青島ら5人の元バンドメンバーだが、青島は木藤良(真剣佑)と共に拉致されてしまった高杢らを助けに駆けつける。ほどなく、二人の後を追った樋熊(寺尾聰)が間に割って入るが、事態は警察沙汰となってしまった。
「仲間を助けようとした気持ちに希望を持ってほしい」と言う樋熊に対して、教頭の鮫島(升毅)は青島と木藤良を退学にしようと小田桐校長に進言するが、小田桐校長(石坂浩二)は「教育委員会へ報告しなければならないから私が預かる」と言ってその場を収めた…。
 
そんな折、“音楽の甲子園”と呼ばれる全国大会を目指す美崎高校・吹奏学部員たちは、樋熊の提案により、各楽器それぞれのパートリーダーをオーディションで決めることになった。パートリーダーになって青島たちに認めてもらおうと安保、高杢、桑田は練習に励むことになるのだが、吹奏楽初心者の安保らがどこまで頑張れるのか? そんなある日、樋熊は新井(尾美としのり)から、木藤良についてある話を聞かされる。その話とは?
 
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新たな道へ
夜の見回り運動中、ただならぬ様子で走って行く青島と木藤良を目撃した樋熊は急いで後を追っていくと、陣内達に暴行された高杢と桑田を発見する。樋熊は陣内に殴りかかろうとする青島と木藤良を止めようとするが、1人の力ではどうしようもできなかった。
 
そうこうしているうちに警察がやってきて、青島達は事情聴取を受けることになった。同じように夜回り運動をしていた鮫島は青島と木藤良を退学処分にすると言い放つが、樋熊は吹奏楽部に入部させて面倒を見ると強く主張する。
 
樋熊は吹奏楽部でのコンクールの自由曲を発表した。曲はアルフレッド・リードのエルカミーノレアル。スペイン語で王の道。
パートリーダーを決めようとすると、安保達が立候補し、他のみんなもこぞって立候補に並んだ。そこで樋熊はパートリーダーをオーディションで決めると言い、皆それぞれ練習に励み出す。
 
 
自分のやりたいこと
教室にて、木藤良は新井からアメリカへの音楽留学の手続きの話をされていた。樋熊がやってきて背中を押そうとするが、木藤良は樋熊に留学へ行くのはもうやめたのだ告げた。
 
「あなたがうちの学校へ来なければ行くつもりでした。僕1人欠けても仲間は一つだったから。ひどい先生ですね」
 
「人のせいにするな。お前、自分の一番やりたいことがわからなくなってるんじゃないのか?だとしたらお前達は前から壊れてたんだ」
 
「壊したのはあなたですよ」
 
「桑田達がパートリーダーのオーディションに手を挙げたのはどうしてだと思う?本気だってとこをお前達に証明してみせたかったんだよ。また一つになってお前達と音楽がやりたかったんだよあいつらは。なぁ青島」
 
そんな時、有馬が樋熊を呼びにくると、部室で桑田が井川に殴りかかろうとしていた。
 
樋熊が状況を尋ねると、井川や他にも桑田達をよく思わない生徒たちが桑田達を邪魔者扱いしたことで、桑田達は怒って殴りかかろうとしていたようだった。
 
樋熊はその騒ぎを受け、今日は部活はやめだと言うと、みんなでカラオケ行こうと言い出した。
 
一触即発の事態は樋熊の機転によりおさまると、安保、高杢、桑田がパートリーダーになるべく、5人でバンドを練習していた倉庫でも吹奏楽の練習に励んでいた。そしてその様子を青島が傍から見ていた。
 
 
こわれたもの、つなぐもの
木藤良と青島の退学処分についての判断が下されることになり、2人はなんとか退学を免れることができたとの決定がされた。樋熊は有馬と共に喜び、直接伝えたいからと有馬に木藤良と青島の家の場所を聞く。有馬は5人がよくバンドの練習をしていた倉庫に行けばいるだろうと伝えた。
 
一方、木藤良は安保達が部室から出てくるのを待ち受けると3人に告げた。
 
「みんなの今のレベルじゃ、パートリーダーなんかになれないよ。でも諦めずにやるなら、協力するよ」
 
木藤良が笑顔で告げると安保達ははしゃいで喜んだ。そして、早速木藤良に練習を見てもらおうと5人でよくバンドの練習をしていた倉庫へ向かうと、そこは誰かに荒らされた形跡があり、物は壊され、すべてがぐちゃぐちゃにされていた。
 
陣内の仕業だとすぐにわかった青島は頭に血が上り、陣内の元へと向かおうとする。
樋熊は青島と木藤良が退学処分を逃れたことを告げると、桑田や安保、高杢と共に青島を止めに入り、説得しようとする。
 
「馬鹿野郎!まじで退学になんぞ!?」
 
「そうだよ!あんな奴の挑発乗って退学になったらそうすんだよ!?」
 
「手めぇら!悔しくねぇのかよ!」
 
「悔しいよ!お前がいなくなる方が百倍悔しいよ!」
 
「青島、陣内とはもう関わるな」
 
「ここはなぁ、俺たちの大事な場所なんだよ!俺たちがつくってきたもんが全部詰まってんだよ!」
 
すると木藤良は倉庫に入り、壊されたものを更にめちゃくちゃに壊していった。
 
「こんなものが残っているから裕人はいつまで経っても前を向けないんだよ!あの頃の裕人に僕らが頼ってたから、裕人は変われないんだよ。僕らは、とっくの前に壊れてたんだよ。裕人が手に怪我してからも、もう一度やろうとしたけど結局できなくて。そんな裕人に誰も何も言えなかったんだ。」
 
「そうじゃねぇ。ダメにしたのは俺だよ。お前らをバンドに誘ったのに、俺が逃げたんだ。」
 
「青島。お前も頼ればいいんじゃないか?こんなに自分のことを思ってくれる仲間はそうできるもんじゃない。頼ればいいんだよ。それが仲間だろ。全員一緒に居られるものあと1年だけだ。嫌でもみんなバラバラになるんだよ。お前たちには繋ぐものがあるじゃないか。音楽があるじゃないか。一人じゃ叶えられない夢があるんだろ?」 
 

吹奏楽部の部室ではパートリーダーを決めるオーディションを始めていた。
安保達は緊張しながらも練習の成果を出そうと必死になっていた。
 
そんな時、青島はなんと一人で陣内の目の前に現れた。
 
「先輩、もう俺たちと関わるのやめてくれませんか?」
 
「はぁ?やめてくれませんかだぁ?」
 
「頼むからもう関わらないでください」
 
青島は土下座して陣内に訴えた。
 
「先輩たちと喧嘩してから俺たちはだめになりました。でもあいつらはまたやりたいことを見つけたんです。安保達は樋熊に夢をもらったんです。だから関わらないでください!その代わり、気が済むまで俺を殴っていいんで」
 
「あのじじいもお前と同じこと言ってたよ」
 
樋熊は一人で陣内の元に向かい、一人で陣内を説得して殴られ、手に怪我を負っていたのだ。
 
「樋熊が?」
 
「バカだろ?あのじじい」
 
「バカだよ。音楽バカだよ。ハハハ!」
 
青島は突如狂ったように笑いだし、陣内はその場を後にした。
そこへ木藤良がやってきて、ここだと思ったと言い青島に手を差し伸べた。
 
 

学校に戻った青島は吹奏楽部の部室へと足を運んでいた。
 
「勝手に陣内のとこ行って怪我すんなよ、樋熊。俺たちのために殴られてもいいなんて言うんじゃねーよ。俺たちが見せてやるよ」
 
「え?」
 
「ステージに上がる夢。俺たちが見せてやるよ」
 
「それって?」
 
「こいつうぜーからよ、入ってやるよ。なぁ先生」
 
「じゃぁ僕もやろ」
 
樋熊は煙草を取り上げると2人と握手を交わした。
そして2人は吹奏楽部へ入部することとなり、青島はトランペット、木藤良はサックスを担当することになった。
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陣内にみんなでバンドを練習していた思い出の詰まった倉庫が壊されてしまい、また暴力沙汰が起きてしまうのではとひやひやさせられましたね。しかし木藤良が倉庫にあるものをさらにめちゃくちゃにして、すべて真っ新なゼロの状態に戻していました。最初は何を血迷ったのかと思ってしまいましたが、新たな道を進もうという表れだったのですね!壊れかけていた絆をまた繋ぎ合わせ、またみんなで音楽をやろうと青島と木藤良が決めた瞬間でもありました。
 
めでたく2人が吹奏楽部に入部し、心を開いてくれようとしていますし、このまま何事もなくうまくいけばいいのになぁと思ってしまいますが、吹奏楽部には青島達を良く思わない人もいたりしていますし、部活がこのままうまくいくのかどうかは少し不安が残ります。吹奏楽の甲子園と言われるコンクールも待ち受けていますし、今後の吹奏楽部の運命はどうなるのでしょうか?次回、どんな展開が待っているのか気になります。

<見逃し動画>第2話
 
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第2話の公式あらすじ

青島(村上虹郎)ら不良グループの嫌がらせにより、発表会に出場することのできなかった美崎高校吹奏楽部。気まずそうな生徒たちを前に「初舞台をどうするか考えないと」という樋熊(寺尾聰)。そんなとき副部長の井川(健太郎)が、吹奏楽部の甲子園と呼ばれる“全国吹奏楽部コンクール”を目指そうと提案。「大きな目標を持てば今をくいのないないものにできるはず」との樋熊の言葉に、部長の渚(石井杏奈)も「やります!」と力強く答えた。
また、青島たち5人が音楽室で暴れたことを問題視した教師の新井(尾美としのり)と鮫島(升毅)は、今度問題を起こしたら退学にすると騒ぐが、樋熊は責任を持って吹奏楽部で面倒を見ると言い切る。
 
そんな折、かつて青島らのライブをメチャメチャにした上に、青島の手に深い傷を負わせた卒業生・陣内剛史と、横須賀の街角で偶然にも再会してしまう5人。陣内の挑発により一触即発の状態となったが、陣内が仕事中だったこともあり何とかその場は収まった…。 が、その翌日、陣内はある行動に出る。いったい、その行動とは!?
 
<出典>TBS公式

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目指せ甲子園
樋熊は青島達に真摯に向き合い、吹奏楽部へ入らないかと勧誘するも、青島達は馬鹿にして相手にしようとしなかった。
 
他の吹奏楽部の部員達も、青島達を煙たがり入部してほしくないと口々に言っていた。しかし有馬は皆が発表会に来なかったことから、人のことを言える立場ではないと指摘する。謝る部員達をよそに、樋熊はその先を考え、初舞台をどうしようかと考えていた。
 
頭を悩ませる樋熊に、副部長の井川宏達(伊藤健太郎)が全国吹奏楽コンクールを目指してみるのはどうかと提案をする。全国吹奏楽コンクールとは、野球で言う甲子園のようなものだった。樋熊は目標ができたことに喜び、早速吹奏楽の甲子園に向けて練習に励もうと取り組む。
 
そこへ社会科教師の新井(尾美としのり)から密告を受けた教頭の鮫島がやってくると、青島達の部室での暴挙に関して問い詰めてきた。鮫島がまた青島達が問題を起こしたら退学にすると強い口調で言うと、樋熊は自分が面倒を見て責任を取ると答えた。
 
 
樋熊の熱意
吹奏楽コンクールを目指そうと決めた樋熊だったが、コンクールに出るために練習を重ねる以前に、規定となる部員が足りないことに悩んでいた。そこで毎朝の挨拶共に、吹奏楽部の部員の勧誘を始めることにす決めた。
 
樋熊の勧誘の甲斐あってか、木部郁夫(藤原薫)が吹奏楽部に入部してくることになる。
木部は赤い髪の不良で、最初は樋熊を無視していたが次第に心を開いてくれるようになっていた。
 
部員の勧誘をしながらコンクールに向けて部員と練習に励んでいると、陣内剛史(高畑裕太)が大勢を引き連れて学校へ乗り込んでくる。陣内は青島達に何かと因縁をつけてきて、青島に怪我をさせた張本人だったのだ。
青島達が陣内の目の前に現れると、まさにこれから乱闘が始まろうとしていた。
 
樋熊は双方の間に立ち憚ると、陣内に青島達に関わらないでほしいと頭を下げるが、虫の居所が悪い陣内は樋熊を殴り倒す。それでも樋熊は見守ってほしいと何度も陣内を説得しようとした。陣内は頭に血が上り、バッドを持ち上げ、樋熊に振り落とそうとした。
新井が機転を利かせ、電話で警察を呼ぶフリをしたことで、すんでのところで樋熊は殴られずに済み、陣内達はその場から去っていった。
 
 
安保とトロンボーン
美咲高校の教師達は鮫島の発案から、生徒達を不良や暴力から守るべく夜の見回り運動を実施していた。鮫島の行動に感心する樋熊だったが、実際は美咲高校の不良を見つけては退学にさせるというのが鮫島の魂胆だった。
 
樋熊は夜の見回り運動に参加していると、安保と高杢と桑田が警察官に追いかけられているのを目にする。3人はゲームセンターで桑田がタバコを吸っていたのを目撃され、逃げ惑っていたのだ。逃げ遅れた安保が警察に問いただされているところで、咄嗟に樋熊が父親の振りをし、なんとか事を穏便に進めようと画策した。
奈津紀が2人を迎えに来る形で事は収まり、安保は家へと帰っていく。
 
「安保!」
 
「あ?」
 
「高校卒業するまで、あと1年もないんだぞ?」
 
「なんだよ?」
 
「やりたいことを思う存分やれ。諦めずに。頭で考えるな。心で動け。そしたら俺はいくらでも背中を押してやる。音楽はハート。人付き合いもハートだ」
 
「うるせーよ」
 
安保はショーウィンドウに映るトロンボーンを眺めながら、青島達とバンドをやっていた頃を思い出していた。
 
 
壊れたもの
吹奏楽部員を募集してから続々と入部が増える中、樋熊は今日も青島達の勧誘をやめないが、青島達の反応は変わらないままだった。
 
一方樋熊は鮫島から補導されたことを突き止められ、誰と一緒にいたのかと問い詰められていた。樋熊は処分しないと約束するならその生徒の名を言うが、そうでなければ言えないと言い張る。
その様子を聞いていた青島達はその生徒が安保のことではないかと勘付く。樋熊は木藤良にバンドでやっていた音楽を聞かせてほしいと言うが、木藤良は話を逸らし、樋熊が自分達のつくってきたものをぶち壊そうとしていると忠告のように言った。
 
安保が再びショーウィンドウでトロンボーンを見ていると、店員に見てみないかと勧められ、初めてトロンボーンに触れた。一方木藤良は5人でバンドの練習をしていた小屋に1人で向かい、当時の思い出が甦ると、余韻に浸るかのように徐にサックスを吹き始めた。
 
安保はトロンボーン用のマウスピースだけを購入し、吹奏楽部の部室でトロンボーンを吹いてみようとしていた。その姿を見ていた高杢と桑田に向かって吹奏楽をやると伝えたのだった。高杢と桑田は樋熊に影響されそうになっている安保を疎ましく思い、このままでいいだろうと説得する。
 
「お前らだって音楽やりたいんだろ?思ってること言わないなんて本当の、仲間じゃないだろ、優しさじゃねーだろ」
 
そこへ、安保達のただならぬ様子を心配した青島がやってくると、安保は自分の気持ちを青島に伝える。
 
「みんなで吹奏楽やってみないか?」
 
「俺はやんねーよ」
 
「俺はみんなともう一度音楽がやりたいんだよ」
 
「離せ」
 
安保は青島がバンドに誘ってくれた時のことを語り出す。安保は1年の時青島に誘われ、学校に楽しみができたと同時に、青島の言葉に救われたのだった。
 
「もう自分に嘘は付きたくないんだ」
 
「黙れ」
 
「俺は青島とまた一緒に音楽がやりたい」
 
青島は安保を殴り、止めようとした高杢と桑田も殴り倒した。
 
「青島どうしたんだ!?何があったんだ?」
 
部室のトロンボーンが飛び出ていたことから何かを察知した樋熊が屋上に様子を見に来て状況に戸惑った。
 
「うっせー!全部てめーのせいだろ!」
 
殴りかかろうとする青島だったが、冷静になり、吐き捨てるように呟いた。
 
「解散だ。俺たちは解散だよ」
 
 
兆し
1人海辺に佇む青島に木藤良が近付いてきた。
 
「安保達吹奏楽部に入るのかなぁ?」
 
「お前もやりたきゃやれよ。まだ吹いてんだろ?」
 
「じゃあ僕も殴ってもらわないと。ああでもしないと、安保達やらないもんね?優しいね、裕人は」
 
「うっせ」
 
一方安保と高杢と桑田は樋熊に起きた事の全てを打ち明けていた。樋熊は心でぶつかったことを称賛し、関係が壊れても安保達ならまた元に戻ることができると告げた。 
 
「あのさ、俺達さぁ。入ってもいいかな?吹奏楽。教えてくれよ。俺たちに。樋熊先生」
 
「あぁ。いくらでも教えてやる。できるまでとことん教えてやる。そのかわり、タバコはやめなさい!」
 
「まじかよ!?」
 
そして安保と高杢と桑田はめでたく吹奏楽部に入部し、安保は樋熊にバンドで演奏していた曲のデータを渡した。高杢と桑田は早速楽器店に立ち寄り上機嫌で帰宅しようとしていたのだが、帰りに陣内達に待ち伏せされ、激しい暴行を受けていた。陣内は青島を呼び出し、一触即発の状況となっていた。
第2話の感想はここをクリック
今回はなんと安保と高杢と桑田が吹奏楽部に入部することを決めたという展開がありましたね!樋熊の真っすぐな熱意が通じたようでとても感動的な場面でした。そしてなんと言っても安保役を演じた北村匠海さんが今回の回ではかなりキーパーソンとなっていたので、北村匠海さんの回と言っても過言ではないのではないでしょうか。樋熊先生演じる寺尾聰さんと教師と生徒という関係で共演し、現在ではかなり活躍が目立っている北村匠海さんですが、北村匠海さんが報知新聞社主催の映画賞「第42回報知映画賞」の新人賞を受賞した際に寺尾聰さんがサプライズでお祝いにかけつけたりもしているみたいで現在でもよい関係を築いているのが伺えます。北村匠海さんは尊敬する人に寺尾聰さんを挙げているようですので、この共演がきっと彼にとっていい影響を及ぼしたのではないかと予想されますね。2人とも歌もうまくて演技も上手でと、マルチに活躍されているところも素敵です。
 
感動的な場面もありましたが、忍び寄る黒い影の存在がまた気になってしまいます。3話は一体どんな展開になってしまうのでしょうか。
<見逃し動画>第1話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第1話の公式あらすじ

ある日の横須賀埠頭近くの公園、初老の男の指揮により、少年少女らによるブラスバンドの音が鳴り響く。「やさしく、丁寧に…」と声をかけながら、それでいて情熱的に指導する樋熊(寺尾聰)を興味深く見つめる美崎高校・校長の小田桐(石坂浩二)。定年まで最後の1年、問題の多い美崎高校の生徒と向き合い、よい形で高校生活を送らせてあげたいと切に願っていた小田桐は「今まで子どもたちの目線に合わせて接してきただろうか?」と感じていた。そんな時、樋熊のような人間を学校に迎え、一から指導を見直そうという決意により、美崎高校へ来て欲しいと樋熊へ頼み込む。
 
その話を聞いた樋熊の娘、奈津紀(多部未華子)は父に反対するが、小田桐の熱意に押された樋熊は、ちょっと覗くような気持ちで美崎高校を訪ねる。すると、ひょんなことから不良グループの青島裕人(村上虹郎)と木藤良蓮(真剣佑)、安保圭太(北村匠海)、高杢金也(太賀)、桑田勇治(佐野岳)と出会った。好き勝手にふるまう彼らの態度を諭そうとする樋熊だが、青島らはまったく相手にせず「ここじゃ、俺たちが法律だ」と、完全に大人をなめ切った態度だ。
そんな彼らに触れた樋熊は、ここ美崎高校で生徒たちと向き合うことを決心。全校生徒の前で元プロのサックス奏者だったと紹介された樋熊は「もっと今という時間を大切にして夢中で生きてみませんか?」と呼びかけた。そんな樋熊の言葉に心を動かされた吹奏楽部の部長、有馬渚(石井杏奈)は、吹奏楽部の顧問になってほしいと頭を下げる。
ほどなく、樋熊の指導による部活が始まるが…。
 
<出典>TBS公式

第1話のネタバレはここをクリック
樋熊先生の誕生
小田桐寛治(石坂浩二)が校長として勤務する美崎高校は、生徒たちの暴力や非行が横行しており、多くの問題を抱えていた。定年間近となった小田桐はなんとかして学校の問題を解決できないものかと頭を悩ませていた。
 
そんな時、通りすがりの公園で樋熊迎一(寺尾聰)が小学生たちに真摯に向き合い、熱心に吹奏楽を教えている姿を目撃する。
樋熊は元プロのサックス奏者だったが、ある事故をきっかけにプロを断念し現在は自宅や野外で音楽を教えるなどして活動していた。
 
樋熊の教え方や姿勢に感銘を受けた小田桐は樋熊を臨時講師として働いてくれないかと勧誘する。
 
小田桐に説得され、美崎高校に見学に行った樋熊は校長室へ向かう途中、屋上から落ちてきたタバコで火傷しそうになると、すぐに屋上へ駆けつけた。そこにいたのは青島裕人(村上虹郎)、木藤良連(新田真剣佑)、安保圭太(北村匠海)、高杢金也(仲野太賀)、桑田勇治(佐野岳)の5人だった。青島達は美崎高校の中でも手の付けられない不良グループだった。
 
樋熊は誰がタバコの吸い殻を落としたのかと問い詰めるも、青島に殴られ、5人は去っていってしまう。ただならぬ様子に気付き、小田桐はかけつけて樋熊の様子を心配そうに見つめる。
 
「それにしてもひどい学校ですね。しかしそれだけやりがいがあると言うもんです」
 
「え?」
 
「で、いつから来ればいいですか?」
 
「ありがとうございます!」
 
樋熊は非常勤講師を受けることを決め、小田桐は驚きながらも歓迎した。
 
 
過去
全校集会で晴れて新任の非常勤講師として紹介された樋熊。
音楽業界で多く活躍してきたプロのサックス奏者だったということもあり、それを知った吹奏楽部部長の有馬渚(石井杏奈)は、樋熊に吹奏楽部の顧問になってほしいと頼み込んだ。
 
樋熊は顧問を引き受けるが、美崎高校の吹奏楽部の実力を目の当たりにし、少し困った様子を見せる。美崎高校の吹奏楽部は大きな大会に出たこともないような弱小チームだったのだ。
 
樋熊は翌日から校門に立ち、生徒一人一人に朝の挨拶しながら部活に入って高校生活を楽しもうと声をかけていた。するとバイクで通学してきた生徒に向かって、校則で禁止されているからとバイクに鍵をかける。必死に生徒たちと向き合おうとする姿勢をみせる樋熊だったが、教頭の鮫島(升毅)は不良たちを刺激しないようにと釘を刺した。
 
一方バイクに鍵をかけられた生徒の様子を見た青島達はそんな樋熊を疎ましく思い、吹奏楽部に乗り込むと教室を荒らして邪魔に入った
冗談で入部しに来たという青島達に本気で入部を勧めるが、樋熊の説教に嫌気が差した青島達は見学しに来ただけだと言うとそのまま去っていった。
 
樋熊は青島達が荒らしたせいで割れたガラスを片付けていると、有馬から青島達が以前はバンドをやって音楽を楽しんでいたことを聞かされる。有馬は青島と木藤良と幼馴染で、青島が“変わってしまう前”を懐かしがった。学校祭でライブを行った青島達は、彼らを快く思わない先輩たちから嫌がらせをされ、乱闘騒ぎになった。その際に青島が怪我を負ってギターが弾けなくなってしまい、それから5人はバンドを辞め、音楽からも遠ざかるようになっていたのだ。
 
 
新しい夢
青島は自分のよく行くライブハウスのチケットを売りさばいてほしいと頼まれ、木藤良たちと共に、学校の生徒たちに無理やりチケットを買わせていた。
それを聞きつけた樋熊は執拗に青島達を追いかけ、恐喝まがいなことを辞めるように説得する。
 
「音楽で稼ぎたいなら、自分の演奏で稼いでみろ」
 
「音楽なんてやんねーよ」
 
「音楽好きなんだろ?こんなところでふてくされてないで、みんなでもう一度ステージに上がってみたらどうだ?青島、青島裕人。ギターを弾けなくてもトランペットなら吹けるぞ。木藤良連。サックス吹いてたって?どうだ、吹奏楽部でやらないか?安保圭太。キーボード弾いてたんだろ?だったら音感はいいはずだ。トロンボーンはできる。桑田勇治はベースか。低音なら、チューバだな。高杢金也はティンパニー」
 
「俺の理由はどうした?」
 
「ドラムを叩いてたんだろ?ドラムもティンパニーも同じ打楽器だ。自分でぶち壊したものは自分じゃなきゃ直せない。俺にはそれがよくわかる。お前たちはまだ若いんだからいくらでもやり直すことができる。あと1年。俺がお前たちを応援する。だから一緒に新しい夢を見てみないか」
 
「おめーうぜーよ」
 
青島はチケットで得た金をぶっきらぼうに樋熊に渡した。
 
 
練習ノート
樋熊は吹奏楽部の皆に向けてノートを差し出すと、その練習ノートに感じたこと、直したいことなどを書いてほしいと告げた。そして全員の心を一つにし、一つの音となる“美崎サウンド”を奏でることを目標にしようと伝える。
ふと有馬はプロの演奏を聞いてみたいと樋熊のサックス演奏に興味を示すが、樋熊は自分の演奏のことになると話題をそらすばかりだった。
 
その後、樋熊の厚意により、知り合いの発表会に混ぜて演奏させてもらうことになった吹奏楽部は、短い期間の中で発表会に向けて一生懸命練習に励んでいた。
発表会を翌日に控え、美崎高校の弱小吹奏楽部もなんとか音が揃いだし、本番を迎えようとしていた。
 
「皆、それぞれ胸に手を当ててみてください。君たちは口と指を使って演奏しているが、本当に聞かせたいのは君たちのハートだ。音楽は心で奏でるもの。緊張したり不安になったりしたらもう一度胸に手を置いて思い出してみてください。大丈夫だ。明日はきっと大丈夫だ。いい初舞台になる。大丈夫だ!」
 
 
初舞台
発表会当日。樋熊は美崎高校の吹奏楽部の生徒たちを入口で待ち受けるが、生徒たちは一向にやってこなかった。有馬一人だけが会場に到着したが、有馬はしきりに不安そうな表情をみせる。有馬は自分が生徒たちを呼んでくると言うと、走りながら生徒たちの家を一軒一軒回っていった。
 
美崎高校の出番が迫る中、時間になっても生徒たちが現れることなく、樋熊が謝罪する形で美崎高校の発表は中止となった。
外では雨が降り始め、ずぶぬれになった有馬が皆を連れて来られず申し訳ないと樋熊に謝ると、前日に起きた出来事を語りだす。
 
前日、発表会の練習が終わり、樋熊が教室を出た後、青島と木藤良が吹奏楽部の元へ現れていたのだった。
 
「あの人がプロを辞めた理由って知ってる?大きなコンサートをドタキャンして謝りもせずに逃げたんだ」
 
「何言ってんのあんたたち」
 
「昔のオーケストラ仲間から聞いたんだよ。ドタキャン以来あの人は楽器を手にすることはなくなったんじゃないかって。結局音楽から逃げた人間なんだよ。そんな人間にお前らはこれからも音楽教わるの?」
 
「だから明日行ったやつはぶっ殺すぞ」
 
2人は吹奏楽部の部員たちを脅し、発表会に来させないようにしたのだった。
それを聞いた樋熊は自分のせいだと言い謝るが、有馬は本当の気持ちを吐露する。
 
「先生、でもね、私だってここに来るのがすごく怖かったんです。ステージに立ってもどうせ恥かくだけだって、どこかでそう思ってたから。皆もきっと先生を言い訳にしただけで、本当はここに来る勇気がなかったんだと思う。音楽室で吹いてるだけで満足しちゃってて、本当は誰かに聞いてほしいのに、下手だけど音楽は大好きなのに。高校生活だってあと1年しか残ってないのに。なのにどうして一生懸命できないんだろう。こんなんじゃ、美崎サウンドなんて無理ですよね。なんか、悔しい。先生」 
「有馬」
 
「負けたくない、負けたくない」
 
「すまないね」
 
 

樋熊はいつもの妻の遺影の前で手を合わせていると、棚にしまってあったサックスをおもむろに取り出した。
樋熊は学校へ向かうと、校内放送で吹奏楽部の部員を募集していると生徒たちに呼びかけていた。そして、発表会に来なかった生徒だけでなく、青島達も部室に来るようにと告げた。
 
青島達が部室へ向かうとそこにはサックスを吹く樋熊の姿があった。
 
「この間は偉そうなこと言って悪かったな。すまなかった。実はお前たちと一緒で私も音楽から逃げてたんだ。5年前に交通事故に遭ってこいつが思うように吹けなくなった。それがどうしても納得できなくて、自分で自分をダメにしてステージに立てなくなってしまった」
 
「自業自得だろ」
 
「だから反省したんだ。金輪際自分には負けないと」
 
樋熊は自分が吹いていた曲の作者、オーネットコールマンの話を語りだす。
彼は恵まれない環境の中で独学でサックスを学びフリージャズの先駆者となった人物だった。
 
「コールマンに習って、私も夢をみようと思う。」
 
「その年で?」
 
「この年で夢を見ちゃいけないか?今の夢はここにいる全員に夢を持ってもらうこと。お前たちにもだ」
 
樋熊はそう言うと、青島達に吹奏楽部の入部届を差し出した。
 
「夢中になるものを見つければ、卒業だって意味のあるものになる。その日まで俺に面倒見させてくれないか?」
 
樋熊は握手は信頼の証だと言い青島に手を差し出した。
 
「入るわけねーだろ!バーカ!」
 
青島が椅子を持ち上げガラスを割って樋熊に言い捨てた。
 
「待ってるからな!お前たちの1年俺に預けてくれ!俺は諦めないぞ!」
 
青島達が去る背中を見ながら樋熊は叫んだ。
第1話の感想はここをクリック
交通事故でサックスを吹くことから逃げてしまった樋熊と怪我でバンドをやめてしまった青島。音楽が好きなはずなのに不器用になってしまった生徒たち。いわゆる不良が更正していく定番の学園モノといったところが見て取れそうではありますが、寺尾聡さん演じる樋熊が嫌味のない感じが素敵だなと感じます。そして、不良グループの生徒役は今をときめく俳優さんたちが出演されていて、それも見どころの一つなのではないでしょうか。
 
青島達が高校時代の貴重な青春を、音楽を通してどのように楽しんでいくのか、樋熊の愛と熱意のある指導でこれから青島達がどのように変わっていくのかなどが気になるところですが、果たして2話ではどんなことが起きるのでしょうか?

仰げば尊し(ドラマ)の内容

公式サイト

神奈川県立野庭高校(1980年代当時)の弱小吹奏楽部に起こった奇跡の実話『ブラバンキッズ・ラプソディー』『ブラバンキッズ・オデッセイ』 (石川高子・著/三五館・刊)に脚色を加え、オリジナルドラマとして“奇跡の物語”を描きます。
 
事故の後遺症で音楽から背を向けていた元サックス奏者の樋熊迎一(寺尾聰)と、荒廃した高校で夢を失いはみだした問題児らほか、プロミュージシャンが教育現場へ足を踏み入れることに反対する教師や父兄、決して楽ではない道程の数々…。
それでも、再び夢を見いだし、真っ正面から生徒と向き合い、満身創痍で吹奏楽指導に励む樋熊。
その姿に戸惑いつつも、樋熊の情熱に報いようと渾身の力で吹奏楽に向き合っていく生徒たち。
そこにあるのは、一人では決して叶えることのできない“感謝”と“深い絆”、そしてなによりも“音楽は心で奏でるものだ”という大切な想い……。
 
<出典>TBS公式

<出演者>

樋熊 迎一:寺尾聰
樋熊 奈津紀:多部未華子
木藤良 蓮:真剣佑
青島 裕人:村上虹郎
有馬 渚:石井杏奈(E-girls)
高杢 金也:太賀
桑田 勇治:佐野岳

<各話の視聴率>

第1話 不良VS60歳の新人教師 11.4%
第2話 夢なんてダッセェ!落ちこぼれの逆襲!! 11.7%
第3話 いくじなしの卒業 9.9%
第4話 先生の命の炎 9.9%
第5話 余命宣告への挑戦 9.3%
第6話 先生の命の授業 9.3%
第7話 最終章〜奇跡の勝利 10.6%
最終話 別れと奇跡 12.2%

第1話から最終回まで全話配信中です

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仰げば尊し(ドラマ)の感想

30代女性

教師の樋熊迎一と生徒たちの温かいやりとりが印象的でした。病気が悪化しても迎一は最後の最後まで生徒たちに温かく接していたことに感動がこみ上げてきました。最終回の木藤良蓮との会話が特に素敵だったと思います。留学を止めて県大会に出たと身勝手さを詫びる蓮に迎一は「謝ることはない。自分の人生は自分で決めればいい。お帰り」と言います。言葉とともに蓮に差し伸べられた手には迎一の優しさが溢れていました。この場面には心がじんわりと熱くなりました。そして迎一が生徒から信頼されるのは彼の温かな人柄あってのことだろうと考えました。良蓮との会話の後に部長の有馬渚が迎一に外を見せるところも良かったです。渚は生徒の皆も先生に「お帰り」と言いたがっていると言い、病室のブラインドを開けます。すると外から吹奏楽部の部員が迎一に向かって「お帰り」と叫ぶ場面に心が強く打たれました。生徒たちからの温かいサプライズは病気の迎一を元気づけたことでしょう。作中で先生は生徒を思いやり、生徒は先生を信頼しています。このドラマで描かれている先生と生徒の関係はまさに理想のように思いました。迎一と生徒たちのやりとりに心を大きく揺さぶられたドラマでした。

50代女性

寺尾聰さんが、昔はサックス奏者でオーケストラで演奏するほどでしたが、交通事故によってプロの道を諦めて、美崎高校の校長先生から説得されて吹奏楽部の教師になる樋熊迎一をさすがの演技力で演じていて、存在感がすごかったと思いました。不良グループの生徒たちに向き合ってみんなを更正させて、見せかけだけではなく一人の人間対人間として指導する姿に胸があつくなりました。多部未華子さんが、迎一の娘で最初は父親が美崎高校に行くことに反対していたのですが、情熱を受け止めて父親の手助けをする樋熊奈津紀を熱演していて、とても可愛くて自然体の演技がとても良かったと思いました。村上虹郎さんが、不良グループのリーダーで自分の夢を諦めなければならなかったことで、迎一に反抗的な態度を取り続けていたのですが、自分のことにひたむきに向き合ってくれる迎一の思いに応えて、吹奏楽に打ち込むようになる青島裕人をとてもいい味を出して演じていて良かったと思いました。真剣佑さんが不良グループの副リーダー的存在で、精神的に大人で青島を気遣っていつもまわりの仲間のことを心の中で考えている木藤良蓮を、熱演していてとても良かったと思いました。先生と生徒たちの絆が深まって行く過程が、丁寧に描かれていて、最後まで引き込まれてしまいました。

40代女性

横須賀出身の私にはとても親しみのわくドラマでした。実際現地の三崎高校は私もITインストラクターで数か月お世話になったことがあり、とても懐かしいです。ドラマは不良グループと真面目にブラスバンド部の活動に向き合っている生徒たちとの闘いには青春時代にしかできない経験を見せてくれています。お互い譲らない思いをぶつける・・・そこに生徒から慕われている寺尾彰が懸命に指導しつつも癌になってしまう。先生と生徒と不良グループの戦いの燃ゆる思いが沢山つまったドラマです。また大物俳優の演技に見どころが沢山あり演技を楽しむことが出来て何度でも見たくなります。寺尾彰が癌手術を受けるためブラスバンド部の県大会には一緒に出場できないことになってしまいましたが、代わりに娘の多部美華子が指揮を執ることになった。多部美華子は最初、父親が美崎高校に就職することも嫌がっていたのに、いつの間にか父親の信念が娘に乗り移ったのでしょう。吹奏楽部員たちは多部美華子が指導することに動揺したが、それでも県大会突破の決意を固めた。そして見事に県大会突破することが出来た。それは寺尾彰が手術した日の出来事だった。何よりのお見舞いになったことと思う。きっと病気の快復の力の源となった報告に違いありません。素晴らしい青春ドラマですね。

40代女性

このドラマを観て一番の印象は、2世俳優さんが多く出演されているということです。真剣佑さんはこのドラマで初めて知ったのですが、綺麗な顔立ちで金髪が良く似合う俳優さんだと思いました。太賀さんは、パンチパーマに髯を生やしたおじさんっぽい風貌の生徒役で、場を和ませる個性的なキャラクターがとても合っていると思います。村上虹郎さんも、このドラマを観て初めて知ったのですが、キリッとした芯の強い役が合うカッコイイ役者さんだと思いました。寺尾聰さんは、ゆったり落ち着いた感じの先生役が渋くて素敵だと思いました。音楽室での練習シーンは、私自身、高校生の頃に吹奏楽部だったので、昔を懐かしく思い出しながら観ていました。部員同士でぶつかり合うことがあっても、一つの音楽を作り上げるという共通の目標があることは素晴らしいと、改めて感じさせられました。最初は反抗的だった不良の生徒達が、自分達と真剣に向き合ってくれる先生と関わって行く内に段々と先生を信頼して絆が深まって行く様子が、これから社会に出てから人間関係を築く上でもきっと役に立つのだろうと、観ていて勉強になりました。出演されていた若い役者さん達のこれからの活躍も楽しみです。

50代男性

横須賀の弱小高校を受け持つことになった樋熊先生ですが、手強い不良生徒たちを丸め込む力がありました。美崎高校吹奏楽部をどうやってここまで伸ばすことができたのかは、先生の人柄にありました。校長先生の小田切は定年退職まで後一年だったのでおとなしくしていれば何の問題もありませんでした。しかしながら、これまで生徒の目線で向き合うことをしていなかったので心残りがありました。樋熊先生に自分の夢を託した感じがしてなりません。不良生徒たちが熱くなったのは勝つことでした。これは甲子園で勝ち抜くのと似ていました。自分の力だけでは勝てない、チームワークがすべてだと確信させました。みんなで勝ち取ったものは大きくて、生きる喜びを与えてくれたと思います。樋熊先生は病に侵されてしまい余命わずかでしたが、残りの人生を生徒たちに注ぎました。人は誰しも死んでいきますが、どんな形で最期を迎えるのかが分かりません。死のカウントダウンが始まり恐怖と戦う日が来てしまいます。生徒たちは音楽に熱い情熱を注ぎました。音楽は素晴らしいものであり、いつの世代でも人気があります。聴く人から演奏する人まで、一体感になるときがきれいな音色を醸し出します。

20代女性

不良ドラマは結構好きだったのでこの作品もとても楽しみにしていました。不良たちが悪かったのに先生に感化されて良い子になっていく姿が歳のせいなのか可愛く見えてきていたのでそういう展開を期待していました。最初は不良が他のドラマ以上の不良で普通にこんな同級生がいたら怖いなと思うくらいでした。先生は結構おじいさん先生だったしそんな体力もあまりなさそうな先生とやりあうなんてありえないし嫌いなタイプだなと思いました。でも他のドラマみたいに喧嘩中に助けてもらってとかではなくて吹奏楽でいい子になっていくのがすごく新鮮でいい話だなと序盤から思い始めました。不良って結構経験談もありきですが野球部のイメージが強かったし野球部意外に入ることってあるのかなと思っていたのですが、不良には似つかないし所属している生徒も絶対に入ってほしくないだろうなと思っていました。先生に心を許し始めて先生が病気でっていう少しべただなと思う展開でしたがしっかり感動してしまいました。しっかり練習して真面目に部活動に取り組んでいる感じはすごくかわいかったし、結局見た目だけで中身は良い子が多いよなと改めて思いましたし日曜劇場っぽいなと思いました。

10代男性

最初はよくある問題児たちが更生して目標に向かって頑張る青春物というイメージで見始めました。大体はスポーツ系が多いと思うが仰げば尊しは音楽をテーマにしたドラマでした。私が見始めたきっかけは主題歌がBUMP OF CHICKENさんだったからです。ただドラマを見続けるとまずそれぞれのメインの登場人物にそれぞれの個性があってキャラがありました。不良の5人は元プロである先生に音楽を教わるがやはり問題児なだけあって色々な問題が起きます。それらを先生と生徒が向き合って解決していき、次第に吹奏楽にも彼らは力を入れるようになります。その時点でもう私は涙腺が危なかったのを記憶しています。まさに青春という感じがして、教師に憧れる人もこの作品をみて多くなるのではないでしょうか。それほど先生がかっこよく目立っていた作品でした。ただいい所ばかり進まないのがこのドラマのもう1つのポイントだと思います。せっかくまとまってきた吹奏楽部員たちでしたが、先生は重い病気を患っていたのです。私はまさか、最悪のことにはならないよね、ハッピーエンドだよね。と願いながら見ていました。ただいい意味で裏切られることになるのです。これ以上はネタバレになるので言えませんが先生と生徒が最後どのようになるか見てほしいです。

20代女性

不良たちがなんだか可愛らしく、先生との出会いを通じて変わっていく様子を見ていると、心が温かくなっていくドラマでした。また音楽とはこんなにも人の心を震わせるものなんだということを改めて確認できたドラマでもありました。特に村上虹郎さんの演技は圧巻でした。迫力があって、近寄り難い不良の役にぴったりとはまっており、かっこよくも感じました。村上さんの演技はいつも言葉一つ一つを大切にしていることが伝わってきて、見ている方よ心にしっかりと残ります。樋熊先生のおかげで段々変わっていく青島をリアルに丁寧に演じていました。そして面白かったのが仲野太賀さんです。なかなか前に進まず、もどかしい場面もありましたが、仲野さん演じる金也のキャラクターがいつも楽しく和ませてくれたように思います。このドラマになくてはならない存在だなと感じました。そして真剣佑さんが演じる木藤もよかったです。顔もイケメンですが、楽器を演奏している姿は惚れ惚れしてしまうほどかっこよかったです。樋熊先生が身体を悪くしながらも、生徒たちに懸命に訴えかけるシーンは特に印象に残っていて、命をかけて生徒や音楽を思うその姿に心うたれました。こんな先生に出会ってみたいなと思いました。

40代男性

当時、最初は期待していなかったのを記憶しています。出演者は誰か分からずあまり有名ではなかった俳優や女優を使われている印象でした。そういったため関心が薄くなってしまっていたのは致し方なかったのかもしれません。皆が胸に手を当て同じ動作をするシーンがすごく目に焼き付いており、このドラマの印象として私はこのシーンがすごく強いのです。当時この日曜日の放送している時間をすごく待ち遠しく思っていたことを今でも思い出します。脚本が良かったのもプラスであり、視聴していてすごく気持ちのいい傑作ドラマであったと感じられました。吹奏楽部の青春をしている姿についには教頭先生が音楽室の使用を許可した時は、胸が熱くなったのを昨日のことのように思い出します。今なお思い起こしても感動できるストーリー展開で、青春のすべてを吹奏楽部の尽力にかけていた女子校生たちの心の叫びのようなものが教頭先生の心を揺り動かしたのだと思ったのでした。あのシーンは涙なくしては見られなかったですし、実際泣いていました。ライバルの優等生の高校を少し悪者にしすぎな感は否めませんでしたが、そんなヒール役を含めて随分と楽しいドラマに仕上がっていたと思います。合宿中の生徒一人一人を丁寧に観察してメッセージを送るシーン、このシーンも特に感動できるシーンであり、ストレートに心に訴えかけるそんなドラマでありました。

50代女性

荒廃が進んだ学校の校長が、公園で子供たちにサックスを教えている一人の男性に自分の高校の教師になって欲しいと頼む所からドラマは始まって行きますが、実話ということで見ていると心に響くことが多くありました。その学校の教師になることを決意した樋熊が見たのは、荒れた学校でしたが最初はこの荒れた学校がどう変わって行くんだろうと思いながら見ていました。吹奏楽部の顧問になった先生が、荒れた生徒たちを見て諦めるのではなく校門に立って挨拶をし始めた時には凄い人だと思いました。不良がいると関わらないようにする先生が多い中で樋熊先生は違い、真正面からぶつかって行き、不良グループが吹奏楽部に入部してっ来た時も受け入れる心の広さが感動的でした。とくに先生が不良グループのリーダー格である青島と自分の境遇が似ていることでより彼らを立ち直らせようとする姿が感動的でした。とくに、先生がガンに侵されてしまってからも生徒たちのことを一生懸命考えている姿が心に響きました。こんな先生がいたら、みんな真面目に生きて何かに夢中になることのすばらしさを感じることが出来るのにと心から思いました。先生が亡くなった後も、その志が残っているのが素敵でした。