カルテット(ドラマ)の無料動画を1話からフル視聴する方法【最終回まで】

カルテット(ドラマ)の動画を無料視聴する方法

「カルテット(ドラマ)」

動画配信サービス「Paravi」

第1話から最終回まで全話配信中です

 

今すぐ無料おためし

 

「Paravi」2週間無料です

無料期間中に解約すれば違約金もなく、ボタン一つで簡単に解約できます

<Paraviのおすすめポイント>
 
・TBS系列の人気ドラマやテレビ東京系列の人気ドラマが見放題
・最新の連続ドラマやバラエティ番組も見逃し配信
・アニメ、海外ドラマなどParavi独占でラインナップ!話題の新作映画も
・スマホのアプリでは動画のダウンロードも可能
スマートフォンパソコンは もちろんテレビでも楽しむこともできます
・無料期間後は、月々1017円(税込)で継続できる
 
<Paraviユーザーの声>

20代女性

下町ロケットが見たくて、登録したところ、登録後すぐに動画を見れて便利だなって感じた!スマホのアプリで見れるし、すぐ見れるところがとにかくお手軽。他の動画配信サービスでは配信されていないTBSやテレビ東京の独占ドラマがあり、ドラマ好きには必須の動画配信サービスだと思う。また、水曜日のダウンタウンなどのバラエティ番組も充実してるから、自宅で退屈なときに重宝してる♪

カルテット(ドラマ)の見逃し動画まとめ

■第1話から最終回までフル動画の視聴方法■

Paravi

■動画共有サイトを検索■

YouTube

 

注意
動画共有サイトはフルの動画でなく低品質であることが多いです。また、スマホやパソコンがウイルスに感染することもあるので、公式の動画配信サービスを利用するおとをおすすめいたします。視聴する場合は、自己責任で視聴してみてください。

<見逃し動画>最終回(第10話)
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
最終回(第10話)の公式あらすじ

罪を償うため、出頭した真紀。
 
バラバラになってしまった、カルテットドーナツホール。
 
それから一年後、彼らはそれぞれ別の道を歩んでいた。
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

最終回(第10話)のネタバレはここをクリック
まぶしい時間
早乙女真紀から戸籍を買い、早乙女真紀を名乗っていた山本彰子は、執行猶予となったものの、軽井沢には戻ることなく、どこかの団地で、新しい生活を始めようとしていた。
弁護士は「音楽を続けないのか?」と尋ねた。
彰子は「あの人たちは前みたいに受け入れてくれると思う。でも、もう私がバイオリンを弾いても、前みたいに聞いてもらえないと思うんです。週刊誌で見た人が弾くモーツァルト。それじゃあ楽しんでもらえないですよ。私が弾く音楽は、これから先、全部、灰色になると思うんです。もう、あの中に戻っちゃいけないの。それくらいね、まぶしい時間だったんです」と話した。
 
一方、カルテットは、真紀の代わりに大橋絵茉という女性をゲストに迎えて仕事に臨んでいた。
しかし、大橋絵茉は、動物のコスプレをして、肉の日のキャンペーンで演奏をするカルテットに対し、「こんな低レベルな仕事だとは思わなかった。恥ずかしいと思わないんですか?みなさん、椅子取りゲームで負けたのに、座っているふりをしているだけですよね?」と言い、帰ってしまった。
別府は音合わせをしようとしたが、家森は仕事へ行ってしまって、すずめも練習を拒否して勉強を始めてしまった。
カルテットは壊れ始めており、別府は苦悩する。
裁判が終わり、別府は「これでカルテットが復活ですね」と喜んでいたが、彰子は戻ってこなかった。
カルテットは、彰子がいなくなってから、2度目の冬を迎えていた。
すずめは眠らなくなり、徹夜で資格の試験勉強をするようになっていた。家森は週7日働くようになった。
2人ともおかしくて、まともなのは別府だけだ。別府だけが同じところに留まっていた。
別荘でひとり苦悩する別府は、回想を続けた。
 
 
あれから
あの日、早乙女真紀は別府たちの前から姿を消して、しばらくしたあと、住民票や免許証を取得した罪で起訴されてしまった。
初めは小さかった記事は、次第に大きくなって、あっという間に、真紀はテレビに映る超有名人になった。
 
やがて、カルテット・ドーナッツ・ホールのこと、別府の家族のこと、すずめの過去も記事になった。家森に触れた記事は無かった。
反面、良いこともあった。すずめも家森も仕事を続けることはできて、人の温かさを知った。別荘は買い手がつくことがなく、宙ぶらりんのままだった。別府は会社を辞めた。
疑惑を持たれたまま、早乙女真紀に執行猶予がつき、ウェブサイトには、沢山の罵詈雑言の声が届いた。
しかし、これでやっと早乙女真紀が帰ってくる。早乙女真紀の声が聴ける。別府たちはそれを楽しみにしていた。しかし、早乙女真紀は戻ってこなかったのだった。
 
 
真紀を連れ戻せ
ある日、カルテットの元に記者がやってきた。記者は「真紀が父親に毒を飲ませた」という疑惑について尋ねてきた。しかし、家森は「そういう事実がなかったから、起訴されなかったんでしょ?」と言い返した。
記者が「でも、みなさんも騙されてたんですよね?」と指摘すると、すずめは「そんなの関係ないんです。私たちは、気持ちで繋がってるんです」と答えた。
すると、記者は最新の週刊誌の記事を差し出した。そこには、笑顔の真とが男性が歩きながらコロッケを食べている写真ご掲載しされていた。「疑惑の美人バイオリニストがコロッケデート」と報じていた。
 
その日の夜、別府は「解散しましょうか。僕たち、解散しましょう。真紀さんは帰ってこないと思います。仕事もないし、これ以上続けても意味がない」と言いだした。 
すずめは「帰ってきますよ」と反論した。しかし、別府は「真紀さんは、もうキリギリスじゃなくなったんです。人生を何回も変えてきた人です。帰ってこないんじゃなくて、もう違う道を歩いてるんです」と話した。
 
さらに、別府は「すずめちゃんは寝ないし、家森さんは週7日働いてるし。もうカルテットがなくても大丈夫じゃないですか。2人だって違う道を歩いてるじゃないですか。僕だけが同じ場所に立ったままです。僕も早く自分の中のキリギリスを起こします」と告げた。
すると、すずめは別荘の2階から真紀のバイオリンを持ってきて、「道が違うなら、違う道を歩いているのなら、このバイオリンはどうするんですか?私は真紀さんから預かっててと言われたんです。一緒に待ってるって約束したんです。解散したいのなら、すればいい。でも、このバイオリンを真紀さんに返してからにしよう」と言った。
家森が「そうだね、真紀さんを捜そうか」と言う。すると、別府たちは週刊誌の写真を手がかりに、グーグルマップを使って写真の場所を突き止めて、現地を訪れたのだった。
 
しかし、付近には、ものすごい数の団地があり、真紀が住んでいる部屋を見つけるのは至難の業だった。
すると、すずめは「誘き出します」と言い、真紀のバイオリンを持って広間へ行き、演奏を始めた。
 
一方、真紀はベランダで洗濯物を干していると、聞き覚えのある音楽が流れてきたので、慌てて部屋を出た。音の方へ向かうと、広場でカルテットのメンバーが楽しそうに演奏をしていた。
こうして、カルテットは真紀と再会をはたした。すずめは「真紀さんを連れて帰る」と言い、真紀を抱きしめた。
真紀が別荘に戻ってカルテットに復帰したので、家森が「これから何て呼べば良いですか」と尋ねると、真紀は「真紀でいいですか」と言った。
家森が「あれ、見ましたよ、写真。コロッケデート」と告げる。
真紀は「あっ!あれはデートじゃないですよ。弁護士さんに相談してたら、ああなったんです」と明かした。
別府が「ですよね」と言うと、家森は「安心しちゃだめだよ。コロッケと弁護士だよ。これを足したら地球上に勝てる物はないですよ」と指摘した。真紀は「そういうのじゃ、全然ないんで」と言い、弁護士との関係を完全に否定した。
すずめが「ご飯食べ終えたら、何をします?」と尋ねる。真紀は「やりますか」と答えた。
食後、バイオリンを持った真紀は「弾けるかな。1年振りだから」と心配すると、家森は、「大丈夫ですよ。僕らも最近は全然だから」と言った。そして、近況を話し始めた。
 
家森はレストラン「ノクターン」でアルバイトをしていた。事件の後、レストラン「ノクターン」は和食に転向して、割烹ダイニングになっていて、家森は板前修行をすることになっていると教えた。
すずめも就職した不動産屋の社長が引退して店を閉めることになったので、就職のために資格の勉強をしているのだと教えた。
別府は近況を話そうとしなかったが、真紀が尋ねると、会社を辞めて無職になったことを渋々明かし、できれば、音楽教室の先生になれれば一番良いと思っているが、見つからないと教えた。
真紀がみんなの変化を聞いて動揺すると、家森は「真紀さんのせいじゃありませんよ。1年前にも、こんなふうに話したじゃないですか。好きなことを趣味にするか、夢にするか。趣味にできたら幸せだけど、夢にしたら泥沼だって。ちょうどそのときが来たんだと思います。夢が終わるタイミング。音楽を趣味にするタイミングが、向こうから来たんですよ」と話した。
別府は「夢は諦めなければ叶うわけじゃない。でも、1年間は無駄じゃなかった」と話した。
すると、すずめも「休みの日にみんなで集まって演奏するのもいいんじゃないですか?誰も聞いてくれなくても、私たちが楽しければいいんじゃないですか」と言った。 
それを聞いて動揺した真紀は、地方紙に載っているコンサートホールを示し、「コンサート。コンサートをやりませんか?このホールでコンサートをしませんか?オフシーズンだから空いてると思いますよ」と提案。
家森諭高が「このホールのキャパじゃ満員なんて」と言うと、真紀は「みんな分かってませんね。私はニセ早乙女真紀ですよ。疑惑の美人バイオリニストですよ。有名人なんですよ。ニセ早乙女真紀としてステージに立てば、このくらいのホールは満席にできます。ずっと話してたじゃないですか。いつか大きなホールで演奏したいなって。今なら、カルテット・ドーナッツ・ホールの夢が叶えられます」と話した。
別府は「たとえ、それで人が集まったとしても、その人たちは音楽を聴きに来る人じゃないし」と言ったが、すずめは「その中の誰かに届けばいいんじゃないですか?1人でも2人でも」とコンサートに賛成した。
すずめは「私も元嘘つき魔法少女です。ちょっとは人を集める役に立つかもしれませんよ」と告げる。別府も「それなら、僕も別府ファミリーの一員です」と言った。
すると、家森も「僕も一応、Vシネ出てました」と言い、カルテットはコンサートを開催することを決定した。
 
 
ラストコンサート
ある日、カルテットの元に1通の手紙が届く。手紙の主は、自分の愚かさに気付き、奏者を止めたという人物だった。
その人は、カルテットの演奏を聞いた事があると言い、手紙には「どうして止めないんですか?価値はあると思いますか?意味はあると思いますか?将来はあると思いますか?なぜ続けるんですか?なぜ止めないんですか?教えてください。お願いします」と書いてあった。
 
さて、コンサートの当日、ニセ早乙女真紀の宣伝効果もあり、マスコミも来ていた。大勢の人が来ていた。
レストランをクビになっていた来杉も、コンサート会場に現れた。
来杉はイケメンの外国人と一緒に、高級車から降りてくると、コンサート会場の入り口にいた大二郎と多可美を見つけて声を掛け、豪華な指輪を見せ、「人生、ちょろかった。アハハハハ」と笑いながら、コンサート会場へと消えていった。
さて、楽屋で準備をしていたすずめは、真紀が考えたプログラムを見て、「1曲目って、わざとこの曲にしたんですか?」と尋ねた。
真紀が「好きだからだよ」と答える。
すずめは真顔で「真紀さんを疑ってきた人は別の意味に取りそう。なんでこの曲にしたの?」と真意を尋ねた。
「こぼれたのかな。内緒ね」と答える。すずめはうなずいた。
その後、カルテットのメンバーはステージに立ち、1曲目「死と乙女」を演奏しながら、最初にカラオケボックスで出会った時の事を思い出していた。
演奏の途中でステージに空き缶が投げ込まれたが、カルテットは一心不乱に演奏を続けた。
カルテットが2曲目「ドラゴンクエスト」を弾き始めると、疑惑の美人バイオリニストを目当てに興味本位で来た人は、席を立って帰って行った。
演奏が進むにつれて観客は減っていったが、大勢の人が会場に残っており、カルテットは拍手に包まれてコンサートを終えた。
そして、カルテットは、別府の元同僚から熱海の商店街の花火で演奏して欲しいと頼まれ、初遠征が決まったのだった。
 
その日の夜、カルテットは別荘に戻ると、大皿に山盛りの唐揚げを作って祝杯を挙げた。
すずめが自分の前にあったパセリを、別府の方に追いやって唐揚げを食べると、別府はパセリを家森の方に追いやって唐揚げを食べ始めた。
すると、家森が「ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、君達」と言い出したので、すずめと別府はレモンの事だと思い、「レモンは小皿で掛けましたよ」と釈明した。
しかし、家森は「見て見て。これ何だろう。そう、パセリ。あるよね?パセリ」と言い、問題はパセリなのだと言い出した。
別府が「パセリ嫌いなんですよ。パセリくらい、いいじゃないですか」と言うと、真紀が聞き取れないほど小さな声で「家森さんが言ってるのは、好き嫌いの事じゃないと思います。家森さんが言ってるのは、『パセリ、見ましたか?パセリ、確認しましたか?』ってこと」と話した。
家森が「そう。パセリがあるときと、ないとき。ある、ない、どう?寂しいでしょ?ないと殺風景でしょ?この子たち言ってるよね?ここにいるよって」と面倒な持論を展開すると、すずめは「どうすれば良かったんですか?」と言った。
 
すると、が小さな声で「センキュー・パセリ」と教えた。
家森が「そう。食べても、食べなくてもいいの。ここにパセリがいることを忘れちゃわないで」と話す。すずめと別府は「パセリありますね。センキュー・パセリ」と言った。
すると、家森は「そう」と満足した。すずめは仕返しに、大皿の唐揚げにレモンを絞り、皿ごと唐揚げを持って逃げ、唐揚げを独り占めした。
 
カルテットはワゴン車「カルテット号」に乗り込み、熱海へ初の遠征に出発した。別荘には「for sale(販売する)」という看板が立っていた。
カルテットは海沿いの道を、歌いながら進んでいたのだが、完全に道に迷っていた。
すると、すずめは急に笑い出し、「ミゾミゾしてきました」と言った。
こうしてカルテットは熱海を目指して進んでいったのであった。
最終回(第10話)の感想はここをクリック
最後までカルテットの空気感が愛おしかったです。すずめが真紀を受け入れて、全員が真紀を受け入れている姿勢が素敵でした。ラストコンサートのシーンも秀逸でしたし、ラストのほうの食事のシーンが冒頭の唐揚げのシーンと相まってとても素敵でした。センキューパセリはこれからもずっと心の中に残っていると思います。
<見逃し動画>第9話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第9話の公式あらすじ

大菅(大倉孝二)から真紀(松たか子)が全くの別人だったと告げられた鏡子(もたいまさこ)。警察が真紀を捜査していると知り、激しく動揺する。
 
一方、真紀らの元に、別荘の査定見積書を持った不動産鑑定士が現れる。売却話が出ていたにも関わらず、真紀、すずめ(満島ひかり)、諭高(高橋一生)に黙っていたことを謝罪する司(松田龍平)。不安に思う3人に対し、司は自分がなんとかするので少し時間をくれと申し出る。
 
別荘問題はあるものの、ドーナツホールの夢を語らい、古くからの友人のような家族のような生活を送る4人。
そんなある日、真紀の元へある人物がたずねてきて……。
 
「私、早乙女真紀じゃないんです……」
真紀は一体何者なのか?
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

第9話のネタバレはここをクリック
山本彰子という女
富山県警から来た刑事は、鏡子に真紀の正体について話をした。
あのときに逮捕した自動車泥棒が名前を名乗らず、調書が取れなかったので、1週間ほど自転車泥棒を拘留していたとき、ポイントカードの話から住民票の話になったのだ。
 
戸籍は売っても罪にならなくて、それを知った自転車泥棒は「じゃあ、私、逮捕されないの?」と驚いた。「早乙女真紀」だと彼女は名乗り、14年前にヤミ金がらみの業者に戸籍を売ったことを明かした。
そのことがきっかけとなって、業者に捜査のメスが入ったことで、早乙女真紀の戸籍を購入した者も明らかとなった。それが、早乙女真紀の正体である山本彰子なのだった。
 
山本彰子は富山県の出身で、10歳の時に母親を事故で失った。そして、母親の再婚相手である義理の父親に預けられた。
彰子は義理の父親から、日常的な暴力を受けていて、家出を繰り返していたものの、その度に連れ戻されていた。そして、平成15年12月19日に、現金300万円で「早乙女真紀」の戸籍を購入して、姿を消してしまったのだった。
山本彰子の母親は演歌歌手で、彰子が口ずさんでいた「上り坂、下り坂、まさか」という歌は、山本彰子の母親の歌だったのである。
富山県警の刑事から全てを聞いた鏡子は、「父親の暴力から逃げるために戸籍を買ったんですよね?被害者ですよね?」と尋ねる。刑事は「たいがいの犯罪者は、自分を被害者と思うことから始まりますけどね」と答えた。
 
 
結果が僕です
一方、別荘では、別府がカルテットのメンバーに、実家で、この別荘を売る話しが出ていることを打ち明けていた。
真紀、すずめ、家森は「いいんじゃないですか?別荘を出て、安い部屋を借りれば」「僕たちも社会人としてちゃんとしないとね」とくちぐちに言い、別荘が売却されることを受け入れた。
 
しかし、別府は「ちゃんとした結果が僕です」と言い、昔からちゃんと練習してきたが、ちゃんと練習してこなかった仲間が世界中で活躍しているのだ、と話した。
そして、別府は「少し時間をください。別荘は僕が守りますから」と宣言をした。
 
さて、鏡子は、拘留中の息子である幹生に接見に向かって、刑事から聞いた彰子の事を話した。
「親の賠償金で、バイオリンを習っちゃダメなの?暴力から逃げるために戸籍を買っただけでしょ」と幹生は反論する。鏡子は「その義理のお父さんが亡くなられてるの。真紀さんがいなくなったときに、心不全で」と教えた。
 
その頃、来杉は、スマホで株価をチェックしていた。すると、株価が急落していたので動揺してしまう。
来杉はハイヒールを折ると、オーナーの谷村大二郎にハイヒールを治してもらい、色仕掛けで迫った。
「そういうの、止めてくれる?僕はママのことを愛してるので」と拒否されてしまう。
来杉は「そうですか」と手のひらを返すのだった。
それを見ていた多可美は、大喜びして大二郎に抱きつく。そして、来杉を解雇にした。
 
 
加害者と被害者
さて、富山県警の刑事は、拘留中の幹生に会い、彰子の事について話した。
 
彰子の母親と、事故を起こした加害者は12歳の少年だった。少年は弟が生まれてくるため、自転車で急いで病院へ向かっている途中に事故を起こしてしまった。
事故を起こした少年の家族はバラバラになった。彰子の家族は、賠償金を請求し続け、12年間で2億円を得た。それでも、加害者と被害者に分ければ、彰子は被害者になる。
 
ただ、彰子が受取人になっており、彰子が失踪したため、賠償金の支払いは停まったのだという。
それを聞いた幹生は「理由ってそれじゃないですか?被害者なのに加害者のような気持ちになって、義理のお父さんの請求を止めようとして」と指摘した。
そして、幹生が「巻真紀という名前を手に入れ、普通の人になりたかったんだ」と気付く。刑事は「そしたら、今度は夫が失踪しちゃったと。離婚して振り出しに戻っちゃったと」と告げた。
 
彰子は義理の父を殺害して失踪したのか、被害者家族への請求を止めるために失踪したのか、警察も真相を掴んでいなかった。
その日の夜、富山県警の刑事は別荘を訪れ、真紀に任意同行を求め、「明日、迎えに来ます」と告げて、帰って行った。
全てを悟った真紀は、カルテットのメンバーに「ごめんなさい。私、早乙女真紀じゃないです。嘘を付いてたんです。私、嘘だったんです。本名は別にあります。14年前、戸籍を買いました。戸籍を買って、逃げて東京へ行きました。それからずっと早乙女です。ニセ早乙女真紀です。幸い、ばれなくて調子に乗って結婚をしました。それからずっと騙してました。皆さんのことも騙しました。見つかったので、明日の演奏が終わったら、警察に行ってきます。本当の私は…私は…私は…」と打ち明けて嗚咽を漏らした。
 
すずめは「もういいよ。私たちの知っている真紀さんは、この真紀さんだから。私は真紀さんが好き。今、信じてほしいか、信じて欲しくないか、それだけ言って」と告げた。
 
真紀は泣きながら「信じてほしい」と告げると、すずめは真紀を抱きしめた。
その日の夜、カルテットのメンバーは、別府が借りてきた「スターシップ対ゴースト」という、宇宙も幽霊も出てこない謎の映画を観たあと、いろいろ遊んで、いつものように団欒を楽しんだ。
 
翌日、カルテットがレストラン「ノクターン」の演奏を終えると、真紀は「あの日、カラオケボックスで会ったのは運命だと思う」と言った。
そして、真紀は楽器をすずめに託すと、世吹すずめは「誕生日いつ?」と尋ねた。
真紀が「6月1日」と答えた。すずめは「一緒に待ってるね」と言い、楽器を受け取った。
すると、真紀は「ちょっとお手洗いに行ってきますね」と言い、1人で楽屋から出て行った。
真紀は、待っていた刑事の車に乗り込むと、「思い出したい歌が沢山あるので」と言い、ラジオを切ってもらった。
こうして、カルテットはバラバラになった。
第9話の感想はここをクリック
早乙女真紀こと山本彰子の過去が明らかになりました。まさか、真紀が戸籍を買って別人になっていた姿だとは想像もつきませんでした。真紀は、このドラマを見ているかぎり、あまり幸せそうに見えていませんでしたが、ここへきて、別人だったなんてさらに不幸な感じがして、切なくなりました。
 
しかし、カルテットのメンバーやすずめの真紀に対する情愛が深く、その絆の強さに感動しました。
 
こんな素晴らしい絆が芽生えていいなぁとも思いました。最後にはバラバラになってしまっていましたが、最終回がどうなるのか気になります。
<見逃し動画>第8話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第8話の公式あらすじ

わかさぎ釣りに行った真紀(松たか子)、すずめ(満島ひかり)、諭高(高橋一生)、司(松田龍平)の4人。初めは好調に釣れており気をよくしていたが、次第にまったく釣れなくなってため息をつきだす。嫌な雰囲気を変えるため、真紀は昨夜見た夢の話をするが、またもや諭高が持論を展開する。
 
真紀が離婚したことで、より一層4人での生活は和気藹々としたものに。そんなある日、すずめの司への想いを知る諭高は「真紀さんが離婚してピンチじゃない?」とふっかける。しかしすずめは「真紀と司をくっつけるために協力して欲しい」と諭高に頼み、真紀と司をデートさせようと試行錯誤して……。
 
全員、片思い完結!?
四角関係の行方は?
そんな中、“最後の嘘”が明らかに……。
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

第8話のネタバレはここをクリック
自分の人生を
カルテットの4人は、凍った湖の上で、氷に穴を空けて魚釣りをしながら、昨夜見た夢の話をしていた。
 
しかし、家森は「人の夢の話しを聞いても、へぇ、としか言えない」と言った。
その後、カルテットの4人が別荘に戻ると、鏡子が食事を用意してくれていた。鏡子は、ぎっくり腰が治っていた。世話になったお礼に食事を作ってくれたのである。
鏡子は、台所から4人の生活習慣は乱れていると説教していた。しかし、カルテットの4人は、説教を無視して、こっそりと料理を食べていた。
 
翌日、真紀は鏡子を駅まで送ると、離婚した幹生の弁護士の名刺を渡した。「戻ったら連絡をください」と告げる。鏡子は「もう真紀ちゃんには連絡しない。自分の人生を生きてください」と言った。そして、駅の中へと消えた。
 
 
片思い
すずめは布団の中で、片思いをしている別府のことを思い出しては、至福の時間を過ごしていた。
すずめが別荘に到着したときに、別府がナポリタンを作っていたために、一緒に食べていた。このとき、すずめが白い服を着ていたので、「ナポリタンは危険です。白い綺麗なお洋服だから」と別府が言った。そして自分がしていたエプロンを外し、すずめにエプロンをかけてくれたのだ。
 
そのとき、すずめは別府を好きになった。
家森は別府に「結婚しても、僕を追い出さないでね」と頼んだ。別府は「僕は結婚するんですか?」と驚いた。
家森は「真紀さんは離婚して、チャンスじゃないか。…今、そうか、と思ったね」と告げる。別府は「思ってませんよ」と否定した。
その後、家森は、1人でそばを食べているすずめに「前に別府くんとキスしてたよね?でも、別府くんって、真紀さんのことが好きだよね?真紀さんは離婚しちゃったし」と言った。
 
その後、家森は真紀に「別府くんなんてどうですか?相手として」と尋ねた。
真紀が「家森さんこそ、好きな人はいないんですか?」と聞いた。家森は「僕は女性を好きにならないようにしてるんで」と答えた。真紀が「なんでですか?」と尋ねると、家森は「向こうが僕のことを好きになる確率が、ものすごい低いからです」と答えた。
真紀は「家森さん、自分の事をよく分かってたんですね」と感心する。家森は「分かりすぎているからこその、この性格です」と答えた。
 
その日から、すずめは、好きな別府のために、真紀と別府がうまくいくように努力をした。さらに、すずめは別荘を出る準備として、不動産屋でアルバイトを始めた。すずめは、真紀が「これ美味しそう」と言っていた食べ物を、別府に買ってこさせたり、不動産会社の社長からもらったコンサートのチケットを真紀と別府にプレゼントをしたりした。
 
さらに、すずめは、空気を読まずに2人の邪魔をしようした家森を連れ出すと、「カルテットは続けるけど、部屋を借りて独立しようかなって。別府さんの負担になってるんです」と言い、家森に別荘を出て独立するように進めた。
家森は「すずめちゃんがここを出たいのは、真紀さんを見ている別府くんを見るのがつらいからなんじゃないの?」と指摘した。
さらに、家森は、いつもの面倒くさい持論を展開していた。しかし、すずめは家森の胸ぐらを掴んで、「協力してください」と頼みこんで、強引に承諾させるのだった。 
 
真紀の正体
真紀と別府はコンサートへ行き、デートしたあと、別府が真紀に「好きです」と告白する。
 
しかし、真紀は「2人で出会ったら、違ったかもしれないけど、4人で出会ったじゃないですか。ずっとこのまま4人で一緒にいたいんです。死ぬなら今かなっていうくらい、今が好きです」と正直に答えた。
それを聞いた別府は、納得して真紀を諦めたようだった。
 
一方、鏡子の自宅に船村が訪ねてくる。船村は、富山県警の刑事の大菅直木を連れてきていた。大菅直木は、真紀と幹生の結婚写真を差し出して、幹生を指さして「こちらは息子さん?」と尋ねた。鏡子は「息子が富山でも何か?」と。
大菅は、何も答えなかった。今度は、真紀を指さして「こちらの女性は?」と尋ねた。鏡子は「先日、息子と離婚した嫁だった人です」と答えた。
「お名前は?」と重ねて尋ねてくる。
鏡子は「早乙女真紀」と答えた。
 
大菅は、「あのですね、お母さん、こちらの女性は早乙女真紀ではありません。実際の早乙女真紀は、この方とは全くの別人です」と教えた。
鏡子はとても驚いた。「じゃあ誰なんですか?」と尋ねた。大菅は「さあ。誰なんでしょう。誰でもない女です」と答えた。

第8話の感想はここをクリック
いろいろなことがあったけれど、それぞれの恋模様が動き出した回となっていたと思います。別府のことが好きだからこそ、別府と真紀がうまくいくように暗躍したり、出ていこうとするすずめの健気さに心打たれました。自分の幸せよりも相手の幸せを優先しようとするすずめの気持ちに、胸が切なくなってしまうような回でした。別府は鈍感すぎて、ちょっと観ていて、少し気持ちがつらかったです。
 
真紀が真紀ではないなんて、一体本当は何者なのか、?誰なのか?という謎がこの後に及んで浮かび上がってきたラストにかなり驚きました。

<見逃し動画>第7話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第7話の公式あらすじ

なぜ、すずめ(満島ひかり)は縛られていたのか?
なぜ、有朱(吉岡里帆)が別荘へ来たのか?
その真相が語られていく……。
 
そして、真紀(松たか子)・幹生(宮藤官九郎)夫婦の選んだ結末とは…!?
 
終わりの始まりーー。
激動の第7話をお楽しみに!!
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

第7話のネタバレはここをクリック
幹生と再会
幹生は、真紀のバイオリンを盗もうとした来杉と、もみ合いになってしまった。そして、来杉が別荘のベランダから転落してしまう。
そこへ真紀が帰宅して、幹生と再会することとなった。
 
そして、真紀は別荘の中ですずめを探した。
「縛った。警察に通報しようとするから、動けなくした」と幹生が打ち明けた。
「警察に通報って何?」
「浜松でコンビニ強盗をした」
「警察に行こう。分からないけど、大丈夫。そんなに長くないから。私待ってる」
「人も殺しちゃった。さっき、そこで」
真紀はベランダから外を見て、言葉を失った。
「誰かに見られた?逃げよう。逃げて、誰もいないところで、一緒に暮らそう。もう刑務所から出られなくなるよ」
「なんで真紀ちゃんが。やったのは俺だよ」「まだ夫婦だよ」
「離婚届を出そう。真紀ちゃんは、ちゃんと自分の人生を」
「いいよ、自分の人生なんか。面白くないもん。こんな人間の人生なんか要らないもん」
と真紀は言った。
「ここに置いてくの?」と尋ねる。
「置いていけない」と言って、真紀は寝袋を持ってきた。来杉を寝袋に入れてどこかへと運ぶ事にしたのだ。
 
そして、真紀は2階に上がって、ガムテープで縛られているすずめに「ごめんね、家森くんたちが帰ってくるまで、すこしだけ我慢してて。今は解けないの。ごめんね。ちょっと出かけてくるね」と言った。すずめをそのままの状態にして、別荘を出た。
真紀と幹生は、庭に出ると、来杉を寝袋に入れた。そして、ワゴン車「カルテット号」に積み込んだ。
 
しかし、幹生はワゴンから真紀を閉め出すと、「この辺に湖とかあるかな?俺、この人と沈んでくる。警察が来たら、愛人と逃げたとか、適当に言っといて」と言い、1人でワゴン車を走らせてしまった。
「一緒に逃げるって言ったじゃない」と言い、来杉が乗ってきたレストラン「ノクターン」の車で、幹生のワゴンを追いかけた。
縛られていたすずめは、自力で脱出することに成功したので、真紀と幹生を追いかけようとした。そのとき、鏡子が別荘にやって来た。
「生きてました!息子さん!待っててください」と教えた。
鏡子が乗ってきたタクシーに乗り込み、すずめは真紀を探しに向かった。
 
 
生きていた来杉
ワゴンで逃げた幹生は、ダムを見つけたので、ワゴンを降りて下見をする。
ところが、幹生がそこからワゴンへと戻ると、来杉がワゴンの運転席に座っていた。来杉は、ワゴン車を高速バックで走らせて逃げてしまった。
実は、来杉は気を失っていただけだった。ずっと、死んだふりをしていたのだ。
 
その後、ワゴンで逃げていた来杉は、ノクターンの車で追いかけてきた真紀と遭遇する。来杉が生きている事に驚いた真紀と車を交換した。そして、ノクターンの車に乗り込んで走り去った。
 
その日の夜、真紀を捜していたすずめは、コンビニに停まっているワゴンを発見し、そこでコンビニで買い物をしていた真紀と再会した。
すずめは真紀に、別荘に戻ろう、と促したが、真紀は「今はちょっと」と言った。
すずめは、ワゴンに幹生が乗っている事を察知し、「犯人隠匿罪?当たり?行かないで」と言った。
「夫婦なの。彼のことが好きなの。抱かれたいの」と言った。すずめを残してワゴン車に乗り込んだ。
 
その後、真紀と幹生は、東京のマンションに戻った。真紀は幹生が脱ぎっぱなしにしていた靴下を片付けた。
巻真紀はテーブルに花を飾り、幹生と食事した。幹生は「やっぱり、離婚届を出して、警察に行く」と言った。
真紀は「3年間、ずっと幸せだったよ。好きだったよ」と言った。最後の晩餐を楽しみ、お互いの結婚指輪を外し、一緒に区役所へ行って離婚届を提出した。
真紀は、幹生と別れて歩いていた。会社の倉庫に閉じ込められている、別府の事を思い出し、助けに行った。無事に別府を救出した。
 
翌日、真紀は別荘で夕食を食べながら、カルテットのメンバーに離婚したことを報告。名字が「早乙女」に戻ったと言った。カルテットのメンバーは真紀の名前の話しで盛り上がった。
 
一方、鏡子は、ぎっくり腰を起こしており、そのまま別荘の2階に居候していた。
真紀とすずめは、暖炉の前に座っていた。
「結婚する前に彼がくれた詩集。私にはちょっとよく分からなかった。彼が教えてくれる映画もね、どれも面白くなかった。こんな面白くないものを面白いって言うなんて、お面白い人だなって。よく分からなくて、楽しかった」と言い、詩集を暖炉の火に放り込んだ。
「ちょっとやりますか」とすずめは言い、真紀と一緒に演奏を始めたのであった。
第7話の感想はここをクリック
真紀と幹生のやりとりの間に、離婚を考えている、離婚に踏み出そうとしているとはいえども、ふと2人の絆が見え隠れして、愛を感じました。来杉の得体の知れないキャラクターがうざったくて、でもどこか魅力的で、見ていて楽しかったです。
 
あんなにもエキセントリックに感じていたすずめでしたが、結局すずめがいちばんカルテットのメンバーのことを想っているのではないかなと思いました。すずめがいちばんカルテットのメンバーのことを好きでいるような気がしました。
<見逃し動画>第6話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第6話の公式あらすじ

ひょんなことから、すずめ(満島ひかり)は幹生(宮藤官九郎)という男性と知り合う。実は幹生は真紀(松たか子)の失踪した夫なのだが、幹生はなぜか諭高(高橋一生)の先輩だと身分を偽る。ある思いから幹生を別荘に招いたすずめは、幹生の靴に防犯用のカラーボールの痕がついていることに気付き…。
 
一方、真紀は、軽井沢で鏡子(もたいまさこ)と再会する。「幹生を殺したのか」と問い詰められた真紀は、ゆっくりと夫婦の過去を告白して──。
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

第6話のネタバレはここをクリック
青い猿
すずめは真紀の夫である巻幹生と出会っていたのだった。
 
幹生は家森の先輩「巻村」と名乗る。そして、演奏を聴きに来ただけだと話した。すずめは真紀の夫なのだと気づいて、別荘へ招待した。
家森諭高は10万円のバイトがあると言われ、レストラン「ノクターン」を訪れる。谷村多可美はイベントから逃げ出した「青い『ふぐり』の猿」を捕獲して欲しいと頼む。
 
家森が「ふぐり」の意味が分からなかったので、「ふぐり」について尋ねた。谷村多可美はネットで検索してと言った。
家森と谷村大二郎はスマホで検索して、「ふぐり」が「睾丸」だと知ると、大喜びした。多可美は「自分に付いてるもんで、なんで、そんなに興奮できるのよ」と呆れる。
 
そこへ、出勤してきた来杉が通りかかり、「ふぐりって何ですか?」と尋ねた。
さて真紀は、鏡子と教会で会っていた。
鏡子が「出て行くなら出て行くなりの理由があるでしょう」と言う。真紀は「どうしてこうなったのか私にもわからないんです」
「気づいたときにはなくなってたから。彼の私への恋愛感情」と答えた。
 
一方、すずめは、巻幹生を別荘に招き、話を聞いた。
幹生の靴に防犯用カラーボールの塗料が付着していたので、すずめが「銀行ですか?」と尋ねた。幹生は「コンビニです」と白状した。
すずめが失踪した理由を尋ねると、幹生は「好きじゃなくなったからです」と答えた。
 
 
真紀と幹生
2013年の冬。幹生は、真紀とタクシーで相乗りすることになった。
これがきっかけで、何度か食事をするうちに、真紀は幹生を好きになっていった。
幹生は好きな作家の詩集を真紀に貸す。真紀は代わりにマスカーニのCDを聞かせる、と言って幹生を部屋にあげて、2人は結ばれた。
プロポーズの言葉は「巻真紀になっちゃうけど、いいかな?」だった。真紀が「ちゃんと言って」と言ったので、「結婚しよう」とプロポーズした。
 
2014年8月。幹生は結婚をしても恋人のような関係を続けようと思った。
「バイオリンを続けなよ」
「帰ったときに誰もいないと寂しいでしょ」結婚を機に、真紀はバイオリンを辞めて専業主婦になった。
幹生は新居に引っ越して荷物を整理していると、真紀に貸した詩集を見つけた。しおりを挟んでいるページを開いてみると、たった8ページだった。
ある日の夜、真紀が唐揚げを作った。
「絶対に最高でしょ」と喜ぶ幹生。
 
しかし、真紀が何も言わず、唐揚げにレモンをかけたので、「美味しい、美味しい」と言いながらも、箸は進まない。
 
2014年12月。幹生は、制作から本社の人事部へ異動した。真紀は「会社辞めたら?現場が好きじゃない」と言う。幹生は「俺はフリーで喰っていく実力なんかないよ」と答える。
これからは早く帰れるので、温泉に行ったり、映画を見たりして楽しもうという事になった。病院で診てもらうと子供は難しいようだった。ちょっと残念だったけど、いつまでも恋人のような関係を続けようと思った。
しかし、2人は趣味や感性が違っていて、全くかみ合わないことも多かった。幹生が真紀に合わせるようになる。
「一緒にいるうちに、無理しないでいられる関係になって、嘘もない、隠し事もない素直な自分でいられる。家族を手に入れたんだ」と思っていた。
「一緒にいるうちに、彼女も普通な人なんだって。恋をしている頃は特別な人だと思えたけど。最初の頃の、どこか秘密めいた彼女は、もうどこにもいなくて」と思うように。
 
 
すれちがい
ある日の夜、幹生が真紀にプレゼントした詩集を開いてみると、しおりの位置は未だに8ページのままだった。
幹生は「やりたい事をやって欲しい」と言って、バイオリンの再開を勧めた。真紀は「これが私のやりたいこと」と答えた。
 
しかし、幹生は「彼女の生活範囲は狭いため、話題はテレビのことばかりで。でも、俺が聞いてあげなきゃって」と思うようになっていった。
ある日、温泉に行き、結婚生活40年という仲の良い老夫婦に、真紀は「40年かぁ」と羨ましがったが、幹生は「40年かぁ」とため息をついた。
ある日、真紀が高熱を出して入院することになった。幹生は久しぶりの1人暮らしを楽しんだが、入院している真紀の事を思い出して我に帰る。
2016年1月。幹生は会社を辞めていた。真紀には何も言わず、いつも通り、出勤するふりをして家を出た。
 
ある日の夜、一緒にパエリアを作り、パエリアの鍋をテーブルに運んだ。
テーブルに鍋敷きが出ていなかった。真紀に鍋敷きを頼む。真紀は本を置いた。
その本は詩集だった。
 
次の日、幹生は3階から転落して入院した。
このとき、隣のベッドにいたのが、顔中に包帯を巻いた家森だった。
 
ある日の夜、家森はバナナを差し出した。
「昼間いらしてたのは奥さんですか?綺麗な人だったな。羨ましいな」と話した。
「あんないい妻がいて、文句を言っていたら怒られますよ。優しそうで、品があって、完璧な1億点の妻じゃないですか。寝てて掃除機で顔を吸われたことないでしょ?何で1日に3回もご飯食べるのって言われたことないでしょ?」
「唐揚げにレモンをかけられます。レモン、好きじゃなくて。入院したのも妻が原因なんですよ。俺、妻に背中を押されて、ベランダから落ちたんですよね」と言い返す。
 
ある日、幹生は部下と居酒屋で飲んでいた。
部下が「レモンをかけますか?」と尋ねると、幹生は「いらない。俺、レモン嫌いだから」と答えた。
部下は「レモンかけた方が美味しいですよ」と告げたが、幹生は「外で食べるときくらい、好きに食べさせてくれよ」と言った。
部下は「まだ結婚して2年でしょ?奥さんのこと愛してるんでしょ?」
「お前は何も分かってないな。愛してるけど、好きじゃないんだよ。それが結婚」と答えた。
このとき、偶然、真紀も同じ居酒屋にいた。真紀は、幹生が部下と話しているのを聞いてしまい、動揺して居酒屋を飛び出した。
2人はお互いにすれ違っていたが、2人とも「最後にちゃんと話そう」と考えていた。
幹生は帰宅すると、真紀からビールを受け取り、ソファーに座り、テレビを付けると、靴下を脱いで床に置いた。
真紀は、キッチンから背中を見ていると、感極まってしゃがみこんだ。
「ラー油、買い忘れちゃった。ちょっとコンビニへ行ってくるね」と言った。部屋を出た。幹生も裸足のまま部屋を出た。
幹生がマンションを出て右へ向かおうとしたが、真紀の背中が見えたので、反対方向へと走り去った。
 
真紀は鏡子に全てを話す。
「私が捜します。必ずあなたの元に連れ戻して…」
「ごめんなさい、お義母さん、離婚届を出したいと思ってます」と謝る。そのまま教会を後にした。
幹生はすずめに全てを話す。
退職金で関西へ行っていた事を話した。
 
その後、お金を使い果たした。真紀を頼って東京のマンションへ行く。近所の人が「カルテット」のチラシをくれたと話す。
すずめが笑いながら電話をかけようとすると、幹生は「警察はちょっと」と。
すずめが電話をかけようとしたので、緊縛して2階の部屋に監禁してしまう。
別府は、会社の倉庫に閉じ込められていた。家森に電話して助けを求めたが、途中で充電が切れてしまった。
 
そのとき、家森は雪山で猿を捜していた。巻真紀に電話して、「別府くん、会社の倉庫に閉じ込められちゃったらしいよ」と言った。
真紀は、引き受けると、別荘に帰って別府司の名刺を探し、会社に連絡しようと考えた。
 
来杉が別荘に忍び込み、真紀のバイオリンを盗んでいた。
 
そのとき、2階から知らない男が降りてきた。幹生だ。
幹生は来杉が真紀のバイオリンを持っていたので、取り返そうとして、もみ合いになった。
来杉は抵抗した弾みに、別荘のベランダから転落してしまう。

第6話の感想はここをクリック
真紀の夫である幹生との馴れ初めや夫婦関係が描かれていて、2人の行き違いがよくわかりました。
 
来杉が転落する衝撃のラストに驚きました。
 
また見逃せません!

<見逃し動画>第5話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第5話の公式あらすじ

東京のマンションで再会した真紀(松たか子)と鏡子(もたいまさこ)。「息子は死んだ気がする」という鏡子に、真紀は予想外の言葉を……。
 
そんな中、真紀らカルテットのもとに音楽プロデューサーの朝木(浅野和之)が現れ、クラシック音楽のフェスティバルに参加しないかと誘う。真紀は、そんな舞台には立てないと拒否するが、すずめ(満島ひかり)と諭高(高橋一生)に諭され、恐々としながらも承諾。司(松田龍平)はこのチャンスをものにするため、しばらくはひとりひとりの夢は捨てて、カルテットドーナツホールとしての夢を見ようと提案する。
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

第5話のネタバレはここをクリック
真紀さんを信じます
真紀と別府が東京のマンションにいるとき、そこへ、現れたのは、鏡子だった。
 
後日、鏡子はすずめを教会へ呼んだ。
「あの人は、夫婦の部屋に男を連れ込んでいた。幹生は保険にも入っていたし、マンションだって売ればお金になる」
「真紀さんは、そんなことをしますか?」
「幹生がいなくなった翌日に、こんな事をする人よ」
「そうは見えません」と言い、鏡子のカバンにICレコーダーを返し、すずめは教会を出た。
その後来杉が教会へと入った。
 
ある日、別府は弟と会っていた。
「別荘を売る件は、兄ちゃん次第。それより、他の3人は無職なんだろ。兄ちゃんが1人で面倒を見てるって。それで、お母さんと話し合って、追い出すみたいのもあれだし、仕事を紹介したらっていうことになって」
「できたら、仕事は自分たちで」
「仲良いのは分かるけどさ、まずはビジネスとして独立してもらわないと、色々と難しいじゃない」と告げた。
 
ある日、カルテットの前に、音楽プロデューサーの朝木国光が現れた。7月に最高峰のアーティストが集うフェスティバルが開催されることになり、カルテットに出演して欲しいのだという。
カルテットの演奏を聴いた朝木は、「今までプロになれなかったのが不思議なぐらいだ。40年間、音楽業界にいる僕が保証する。あなたたちは売れる」と絶賛。
すると、カルテットのメンバーもやる気に成り、フェスティバルの参加を決めた。
 
 
クソ野郎
その日の夜、テープ起こしの仕事をしていた真紀が思わず「クソ」とつぶやいた。
 
通りかかったすずめが驚いて「何がクソなんですか?」と尋ねた。
 
「妻を女としてみられない。恋愛感情を持てない」という男性のインタビューを原稿に起こす作業をしていた。
「夫さんの事も『クソ野郎』って?」
「友達の結婚パーティーで、『クソ野郎』って叫んだことも。夫がいなくなった次の日に」と話した。
「夫さんがいなくなった次の日に、パーティーに出たんですか?事故に遭ったとか心配しなかったんですか?」
「すぐ彼は私から逃げただけだって、分かったから」
「そのこと。お義母さんには?」
「言えないよ」
「写真、あるかな」と言ってスマホを操作したが、写真は残っていなかった。
「どんな顔して写真を撮ったんですか?」とすずめが尋ねると、「クソ野郎」と言い、満面の笑みを浮かべた。
 
それは、鏡子が持っていた写真と同じ顔だった。
すずめが安心して「それじゃ、お風呂に入ってきます」と言って立ち去ろうとする。真紀が「付いてるよ」と言い、すずめの服に付いていたゴミを取った。
 
そのゴミを見た真紀(松たか子)は疑問に思う。ゴミは鏡子のバックについている花形のラメだった。
すずめが、ICレコーダー鏡子のバッグに返したとき、バッグのラメが服に付いていたのだ。
 
 
変なコスプレ
カルテットは、音楽プロデューサー・朝木国光の紹介で、フェスティバルのピアノ五重奏に参加できることになった。
 
なぜか変なコスプレをさせられてしまった。
地球外生命体の戦闘型カルテット「カルテット美剣王子・愛死天ROO」というコンセプト
。真紀はアラサーキャラ、別府が童貞キャラ、家森がドS王子キャラ、すずめが妹キャラなのだった。
朝木は「素晴らしい」と絶賛するが、カルテットは腑に落ちない。
演奏の練習は少しで終わり、ダンスの練習をさせられた。残って練習を続けようとしたが、「接待も仕事」と言われ、お得意様との接待に行くことに。
カルテットが「衣装も邪魔になるし、ベストな演奏が出来ない」と漏らす。スタッフから「こういうテーマだし。お客様にキュンキュンしていただくために頑張ってるんです。ていうか仕事だし」と言われてしまう。
カルテットは朝木に「僕たちも注文に応えたベストの演奏を」と直訴。
 
しかし、朝木は「注文に応えるのは一流の仕事、ベストを尽くすのは二流の仕事。我々のような三流は明るく楽しくお仕事をすればいいの」と告げた。
「僕たちもせっかく選んでいただいたのだから」と食い下がる別府。
朝木は「あなたたちを選んだのは、弟さんに頼まれたからです」と教えた。
カルテットは接待の後、深夜まで、カラオケボックスで演奏の練習をした。
 
 
社会人失格の自覚
フェスティバルの当日。
カルテットは最後の音合わせをしようとしていたが、急遽、予定が変更になる。
五重奏のリハーサルができなくなったのだが、ピアノの若田がリハーサル無しで演奏するのは無理だと言って、音源を流して、演奏するフリをすることになった。
すずめは「絶対に嫌」と怒る。
家森も「こんな仕事、やる必要ない。僕たちは奏者なんだよ。演奏の不利なんて、おかしいよ」と言い、帰ると言いだした。
 
しかし、真紀は「やりましょう。ステージに立ちましょう。これが私たちの実力なんだと思います。現実なんだと思います。しっかり三流の自覚を持って、社会人失格の自覚を持って、精一杯、全力を出して、演奏をしているふりをしましょう。プロの仕事、カルテット・ドーナッツ・ホールとしての夢を見せつけてやりましょう」と提案。
それを聞いた別府が「お願いします」と頭を下げる。
すずめと家森も演奏したフリをする事にした。
 
その後、カルテットは、フェスティバルの出演を終えた。駅前の広間へ行き、路上演奏をしたのであった。
 
翌日、すずめは鏡子に電話を掛け、「最後のご報告をしようと思って。私が出した結論です。真紀さんは…」と報告しようとした。
「もういいの。あなたはもう要らないの。さようなら」と言って電話を切った。
すずめが驚きながらも別荘に戻ると、来杉が来ていた。秋葉原時代に使っていた衣装を持参したのだ。
 
そのとき、すずめは、来杉のポケットに鏡子のICレコーダーが入っていたことに気づき、全てを悟る。
真紀、すずめ、来杉が雑談をしていると、来杉が真紀に「既婚ですよね?ご主人は嘘付かないんですか?主婦業はどうしてるんですか?」と尋ねた。
すずめは、来杉の目的を知っていた。
真紀に「ロールケーキありましたよね?」と言って話題を変えようとする。
 
 
ICレコーダー
しかし、来杉は強引に真紀の夫の話題を続け、「夫婦間に愛情など持ち出すから、夫婦間で殺人事件が起きる」などと言いだした。真紀も動揺して、「ロールケーキ食べましょうか」と言い、席を立って台所へと向かった。
 
しかし、来杉も席を立って
「ご主人、もう生きてないかもしれませんね。ご主人に裏切られたと思ったから、巻さんが…」と核心に迫る。
すずめは止めようとした。
 
すると、来杉が手を振りほどこうとした弾みで、ポケットからICレコーダーが落ちてしまった。
すずめは慌てて拾おうとしたが、真紀にICレコーダーを拾われてしまった。
真紀がICレコーダーを再生すると、カルテットのメンバーが別荘に来た初日に、唐揚げにレモンを掛けるかで言い争った唐揚げレモン論争の会話が流れてきた。
他にも録音を再生すると、真紀とすずめが会話している様子が流れてきた。
会話を録音していた事に気づいて、すずめを見ると、すずめは泣いていた。真紀は激しく動揺する。
 
そして、すずめの服に付いていた花形のラメが鏡子のカバンの飾りだと確信する。
「ごめんなさい。巻さんのご主人のお母さんに頼まれたんです。あの人、おかしいんですよ。巻さんがご主人を殺したって言うんですよ。私は絶対、妄想だって思ってたから。巻さんの事を信じてたし。調べてあげようと思って」と釈明した。
「そうなんだ。ありがとう」
 
そのとき、運送業者が宅配に来て、別荘のチャイムを推した。
すると、すずめは何も言わずに立ち上がり、運送業者の対応に出るふりをして、そのまま別荘を出てしまった。
「私たちは巻さんの味方ですから」と言うが、真紀は何も答えなかった。
すずめのチェロを見つめた。
 
その日の夜、すずめは街を彷徨っていた。マスクをした男性とぶつかり、男性が転倒してしまった。
すずめが、すみませんと、謝罪していると、男性が落とした荷物の中にカルテット・ドーナッツ・ホールのパンフレットがあったので、「このカルテットってご存じですか?」と尋ねた。
「ご存じというか…」と答えたが、あまりにも声が小さかった。
「え?手、大丈夫ですか?」と尋ねる。
「犬に噛まれたんです」と答えたが、あまりにも声が小さい。
「え?」と聞き返した。
 
そのころ、真紀は家森と別府に幹生の写真を見せていたのであった。
第5話の感想はここをクリック
紛争するカルテットが面白くて、でも可愛かったです。
 
せっかくすずめが真紀に心を許し、真紀も許していたのに来杉のせいでひどいなと思いました。
 
真紀の夫さんが初登場して、これからまたどうなるのでしょうか?
 
楽しみですね。
<見逃し動画>第4話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第4話の公式あらすじ

諭高(高橋一生)が好きだと言っていたにもかかわらず、突然司(松田龍平)にキスをしたすずめ(満島ひかり)。それぞれの秘密が明らかになるとともに、少しずつ恋模様も進行していた。
 
そんなある日、別荘では“ゴミ出し問題”が勃発!司は、真紀(松たか子)、すずめ、諭高に順番で出そうと提案するが、聞く耳を持たない。するとそこへ諭高を追っていた半田(Mummy-D)と墨田(藤原季節)が訪ねてくる。半田はある写真を見せ、「この女の行方を話せ」と問い詰めるが、諭高は「知らない」の一点張り。諦めた半田は、人質とばかりに諭高のヴィオラを持ち去ってしまう。その後、写真に写っていた女性(高橋メアリージュン)との関係を聞かれた諭高は、ある秘密を告白し……。
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

第4話のネタバレはここをクリック
ゴミ
ある日、別府は、真紀とすずめと家森をベランダに呼び出し、ベランダに積み上がっていたゴミ袋の山を見せた。
別府は「僕がやるから、みんなやらないのかな?僕がやらなければ、みんなやるだろう」と思ってゴミを放置していた。
 
しかし、みんなは別府がゴミを出すと思って放置していた。
 
そこで、別府は、すずめに「朝起きてゴミ出ししてください」と告げる。
すずめは「朝は起きられません。夜だったら」と答えた。
別府が、「夜間のゴミ出しは町内会で禁止されている。見回りがあるんです」と告げると、すずめは「ゴミ袋をステルス迷彩にすればいいんじゃないですか?見廻りの人は気がつかないで、通り過ぎますよ」と提案した。
すると、別府は、「通り過ぎるでしょうね。ごみ回収車も。見つけてもらえないかくれんぼの悲しみを味わうことになりますよ」と呆れ、家森に頼むことにする。
 
しかし家森は、「お小遣いくれる?」と、頼んだ。
別府は真紀に頼もうとしたが、真紀は冬は寒いと言って拒否し、「季節で分けましょう。私は春」と言い出した。
すずめが「夏」と言うと、家森も慌てて「秋」と言った。
別府は、「ゴミを捨てない人間は、ゴミから見てもゴミです。明日から出してください」と怒ると、家森ら3人は「はい」と答えた。
 
しかし、いつまで経っても誰もゴミを出さすず、別府は「どうするんですか?このままだとゴミ屋敷になりますよ。マスコミが来ますよ」と怒る。
真紀は「別府さんでも怒るんだ。どこまで怒るか試してみましょう」と面白がる。
すると、別府はゴミ袋をリビングに持ち込み、「捨てるのが嫌なら、この子たちと生活してください」と言いだす。
 
 
家森の過去
別荘に半田がやってきた。
家森は「この人達は関係ないんで、外に行きましょうか。僕も関係ないんですけど」と言う。
半田は上がり込んで、「この女はどこにいるんだ」と言い、写真を差し出した。
家森は「根性なしの僕が、この女をかばうわけがないでしょ」と言う。
半田は家森のヴィオラを人質に取り、帰って行った。
 
真紀が写真を見て「この人誰ですか?」と尋ねると、家森「茶馬子と言って、僕の元妻で、子供もいて」と言った。自分の過去を語り始めた。
家森は俳優をしていた時に宝くじで6000万円を当てた。しかし、買ったまま忘れていて、当たったのを知った時には引き替え期限が切れていた。
家森は毎晩、飲み歩いて、スナックで茶馬子と出会った。茶馬子は飼ってたハムスターが死んだって悲しいというので、一緒に映画を観に行ったら、映画の中でもハムスターが死んで、慰めているうちに結婚したのだ。
 
別府が「どうして、離婚したんですか?」と尋ねた。家森は「僕がなかなか定職に就かなかったこともあって。結婚は、この世の地獄ですよ。妻ってピラニアです。婚姻届は呪いを叶えるデスノートです。毎日喧嘩して、離婚届を持ってこられて。それも、息子と会いたくて離婚に抵抗してたんですけど、駅から落ちて入院して…。とにかく、人生であんなに憎んだ人はいません」と話した。
別府が「で、さっきの二人組は?」と尋ねる。
「茶馬子は僕と離婚してすぐ彼氏を作ったんです。その男が、西園寺誠人とっていう金持ちのクセに親のあとも継がずに小説家になりたいって、わがままを言ってる奴で、茶馬子と夜逃げをしたんです。さっきの男は西園寺誠人の父親の部下で、西園寺誠人と茶馬子を別れさせて、家に連れ戻そうとしている」と教えた。
別府が「要するに、西園寺さんと茶馬子さんの居所がわかりさえすれば?」と尋ねる。
「まぁ、わかってるんだけど」
家森は離婚したときに、息子の光太に子供用のヴィオラを持たせた。しかし、茶馬子が宅急便で送り返してきた。
茶馬子は、宅急便の伝票に本当の住所を書かなかった。住所は偽物だが、偽装のために遠くのコンビニに出しには行かずに、消印から横須賀に住んでいる事は分かっていた。
 
あとは小学校で息子を探せば、茶馬子の住所は分かる。
家森は息子のために、半田に住所を教えなかった。
「明日、茶馬子に会ってきます。明日ちゃんと話をつけるように言ってきます」と言い、すずめに恋人役を頼んだ。
 
 
いつ終わるの?
翌日、別府が別荘の外に出ると、マスクをした鏡子が何かを探していた。
「どうしたんですか?」
「眼鏡を~」
「落としたんですか?」
「結構です」
真紀が別荘から出てきて、別府を呼び止めたので、鏡子は慌てて、近くに止めてあった軽自動車の荷台に隠れた。
真紀は別府に忘れ物を渡すと、「この間、そこでキスをしましたよね?別府さん、なかった事にしようとしてません?しれっとしてますけど、別府さんの返事を待ってますよ。すずめちゃん」と詰め寄った。
「巻さんストップ」
真紀が踏みそうになっていた眼鏡を拾い上げた。別府は、さっき、眼鏡を探した鏡子に渡してあげようとしたが、鏡子はいなくなっていた。
 
一方、家森は、すずめを連れて横須賀へ行った。小学校帰りの息子・光太と再会する。
そこへ、茶馬子と西園寺が現れた。
家森は光太を抱いて逃げる。
茶馬子は追いかけようとしたが、茶馬子の前に半田が立ちはだかった。
さて、家森は、光太から「パパ、いつ離婚は終わるの?だいだい、何月ぐらい?」と尋ねられて困惑。
 
その日の夜、家森は、真紀ら3人に「俺、カルテット辞めようかな。定職について、また家族をやり直してみようかな。俺が働いている姿を見たら、茶馬子もまた…」と相談した。
そのとき、茶馬子が、別荘にやってきた。
家森はキッチンに隠れる。別荘の住所は半田に聞いたらしい。
真紀らが話しをすると、茶馬子は「私の中ではあの男は死んでます。そう思った方が楽やし、向こうもそう思ってるやろうし。この世で一番、うっとうしいのは、もういっぺんやり直したい言う男や」と話した。
 
真紀は「家森さんは、いつも、茶馬子さんの話しをされてます。人生であんなに愛した女はいない。結婚って天国だ。妻ってノドグロだ。婚姻届は夢を叶えるドラゴンボールだって。やり直せたらって」と。
「嘘やん。あの男が、そんなん言うはずないわ」と信じなかった。家森は姿を現した。
「本当だよ。茶馬子は俺のドラゴンボールだよ。ノドグロだよ。キンキだ。クエだ」
「あとは?」
「伊勢エビ」
「魚で」
家森は言葉に詰まった。
真紀が小さな声で「関サバ」と教えてくれた。関サバと言うと、茶馬子は満足して頬を赤らめた。
2人がいい雰囲気になった。
真紀ら3人は席を外した。家森と茶馬子の2人だけにする。
家森が「どうしたの?西園寺くん」と訪ねた。茶馬子は「実家に帰った。半田さんが来てすぐや。あー、じゃあ家に帰りますって。お金もなくなってたし、私にも飽きてたんちゃうか。半田さんの顔見て、ホッとして泣いてたわ」と教えた。
「大丈夫か?」と気を遣う家森。
「男に裏切られたんは初めてちゃうんで」と言い返した。
家森は気を取り直して、「光太は3人で暮らしたいって言ってる。やり直してみようよ。俺、働くし。光太のためにもう一度頑張ろう」と言って肩に手を回す。茶馬子は「あほう。子をかすがいにするのは、夫婦の終わるときや」と言って、手をはねのけた。
 
そして、茶馬子は「もう遅いねん。アンタは絶対に言うたらあかんことを言うた。『あの時に宝くじを引き替えておけば、今頃』って。今頃なに?そこに私はおらんかったやろ。光太は?おらんかったやろ。妻ってな、夫にな、もし結婚してなかったらって、思い浮かべられることほど、悲しいことはないよ。残念やったね、6000万」と告げた。
 
 
ゴミ問題その後
翌日、半田は、人質のヴィオラを家森に返しに来た。
半田は「奥様にはこれを。社長からのお気持ちです」と言い、封筒を差し出すと、茶馬子は怒って半田をビンタした。
 
すると、半田は茶馬子の隣にいた家森にビンタをした。
茶馬子は怒りながらも、半田から封筒を受け取り、中身を確認すると、封筒をカバンの中に仕舞った。
家森が「受け取るのか」と聞く。
茶馬子は「当たり前や」と答えた。
半田が家森に「痛い思いをさせて悪かったね」と謝った。
家森は「うるさい、早く帰れ」と言った。
半田が出て行くと、家森は手にしていたヴィオラを見つめ、床に叩きつけようとしたが、茶馬子に止められた。
「あんたはそのままでええと思うよ」
 
その日、家森は光太とヴィオラの練習をして、一緒に簡単な曲を演奏した。
 
そして、その日、家森はレストラン「ノクターン」のカルテットの演奏でソロを弾いた。
光太と茶馬子は、家森の演奏を見終えると、タクシーに乗って帰った。
誰も別荘のゴミを出していなかったので、別府はベランダに積み上がったゴミ袋をみんなに見せ、「どうするんですか?」と言った。
家森は「色々あったから…。ご迷惑をおかけしました」と謝罪。
別府は「色々あってもゴミは捨ててください」と注意。
部屋の中から携帯が鳴る音がして、それを口実に部屋の中へと逃げた。
鳴っていたのは真紀の携帯で、電話に出た真紀は「ご迷惑をおかけしました」と謝罪して電話を切った。
 
別府が「どうしたんですか?」と尋ねる。
「東京のマンションで、ベランダにゴミを出したままにしてたら、異臭騒ぎになっちゃったらしくて」と話した。
真紀は車で別府と東京のマンションへ戻る。別荘のゴミを持って帰って東京で捨てることに。
「他所のゴミを出して怒られないんですか?」
「もう怒られてるので」と答えた。
 
 
5000円ありますね?
一方、すずめはスーパーで来杉と会ったので、話しながら一緒に買物をしていた。
 
その後、すずめが1人になると、鏡子がスーパー内ですずめに接触した。
すずめは驚いて来杉を確認すると、来杉はレジに並んでいた。鏡子には気づいていなかったので安心。
鏡子が「何回もメールしたんですよ。あの人のスマートフォンを持ってきて欲しいんだけど」と頼む。
「息子さんは、本当に失踪しただけじゃないんですか?今でもどこかにいて」
「だったら、なんで私のところに来ないの?私に何も連絡してこないなんておかしいでしょ?あの人ね、あの眼鏡の男と…」と告げる。
「私は巻さんの事を信じてます。巻さんは殺してません」と告げる。鏡子は何も言わずに立ち去った。
すずめがレジに向かおうとしたところ、視線を感じた。レジに並んでいたはずの来杉が背後に立っていたのだ。
「すずめさん、ちょっと1000円貸してもらえません?」
「いいですよ」と言い、財布から1000円札を取り出した。
 
しかし、来杉はすずめの財布の中を見て、「ごめんなさい、やっぱり、2000円。あっ、5000円ありますね」と言った。
 
 
真紀の想い
真紀と別府は東京のマンションについた。
別府がベランダのゴミを見て、「溜まってますね」と驚く。
「気をつけてくださいね。夫が植木をどかそうとして落ちちゃった事あるんです。腰を打っちゃって、3日入院したんです」
「へえ」と驚きながらもテーブルへ戻り、お茶を飲もうとすると、床に脱ぎっぱなしの靴下があり、不思議がる。
真紀は「夫の靴下です」と言った。
「靴下、しまわないんですか?夫さんがいなくなってから、ずっと、このままなんですか?」
「はあ」と答えた。
「僕が捨てましょうか?」
「それはゴミじゃないんで」と真紀は断った。
 
一方、別荘に残っている家森は風邪を引いて寝ており、すずめが看病していた。
家森はすずめに、駅の階段で転んで1月入院していたときの写真を見せ、「隣の人が撮ってくれたんだけど、その人、巻さんの夫さんなんだ」と言った。
「隣のベッドに巻さんの夫さんが入院していて、何日か隣同士で、何度か巻さんの事も見かけた事があったんだよ。あの日は、巻さんに会うためにカラオケ店へ行ったんだ。光太を取り返すために、お金が欲しくて。まあ、ゆすりみたいなものか。変な話しを聞いていたんで。病院に入院して3日目の夜、夫さんに打ちかけられたんだ。「俺、本当は植木をどかそうとして落ちたんじゃなくて、妻に落とされたんだからね」って。」
それを聞いたすずめは、激しく動揺。
 
東京のマンションでは、別府が真紀のために甘栗をむいていた。
真紀は別府のむいた甘栗を食べなければならないので、必死に話題を変えようとする。
「いつまで、夫さんの帰りを待ってるつもりですか?バカだなって思いませんか?靴下に恋しているなんて。今頃、夫さん、別の女の人といるかもしれませんよ。巻さんは夫さんに何て言って口説かれたんですか?きっと他の女性にも同じ事を言ってますよ。夫さんはベッドで、どこからキスするんですか?きっと今頃…」と話した。
真紀が席を立とうとすると、別府は手を握って引き留め、「愛してるけど、好きな妻じゃなくて、愛してて好きな恋人といるかもしれませんね」と告げた。
「そんなことを言ってむなしくないんですか?」
「そうですね、それは。はい」と答えた。
真紀が「じゃあ」
「あなたといると、2つの気持ちが混ざり合います。愛しくて、愛しくて、むなしくなります。語りかけても、触っても、そこには何もない。じゃあ僕は一体何からあなた奪えば良いんですか?」と苦悩を打ち明けた。
 
そのとき、真紀の部屋のドアが開いた。

第4話の感想はここをクリック
今回は家森の過去や元奥さんと子供が登場する回でした。まさか家族がいたとは思いませんでしたのでびっくりしました。
 
なかなかゴミを捨てないカルテットの人々に、私も別府さん同様イライラしました。来杉にすずめの秘密を知られてしまったことにヒヤヒヤしました。
 
また、真紀さんの夫さんが帰ってきたようなので、早く次回を見なくてはと思うラストでした。

<見逃し動画>第3話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第3話の公式あらすじ

すずめ(満島ひかり)が、いつものように別荘で気ままに過ごしていると、有朱(吉岡里帆)がやってくる。「休みなのにデートしないのか。なぜ彼氏を作らないのか」とたずねる有朱にすずめは「告白が苦手だ」と答える。すると有朱は「大人は誘惑するものだ」と語り、その方法をレクチャーする。
 
その後、ノクターンに向かう準備をしていた4人。いざ出発のタイミングで、真紀(松たか子)と司(松田龍平)が同じボーダー柄の服を着ていることに気づいた諭高(高橋一生)は、「特別な関係に見えてもいいのか」と指摘、司は急いで着替えにいく。真紀がボーダーを着るときの条件を聞くと、「昨日ボーダーを着てた人と会うとき」と諭高はお決まりの持論を展開する。
 
そんなやり取りを経てようやくノクターンに到着すると、そこにはボーダーを着た見知らぬ少年(前田旺志郎)が。その少年から「あなたのお父さん、もうすぐ亡くなります」と突然告げられ、動揺するすずめだったが…。
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

第3話のネタバレはここをクリック
すずめの過去
すずめの父、欧太郎は、病院に入院しており、姪の寛子が面倒を見ていた。
欧太郎はすずめに会いたがっていたが、超能力詐欺事件が原因で、すずめとは20年以上、音信不通になっていた。
すずめに偽の超能力を教え、超能力少女としてテレビに出演させ、「魔法少女ブーム」を引き起こして世間を騒がせたが、インチキだとバレてしまい、詐欺で逮捕されたのだ。
すずめは大嘘つき少女のレッテルを貼られた。母親は亡くなっており、すずめは事件後、親戚を転々としていた。
 
そして、寛子の家に預けられたとき、家にあったチェロを見つけ、チェロを弾くようになった。
寛子の息子の岩瀬純は、欧太郎がすずめに会いたがっていたので、「フェイスブックはやってないのかな」と思い、スマホで「綿来すずめ」と検索する。
 
 
ペットボトル1本分
すずめが別荘にいると、来杉有朱がやってきた。
来杉は「告白は子供のする事。大人は誘惑してください」と言い、すずめに「キスしちゃったらダメですよ。いつキスしてもおかしくないぞって距離を作るまでが女の仕事です。ペットボトル1本分の距離を保ってください。女からキスしたら、男に恋は生まれません」と言った。
 
ある日、すずめの元に純がやってくる。フェイスブックを検索して、カルテット・ドーナッツ・ホールのHPを見てすずめを発見した。
「綿来すずめさんですよね?あなたのお父さん、もうすぐ亡くなります。おじさん、今、千葉の病院に入院してるんです。もういつ亡くなってもっていう状態で。おじさん、最後に娘に会いたいって言っている。親子でしょ」と告げるが、すずめは笑顔で立ち去った。
 
その日、カルテット・ドーナッツ・ホールはレストラン「ノクターン」での演奏を行うがすずめの動揺が演奏に現れてしまう。
「明日って何してます?」とすずめは別府司に尋ねる。
別府は「明日は、実家に帰らなきゃいけないんです。祖父が受賞したらしくて。僕以外はみんな凄い人なんで」と言った。
「すずめさんのご家族は?」
「岡山県できびだんごを作ってます」と答えた。
 
その後、来杉に誘われてウルトラソウルをしに行った家森が帰ってきた。
「ウルトラソウルしなかったんですか?」と真紀が尋ねる。家森は何があったか話し始めた。
 
 
淀君
家森は来杉の部屋に上がってウルトラソウルしようとしたが、「そこ、気をつけてください。おじいちゃんが寝てるんで」と注意したというのだ。
狭いリビングで、来杉の祖父・父・母の3人が川の字になって寝ていた。
 
「ええっと、ここって?」
「実家」
実家は古いアパートで、家族4人が住んでいた。
リビングの奥に子供部屋があり、来杉は家森を子供部屋に連れて行くと、来杉の妹が勉強していた。
「妹、高校受験なんです。勉強を見てください。私は明日が早いんで帰ります」と言い、家森に家庭教師を頼むと、帰ってしまった。
 
妹は、驚いている家森に、「あの人、やめとたいた方が良いよ。お姉ちゃんのあだ名、淀君だから」と教えた。
妹によると、来杉のクラスだけ学級崩壊したり、アップルストアで働いていた元彼が、今は朝からパチンコ屋に並んでいるのだという。
 
 
超能力少女
すずめが1階へ降りると、真紀がダイニングテーブルでノートパソコンを打っており、ノートパソコンの横にICレコーダーがあった。
すずめはICレコーダーを見て驚き、慌ててローテーブルの下を確認すると、ちゃんとローテーブルの下にICレコーダーが貼り付けてあった。
真紀が「在宅で仕事を始めたんです。雑誌とかのインタビューをテキストに起こす」と教えると、すずめは「へー」と答えて平静を装った。
 
その後、すずめは喫茶店で、鏡子に会い、今月分の報酬を受け取った。
「もう、こういうのやめようかなって」と切り出す。
「ロッカーの鍵持ってるんでしょ?お金欲しいんでしょ?海の見えるところに移してあげたいんでしょ?」と告げた。
「カルテットの演奏もありますし」とやりとりを辞退しようとする。
「あなたの経歴を見込んで、お願いしたんです。今から行きましょうか?みんなに話しましょうか?これがあなたに一番、向いている仕事なの」と脅し、調査を続けさせた。
 
カルテット・ドーナッツ・ホールのHPに、URLだけのメール届いており、別府がURLをクリックしてみると、「超能力少女」の動画が流れだした。
すずめは動揺する。
 
翌日、すずめはバスで千葉に行ったが病院で降りることができず、そのまま乗り過ごしてしまう。
すずめは花を買い、ロッカールームを訪れた。ロッカーを開けると、骨壺があり、すずめは花を供えた。
 
一方、真紀が別荘で在宅の仕事をしていると、カルテット・ドーナッツ・ホールに電話がかかってきた。電話に出た真紀は「ワタライスズメ?」聞き返す。
事情を聞いた真紀は千葉の病院を訪れていた。
寛子が「さっき、一度、心臓が止りました。戻ってきたのは、娘に会いたいからじゃないかな」と話したが、その直後に死去した。
純は、真紀に「超能力少女」の動画を見せ、この超能力少女がすずめであることを明かした。
「検索してたら見つかって。たぶん、すずめさんのこと」と、SNSの写真を見せた。
 
4年ほど前、まだ日本で会社務めていた頃の話しだ。同僚に、ツバメちゃん(仮名)という同年代の子がいた。
ツバメちゃんはよく笑う子だった。何時も楽しそうに話を聞いている。だけど、ツバメちゃんは自分の話をする事はなかったし、ツバメちゃんが自分の話をしていないことに誰一人、気付いていなかった。
ランチも付き合わず、飲み会にも来ない。きっと1人が好きな変わった子。みんなそれ以上に感心を払わなかった。今思えば、それはそれで、ツバメちゃんには居心地が良かったのかもしれない。
 
そんな居場所が失われたのは、誰かが何気なく、ツバメちゃんの名前を検索したのがきっかけだった。
昔、超能力詐欺事件という事件があった。子供たちに大人気の魔法少女の正体がばれて、彼女は嘘つきの魔女になった。それがツバメちゃんだった。
正体が発覚した後も、相変わらずよく笑うツバメちゃんだった。こういうことは前にもあったのだろうなと思った。行く先々であるから慣れているのだ。
それ以来、ツバメちゃんのデスクに「出て行け」と書かれたメモ用紙が置かれるようになる。
それを引き出しにしまい続け、100枚ばかり溜まったころ、彼女は一身上の都合で、と言って退職願を出した。みんなが最後に見たのは、笑っているツバメちゃんだった。
私もみんなにつられて、出て行けメモを置いた1人だ。謝りたいけど、もうどこに居るのか分からないし、どこに居るのか探されるのが、なにより、ツバメちゃんが望んで居ないことなんだと思う。
 
 
同じシャンプー
それを読んだ真紀は心配してすずめに電話をかけた。すずめは電話に出なかった。
病院を出たところで、偶然、すずめを見かけ、逃げ出そうとするすずめを捕まえ、蕎麦屋に誘った。
真紀はすずめに欧太郎が亡くなった事を伝え、「病院へ戻ろうか」と告げる。
「もう注文しちゃった…、昔、父が凄くおさ世話になっていた人がいたんですけど。お金を貸してもらったり、沢山。ご飯もしょっちゅうご馳走になってた。その人が大けがで入院したんです。なのに、父はお見舞いに行かないで、家でテレビを見てたんです。ひどくないですか?あと、建築の仕事をしてたんですけど。30階建てのビルを作って、25階までできたところで、父が何か、基礎の大事なところを手抜きしてたのが分かって、初めからやり直しになったんです。それで潰れた会社とかあったのに、父はその日ラーメン屋さんで、スープがぬるいと言って作り直させたんですよ。ひどいと思いませんか?あと、母が…」と話した。
 
そこへ、注文したカツ丼が運ばれてくる。
「食べ終わったら、病院に行きますね。…ダメかな?怒られるかな?家族だから、行かなきゃダメかな?」と苦悩する。
真紀は、すずめの手を握り、「いいよ。食べ終わったら、みんなの所へ帰ろう」と告げた。
「知られたら、カルテット辞めなきゃいけないのかなって。こういう人だとバレたら、嫌われちゃうかなと思って。怖くて。怖かった。みんなと離れたくなかったから」と打ち明けた。
「私たち、同じシャンプーを使ってるじゃないですか。髪の毛から同じ臭いがして、同じお皿を使って、パンツだって同じ洗濯機に放り込んでるじゃないですか。そういうのでもいいじゃないですか」と告げた。
「泣きながらご飯を食べた事がある人は生きていけます」
すずめは真紀の車に乗って別荘へと戻る。
「私、まだ、巻さんに隠している事が…」と打ち明けようとした。
 
しかし、家森と別府が別荘にイルミネーションで飾り付けしており、それを見たすずめは驚いて言葉を飲んだ。
そのとき、脚立に上って飾り付けをしていた別府が転落したので、すずめは助けに行き、倒れている別府を起こしてキスをした。
 
 
ウルトラソウル
その日の夜、カルテット・ドーナッツ・ホールが演奏を終えた後、控え室にいたすずめは2つの鍵を握りしめていた。
別府が「もしかして金庫持ってます?」と尋ねると、すずめは「はい。でも、金庫の中身はきび団子です」と答えた。
 
一方、家森はスマホに着信したメールを読むと、みんなに「先に帰っててもらえます?ウルトラソウルです」と言って別れた。謎の男の半田と会っていた。
家森は半田にグルグル巻きにされると、階段から突き落とされようとしていた。
「喋る気になった?このお姉さん、今、どこにいるの?」と言って写真を見せた。
「もうこの人に愛情ないし、知ったことじゃないから」と家森は答えた。
第3話の感想はここをクリック
すずめの複雑な家庭環境が描かれていて、それに付随してああいう性格なのかなと思いました。それを救い出す真紀の優しさ(多分計算ではないはず)に救われた回でした。
 
家森の今後も気になりました。
<見逃し動画>第2話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第2話の公式あらすじ

真紀(松たか子)を監視するために、カルテットに加わったことが判明したすずめ(満島ひかり)。 依頼主である鏡子(もたいまさこ)に経過を報告に行くと、そもそもカラオケボックスほか二人がいたことにも、何か理由があったのではないかと疑問を持ちはじめる。
 
いつものように同僚の結衣(菊池亜希子)とカラオケに行った司(松田龍平)。 そこで結衣から、「私、多分結婚する」と聞かされる。突然の結婚報告に、戸惑いを感じる司。
さらに結衣は、結婚式の際には司らカルテットに演奏をしてほしいと依頼する。
 
煮え切らないまま家に帰った司は、3人に結衣から依頼された話をする。
仕事の依頼でもあるのに、後ろむきな態度をとる司に疑問を持った諭高(高橋一生)は、「これは行間案件だ」と言って司を追及し始める。
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

第2話のネタバレはここをクリック
手品師
すずめは喫茶店で、真紀の夫の母親の巻鏡子に会い、ICレコーダーを聞かせた。
 
すると、すずめが真紀と楽しそうに雑談をしていたので、ICレコーダーを聞いた鏡子は「楽しそうですね」と不満を漏らす。
「手品師がとうやって人を騙すか、ご存じ?右手で興味を引きつけ、左手で騙す。…楽しんでください。掛け替えのない友達を演じて、最後の最後で騙す」と命じた。
すずめは肝に銘じ、カルテットの提案者が別府だったことを報告する。
「息子を殺した共犯者かもしれない」
「私と同じ、カラオケで偶然に出会って」と「それも、どうかしら」と疑った。
別府は仕事が終わると、同僚の結衣とカラオケに行った。
 
そこで結衣は「私、たぶん、結婚する。相手は上海に住む日本人で、私も退社して行く事になったんだよ。こっちで結婚式だけやることになってさ。別府くんのやってる、なんだっけ、あれ、弦楽…。ちゃんとギャラは出すから演奏してくれないかな?結婚式で」と頼んだ。
 
 
行間
その日、別府が別荘に帰宅すると、女性陣が家森のLINEで盛り上がっていた。
家森は、レストラン「ノクターン」のアルバイト店員・来杉のLINE交換したのだが、食事に誘っても断られていた。
真紀は、「相手にされていない」と言ったが、家森は「行間」だと言い、「好きな人には好きって言わずに会いたいって言うでしょ?会いたい人には会いたいって言わずにご飯行きましょうって言うでしょ?行けたら行くね、って、どういう意味?」と。
家森は、『行けたら行く』と言っていた人が来ても席はないと指摘し、「言葉と気持ちは違うの。絶対、怒らないから本当の事を言って、と言う人に本当の事を言ったら、怒られるでしょ。それが行間。連絡しますねっていう意味は、連絡しないでね、って言う意味でしょ」と持論を展開した。
真紀は家森が熱弁を振るっている間に、スマホを操作し、家森に成りすましてアルバイト店員・来杉に食事に誘う。
 
すると、「また、こちらから連絡しますね」という返事が来た。
その返事を見た真紀は、「行間」と驚いた。
 
やがて、行間の話が終わって食事になると、別府が結婚式で演奏を頼まれた事を報告した。
「同僚の方がご結婚されるのですか?」と真紀が尋ねると、別府は「多分」と答えた。
真紀は「多分?」と不思議そうにする。
「九條さんがそう言ったんです。別府君、私、たぶん、結婚するって」と話した。
「うん?行間じゃないですか?」と真紀は言い、「別府君、私、たぶん、結婚する」の本当の意味は「別府君、私の結婚を止めて」という意味なのではないか?と指摘。 
しかし、別府は、結衣とは単なる飲み仲間で、同じ部屋で寝ても何も起きないと言いきった。
そして、別府は、「明日の朝食のパンを買いに行く」と言い、その場を逃げるように別荘を出る。すずめは後を追った。
「別府さんって、真紀さんの事、好きですよね」と尋ねると、別府は驚いて「何がですか?」と尋ねた。
「質問に質問を返すのは、正解らしいですよ」
「違いますよ。そういうこと言うのなら、すずめちゃんだって、家森さんの事、好きでしょ?」と尋ねた。
「え?何がですか?」
「ほら、いきなり、そんなこと言われたら驚くでしょ?」と告げた。
「家森さんのこと好きです。絶対に言わないでくださいね。私も絶対に言いません。2人だけの秘密にしましょう」と認めたすずめ。
別府も真紀を好きだと認めた。
 
 
謎の男
ある日の夜、カルテット・ドーナッツ・ホールがレストラン「ノクターン」での演奏を終えた。
演奏を終えた家森がレストラン「ノクターン」を出ようとすると、表に黒い車が止っていたので、裏口から逃げる。
しかし、家森は黒い車に追い詰められ、黒い車から降りてきて謎の男に捕まってしまい、車に乗せられた。
 
 
運命
真紀、別府、すずめの3人は、別荘のリビングで、家森の帰りを待っていたが、すずめがソファーで寝てしまった。
「九條さんの結婚、止めないんですか?」と「止めません。好きな人がいるので。九條さんも知ってます。相談してたので」と別府が答えた。
「運命って信じますか?僕が巻さんと初めて会ったのは、僕が大学生の時でした。巻さんは学園祭にいらいていて、アベマリアを弾いていました。僕は宇宙人のコスプレをしてたので、記憶にないと思いますけど。2回目は『吉そば』に入ったら、バイオリンケースを持っていた人が『肉そば』を食べてて、見たら、あのアベマリアの人だったんです。3回目はヤマダ電機でマッサージチェアに座ってら。もし、また会えたら、その時は運命だと思って欲しいって、声かけてみようと思いました。…会えました。3年ちょっと前に結婚式場で。運命だと思いました。結婚式の当日、巻さんのウエディングドレスを見て、どうしてヤマダ電機で声を掛けなかったんだろうって」と告白した。
「じゃあ、あのカラオケボックスで出会ったのは?」
「あれは偶然ではありません。会いに行きました」と別府。
「ストーカーじゃないですか」
「はい。5回目以降はストーカーです。巻さんの事が好きです。あなたを捨ててい、なくなった男より、僕の方がずっとあなたを…」と告白した。
しかし、真紀は思わず立ち上がり、台所へ逃げた。
別府が真紀を追いかけて台所へ行くと、真紀は「私、結婚するまで花火を見た事なかったんです。火じゃないですか。火を空からまき散らすんですよ。絶対に火事になると思って怖かったんです。夫はそんな私を外に連れ出してくれました。僕の手を握ってな、火が飛んできたら、連れて逃げてあげるから。彼に手を握られながら見た花火は凄く綺麗でした。火事にならない理由も分かりました。花火ってこんなに簡単に消えるんだ。綺麗だなって思ったときにはもう消えてるんだ。悲しいより悲しい事って分かりますか?ぬか喜びです。おかしいと思ってたんです。カルテットが偶然に揃うなんて。でも、この4人、良いメンバーだなって。落ち込んでたから神様が届けてくれたんだなって。…嘘だったんだ。別府さん、夫がいないっていうけど、いなくなるって、消える事じゃ無いですよ。いない状態がずっと続くんです。今なら落ちると思ったんですか?捨てられた女を舐めるな」と怒った。
 
 
あっちのカフェ
別府は九條結衣をカラオケに誘って酔いつぶれた。
結衣は「終電よ」と言い、帰るように促すが、酔いつぶれた別府は「九条さんの家に泊まるんで」と答えた。
 
その後、結衣に背負われた別府は、部屋に入ると、結衣を押し倒してキスをした。
「ちょっと、別府くん…」
 
「僕と結婚しましょう」と別府は告げたが、結衣は「お腹空かない?」と言って即席ラーメンを作り始めた。
そして、結衣は、ベランダに出てラーメンを食べながら、「あっちに可愛いカフェがあるんだけど、寒くて。毎回、そっちにあるチェーンに入っちゃうの。それはそれで美味しいんで。こういうタイミングで、そうなる男の子の気持ちも分かるし、こっちだったかな?って思われるのは、シャクだけど、気持ちは良いよ。別府くんのことは好きだから。だから、寝たわけだし。でも。結婚とかないよ。今日だけのことだよ」と告げた。
 
その後、帰宅した別府は「大切な人が結婚します。その人のために演奏がしたいです。一緒にやってくれませんか」と、みんなに頼んだ。
こうして、4人組「カルテット・ドーナッツ・ホール」は、九條結衣(菊池亜希子)の結婚式で演奏した。
結婚式が終わり、新郎新婦が退場するとき、真紀は気を利かせて別府にソロ演奏をさせた。
別府はアベマリアを演奏していたが、途中から、結衣と歌った思い出の曲を演奏した。
曲を聴いた結衣は、思わず立ち止まったが、振り返らずに、そのまま結婚式場を出た。
 
その日の夜、別府が「この間、すみません」と謝罪する。
「私、思い出しました。宇宙人を見ました。あれって別府さんだったんですね」と真紀は言った。
 
翌日、すずめは、鏡子に会い、ICレコーダーを聞かせた。
ICレコーダーから、別府が真紀にストーカーを告白したときの会話が流れた。
そこで、すずめは鏡子に「もし自分の夫を殺していたら、こんな言い方はしない」と告げた。
鏡子は、カバンから1枚の写真を撮りだし、「息子がいなくなった次の日の写真です。あの人、次の日にはもうパーティーに行ってるのよ。夫が失踪してショックを受けた妻が、こんな顔をする?」と告げた。
写真には、パーティーで満面の笑みを浮かべてピースをする真紀が写っていた。
 
その後、すずめが帰宅すると、テーブルに巻真紀のスマートフォンが置いてあった。別荘には誰もいなかった。スマートフォンにはロックがかかっていた。
すずめは、誕生日などを入力して、ロックを解除しようとしたが、ロックは解除出来なかった。
結婚記念日が2014年2月21日だったので、「0221」と打ち込むと、ロックが解除出来た。パスワードは結婚記念日だったのだ。
すずめは驚きながらも、スマートフォンを操作しようとするが、真紀が帰ってきたため、慌ててスマートフォンの操作をやめた。
すずめは、それとなく、真紀に「お酒飲みます?パーティーに誘われたりします?」と尋ねる。
冷蔵庫を開けた真紀は「ある事はあるけど…。あっ、アスパラあったんだ」と話を変えてしまった。
すずめは再びパーティーの話しに戻そうとするが、真紀から、「すずめちゃんって、ちょっと謎ですね。ときどき、線香の臭いがする」と話した。
鏡子が線香を持っていたので、驚いたすずめは「よくバスで人に寄っかかって寝ちゃうから。このジャンバー、この前も着てたし」と釈明する。真紀は「ああ。なるほど。よくお墓参りでも行ってるのかと思ってた」と言った。
「この前、起きてた?私と別府さんが言い争ってたとき」と尋ねると、すずめは「ええ」と答えた。
「恥ずかしいな。もしかして、すずめちゃんは別府さんを好きなの?そういうの見つけるの得意なんです」と尋ねる。
「勘違いですよ」と答えた。
ゴミを捨ててくると言ってその場を離れたすずめは、夫が失踪した翌日に満面の笑みを浮かべた真紀の写真を見て、困惑した。
第2話の感想はここをクリック
別府の恋について語られたこの章。本当に真紀が好きなのかもわかりませんでしたし、すずめが誰が好きなのかもわからず、不思議でした。不思議な会話が面白いドラマなので、次回からも変な掛け合いに期待したいなと思います。まだまだ登場人物に謎が多いです。
<見逃し動画>第1話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第1話の公式あらすじ

ある日、“偶然”出会った男女4人。
夢が叶わないまま、人生のピークにたどり着くことなく緩やかな下り坂の前で立ち止まっている者たちだ。そんな4人がカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送ることになる。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた……。
 
巻真紀(松たか子)は別府司(松田龍平)の運転で軽井沢の別荘へとやって来た。待っていたのは世吹すずめ(満島ひかり)と家森諭高(高橋一生)。東京のカラオケボックスで出会った4人は皆演奏者で、弦楽四重奏をやることになったのだ。ライブレストランで演奏しようという話になるが、その店では“余命9ヶ月”のピアニスト・ベンジャミン瀧田(イッセー尾形)がレギュラー演奏していた。そこで真紀は、突拍子もないことを言い出す。
 
<出典>カルテット(ドラマ)公式

第1話のネタバレはここをクリック
カルテットの結成
ある日の夜。
チェロの路上演奏を終えたすずめが、チップの数を数えていると、老婆の巻鏡子が千円札を差し出した。
「すずめさん、ですよね?あなたにお願いしたい仕事があるの」と告げる。
「演奏だったら、どこへでも」と答えた。
「いえ、この女性と友達になる仕事です」と言い、バイオリン奏者・巻真紀の写真を差し出した。
巻真紀は別府司の運転する車に乗り、冬の軽井沢へと向かっていた。
真紀は東京のカラオケボックスで、1人で楽器を練習していたとき、それぞれに1人で楽器をしていた、すずめ、別府、家森の3人と偶然に出会った。
偶然にも4人が全員、弦楽器の奏者だったことから、別府の提案でカルテット(四重奏)を組むことになったのだ。
 
そして、軽井沢の奥にある別府の祖父の別荘なら、近所迷惑にならず、自由に音が出せるということで、4人は別荘に集まることになった。
真紀は既婚者だったが、夫から「君の好きにしていいよ」と言われており、みんなと一緒に別荘に泊まり込んで演奏できると言う。
 
その日の夕食時、すずめと別府が大皿の唐揚げに断りもなくレモンをかけた。
家森が「君たち、今なにをかけた?
唐揚げにはレモンをする人としない人がいるじゃないか」と叱る。
別府は、「レモンをかけた方が健康に良い」と反論。
すずめが「レモンぐらいで怒らなくてもいいじゃないか」と馬鹿にする。
声の小さい真紀は「レモンくらいってことはないと思うんです。レモンをする、しないじゃなくて、どうしてレモンをかける前に聞かなかったんですか?」と指摘。
家森は、「それ!そのこと!レモンを掛けるのが、ダメって言ってるんじゃない!
唐揚げは洗えない。レモンをかけるって事は不可逆なんだ」と話す。
別府は、「すみません。かけますか?って聞けば良かったんですね」と謝罪。
 
しかし、家森と真紀は、別府の答えに納得しなかった。
唐揚げにレモンをかけるかどうかを尋ねる文化には、2つの流派があり、「レモンかけますか?」と聞いたのでは、聞かれた人は「あっ、はい」と答えるしかなく、ある意味、脅迫でしかない。
だから、家森と真紀なら、相手に選択肢を与えるため、「レモンありますね?」と尋ねるのだと。
 
それを聞いたすずめが「ちょっと、意味が分からないですね」と言った。家森をバカにした。
家森は怒った。しかし、真紀が「唐揚げが冷え始めています」と指摘。
不毛な唐揚げレモン論争は終わった。
 
 
それぞれの背景
別府は、「ふくろうドーナツ」の社員。しかし、祖父は世界的な指揮者なので、「いるだけで価値がある」というお飾り。
 
一方、家森は、軽井沢の美容室で働いていたが、アルバイトリーダー。資格を持っていないため、35歳にしてアシスタントだった。
すずめは、布団が大好きな無職。チェロの路上演奏のチップで生活しており、2度寝を生きがいにしていた。
 
そして、真紀は結婚していたが、自宅に帰ると、1人寂しい生活が待っており、動画を見ることを心のよりどころとしていた。4人の中で唯一のプロ経験者だ。
別荘に集まった4人は、グループ名「カルテット・ドーナツ」として活動を開始。
 
その後、真紀ら4人は買い出しに出かけた。
 
 
ベンジャミン瀧田
赤い帽子の男・ベンジャミン瀧田から「君たち、ひょっとしてカルテット?俺、ピアノやってるんだ。よかったら聞きに来てよ」と声を掛けられ、チラシを渡された。
受け取ったチラシには「余命9ヶ月のピアニスト」と書いてあり、チラシを見た真紀は疑問に思う。
真紀ら4人は、地元のライブレストラン「ノクターン」に土日の枠に空きが出るという情報を得たので、出演交渉に向かった。
 
しかしそれは誤報で、ノクターンの責任者・谷村から、土日の枠は空かないと言われた。
「余命9か月のピアニスト」のベンジャミン瀧田に辞めてもらう予定だったのだが、ダメだった。
土曜日、真紀ら4人は、ライブレストラン「ノクターン」を訪れ、ベンジャミン瀧田のピアノを聞いた。ピアノは良かったが、客はまばらだった。
 
すると、ライブレストラン「ノクターン」のアルバイト店員・来杉が「土日って暇なんです。始めは、みんな感動して泣いてたんですよ。私もすっごく泣けて気持ちよかったんですよ。でも、『余命9か月のピアニスト』を言い始めてから1年が経ってるんです。でも、こういう人を辞めさせると、お店が炎上しちゃうじゃないですか?私も元地下アイドルでした。しょっちゅう炎上してました。ふふふ」と教えてくれた。
家森が「ご病気じゃしょうがないよね」と落胆。真紀が「あの人、5年前に東京のライブハウスで見たときも、余命9ヶ月でした。たぶん、そうやって名前を変えて日本中を廻ってるんだと思います。ベンジャミンさん偽余命9ヶ月なんだと思います。どうします?お店の人に言えば、代わりに私たちが…」と話した。
 
しかし、お店には密告せず、4人は別荘へ引きあげた。真紀は夫のこともあり、いったん東京の自宅に帰り、来週、また軽井沢の別荘に戻ってくることに。
 
 
偽物
ところが、真紀は東京の自宅には戻らず、ライブレストラン「ノクターン」へと向かった。
 
そして、ノクターンの責任者の谷村にベンジャミン瀧田が偽「余命9か月のピアニスト」であることを告げ口した。
家森たち、3人が知らせを受けてライブレストラン「ノクターン」へ駆けつける。責任者・谷村が、「これ以上、あなたをお店に出したら、私たちもお客さんを騙すことになるから」と言い、ベンジャミン瀧田に封筒を渡しているところだった。
ベンジャミン瀧田は、封筒の中身を確認すると、何も言わずに立ち去る。
家森ら3人は何も言わず、出て行くベンジャミン瀧田を見送った。
 
こうして、真紀ら4人がベンジャミン瀧田の後釜として、ライブレストラン「ノクターン」に出演することになる。
 
 
同情と思いやり
4人はライブレストラン「ノクターン」に出演する事になったが、別府ら3人は、素直には喜べず、モヤモヤとした気持ちを抱えた。
別荘に戻った4人は、それぞれに複雑な思いを抱えたまま、出演に向けて演奏する曲を決め、音を合わせようとしていたが、別府はモヤモヤした思いを消化しきれずにいた。
別府が「あの人は好きな音楽を続けたかっただけだ。ついていい嘘もあるのではないか」と切り出す。真紀は「余命9ヶ月ってついてもいい嘘なんですか?」と反論。わ
家森は「僕は別府くんとは立場が違うけど、分かるんだよ。音楽を続けていくためには、嘘くらいつくだろうなって」と言った。
別府は、「もっと別のやり方があったんじゃないですか?もっと思いやりがある…」と意見すると、真紀は、「思いやり?同情ってことですか?」と尋ねた。
 
それを聞いた家森は、「同情を悪い言葉かのように使うのは、違うと思いますよ。僕は驚きました。巻さんがあんな事をするなんて」と告げた。
「ベンジャミンさんの奥さんと子供の写真を見ましたよね?理由は分からないけど、今は一人で暮らしてて」と別府は話した。
すると、すずめが「別府さんと家森さんが一緒に暮らしてあげればいいんじゃないですか?できないなら、同情を止めたらいいじゃないですか」と怒った。
「同情じゃありません。思いやりです」と別府が反論する。
「思いやりじゃないですよね?あの人に未来の自分を見たから、ですよね?私たちはアリとキリギリスのキリギリスじゃないですか。音楽で食べていきたいっていうけど、もう答え、出てると思うんですよね。私たち、好きなことで生きていける人になれなかったんです。仕事にできなかった人は決めなきゃいけないと思うんです。趣味にするのか、それでもまだ夢にするのか。趣味に出来たアリは幸せだけど、夢にしてしまったキリギリスは泥沼で。ベンジャミンさんは夢の沼に沈んだキリギリスだったから、嘘をつくしかなかった。そしたら、こっちだって奪い取るしかなかったんじゃないですか?」と真紀は意見した。
「ごめんなさい!僕がグズグズ言ったから。せっかく良い仕事が決まったのに」と別府が謝罪し、気持ちを切替えて音合わせに入ろうとした。
「巻さんには帰る家があるし、夫さんは良い会社の人だし、こうするしかなかったって事はないですよね?好きなことをして食べていけますよね?夫さんと喧嘩でもしたんですか?」とすずめは言い、論争を続けた。
家森は、「音を合わせないと」と言った。
論争を止めようとしたが、すずめは「ごめんなさい。でも、夫さんから電話がかかってくる感じもしないし、連絡を取らなくてもいいのかなって」と釈明した。
真紀は左手薬指の指輪を外して、右手薬指に嵌め、「忙しい人だから。アー、もらえますか」と言い、音合わせを促そうした。
すずめはしつこく、夫のことを尋ねた。
真紀は「アーもらえますか!?」と声を荒げた。ようやく音合わせが始まった。
 
ところが、真紀は途中で演奏を止め、「唐揚げ美味しかったですよね。夫も唐揚げが好きなんです」と言って、夫について話し始めた。
「結婚して3年になるんですけど、結婚までの間が長くなったから、どんなのが好きなのか、いつも探りながら作ったんです。
たまには脂っこい物も良いかと思い、唐揚げを作ったんです。そしたら、今までにないくらい、美味しい、美味しいって食べてくれて。それから、唐揚げがウチの定番メニューになったんです。
それで1年前のことなんですけど、本郷に美味しい居酒屋さんがあって、友達の悩み相談で行ったら、たまたま、彼も会社の後輩と居たんです。彼、唐揚げを注文してました。声をかけると照れるかなと思って、迷ってると、会社の後輩が彼に聞いたんです。レモンをかけますか?って。そしたら、彼、いい、俺レモン好きじゃないからって。
 
でも、私、2年間、ずっと彼の食べる唐揚げにレモンをかけてたんですよね。
目の前で私、ずっとレモンをかけてたのに、彼、2年間、1度もそんなことを言わなくて。アレって思って」
家森は、「それはあれじゃないですか?夫さんの優しさ」と指摘。真紀は「優しさ?気遣いなんですか?」と答えた。
「夫婦じゃなかったんだ、と思いました。夫婦ってなんなんだろうと思いました。この間、別府さん、駅で聞きましたよね?夫婦ってなんですか?って。夫婦って別れられる家族だと思います」と話した。
別府は、「僕はそれ、絶対、隠してたとかじゃなくて。絶対、愛情があってのことだと思います」とフォローすると、真紀は「絶対なんて…。人生には3つの坂があるんですって。登り坂、下り坂、まさか」と言った。
真紀は「1年前、夫が失踪しました。ちょっとコンビニに行ってる間に夫がいなくなって。もう1年、帰ってきてません。絶対なんてないんです。人生ってまさかな事が起きるし、起きたことはもう元には戻らないんです。レモンをかけちゃった唐揚げみたいに」と打ち明けた。
すずめが「理由、分からないんですか?」と尋ねた。真紀は「居酒屋でいたとき、もう1つ聞いたんです」と言って話した。
「後輩の人、が夫に聞いたんです。奥さんのことを愛してるんですか?って。愛してるよ、愛してるけど、好きじゃないって。…そういうことなので、私はもう帰るところがないんです。カーテンも買ってきました。私、ここで皆さんと暮らしたいんです。音楽と暮らしたいんです」
 
その日、真紀ら4人は「カルテット・ドーナツ」という名前でライブレストラン「ノクターン」のステージに上がろうとしていた。
すると、アルバイト店員の来杉が、
「ベンジャミンさんも、前にドーナツの話しをしてましたよ。音楽っていうのは、ドーナツの穴のようなものだ。何かが欠けている奴が奏でるから音楽になるんだよね。…全然、意味が分からなかったですけど。うふふふ」と言った。
それを聞いた、別府は「カルテット・ドーナツ・ホール」という名前に改名した。
4人はライブレストラン「ノクターン」のステージに上がってデビューを果たした。
 
 
人殺し?
翌日、すずめは別荘に仕掛けていたICレコーターを回収すると、寂れた教会で巻鏡子に会い、ICレコーターを聞かせた。
 
しかし、それを聞いた鏡子は、
「息子は失踪などしていません。この女に殺されたんです。必ず、どこかで本性がでます。それまで友達のふりを続けてください」と頼んだ。
4人は東京のカラオケボックスで偶然に出会ったことになっていたが、すずめ、家森、別府の3人はそれぞれの思惑で真紀に接触していたのだった。
第1話の感想はここをクリック
唐揚げのレモン論争や、思いやりと同情の話に至るまで、ストーリーには直接関係がなかったとしても、人間関係の深層心理をつくような内容で興味深かったです。

カルテット(ドラマ)の内容

公式サイト

ある日、4人は“偶然”出会った。
女ふたり、男ふたり、全員30代。
4人は、夢が叶わなかった人たちである。
人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。
 
彼らはカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。
しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。
 
<出典>TBS公式

<出演者>

巻真紀:松たか子
世吹すずめ:満島ひかり
家森諭高:高橋一生
別府司:松田龍平
来杉有朱:吉岡里帆
谷村大二郎:富澤たけし
谷村多可美:八木亜希子
半田温志:Mummy−D
墨田新太郎:藤原季節
巻幹生:宮藤官九郎
巻鏡子:もたいまさこ

<各話の視聴率>

第1話 偶然の出会いに隠された4つの嘘…大人のラブサスペンス!! 9.8%
第2話 片思いのはじまり…明かされる秘密、新たな嘘 9.6%
第3話 あなたの過去バラしますよ…?秘密と恋の四角関係 7.8%
第4話 妻はピラニア、婚姻届けは呪いを叶えるデスノート 7.2%
第5話 第2章開幕!?女の戦い、涙、告白…夫失踪の真相!! 8.5%
第6話 第二章開幕!!夫の告白、妻の涙…迎える衝撃の結末 7.3%
第7話 人を殺しました…夫婦決死の逃亡劇、涙の結末は!! 8.2%
第8話 最後で最大の嘘つきは誰だ!?激動の最終章、開幕!! 9.5%
第9話 なりすました女、衝撃の告白!!カルテット涙の別れ 11.0%
第10話 最終回に最後のまさか…さよならドーナツホール 9.8%

第1話から最終回まで全話配信中です

今すぐ無料おためし

「Paravi」2週間無料です

無料期間中に解約すれば違約金もなく、ボタン一つで簡単に解約できます

カルテット(ドラマ)の感想

50代女性

坂元裕二の脚本、松たか子主演で面白くないわけないと思っていつもリアルタイムで見ていました。4人のメンバーの会話が、独特の言い回しや間の取り方が怪しさを一層かもし出していてこれが怪演というものなんだろうなあ~と感じながら毎回楽しみで仕方がなかったです。出演者全員謎めいて何か怪しい、レストランノクターンのアリサ役吉岡里帆さんもこのドラマで初めて名前を知りましたが、本当に謎めいていて良かったと思います。毎回メンバー1人ずつの秘密のエピソードと全員が片思いという四角関係。インチキマジックで世間をだました過去のある子供時代を過ごして、大人になり社会に出てもその過去が付きまとう人。生活力もないのに結婚し子どもを設けたが夢を追い求め、生活力のないまま結局奥さんに愛想をつかされた者。有名演奏家で富豪の家に生まれたが、自分は凡人だと悩んでいる人。最後は松たか子演じる巻真紀(まきまき)の秘密が、創造もつかないミステリーで最後まで見ている者をずっとひきつけます。夫役のクドカンも優しすぎるダメ人間ぷりが光っていました。義理の母役もたいまさこも相変わらずの含みのある不気味な感じで良かったです。4人のメンバーが出演するエンディング曲までドラマの世界観を表していました。

30代女性

ちょっと変わった4人の共同生活が面白かったです。全員大人になりきれていなくてダメなところもあるけれど、そういう彼らを見てなんだか勇気をもらえた気がしました。音楽で食べていくのは難しいとよく言われていますが、それでも夢を追っている姿もいいなと思います。特に家森さんの個性的なキャラクターは強烈でした。離婚した妻の高橋メアリージュンさんの威勢のよさもすごかったですが、茶馬子という名前も忘れられません。家森さんのちょっとめんどくさいけれど、純粋なところも魅力的で心に残っています。からあげにレモンを勝手にかけるな、のくだりはインパクトが強くて今でも覚えています。最初はぎこちなかった4人が少しずつ友情を深めていく様子が素敵でした。そして全員が片思い、というのも切なかったです。真紀さんも最後まで夫を想い続けていたのが伝わってきました。ノクターンの人たちもすごく見ていて心がほっこりさせれました。ありすちゃんを演じきった吉岡さんも素晴らしかったです。実は真紀さんは真紀さんではなかったという結末が衝撃的すぎでした。最終回で全員集合し、演奏会をやり遂げた姿はとても感動的でした。前半に登場していた家森さんを追いかけていた半田さんが好きだったので、演奏会にも来てくれて嬉しかったです。

20代女性

松たか子さん演じるまきさんと偶然カラオケボックスで出会った弦楽器演奏者男女4人の物語ですが、実はそのカラオケボックスで出会ったのも偶然ではなく、まきさんのもとに意図的に近づいてきた人たちだったことを知ったとき、鳥肌が立ちました。また、この4人はそれぞれがいろいろな過去を抱えていて、ドラマの中でそれぞれ一人にフューチャーを当てた回があるのですが、特に満島ひかりさん演じるすずめちゃんの過去を知ったときはつらかったです。その過去を知られたらカルテットにいられないと思ったすずめちゃんがカルテットを出ていこうとしちゃうのですが、それをまきさんが探して二人で蕎麦屋に入ってカツ丼を食べるシーンがとても印象的でした。最初は愛想笑いをしていたすずめちゃんですが、まきさんが真剣に答えてくれるので、悩みを打ち明けます。そして、「まきさんが泣きながらごはん食べたことある人は生きていけます。」という言葉をかけ、二人は笑い合うのですが、ここですずめちゃんはまきさんのこと信頼してもいい人なんじゃないかと感じたのではないかなと思いました。また、高橋一生さん演じる家森さんとすずめちゃんの不器用な恋愛模様も切ないけどとてもきゅんきゅんしました。

50代女性

弦楽器を持った4人がそれぞれカラオケ店の個室で練習をしていて、個室を出る際に偶然出会うという静かな始まり方をするドラマだ。しかし、主要キャストであり演技はの4人、松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平がそろっただけで、これは見なくてはいけないと思わせてしまう緊張感があった。4人は巻真紀(松たか子)の軽井沢の別荘で同居することになり、近くのレストランでカルテットとして演奏する機会を得る。大きな事件や逃走劇があるわけではないのに、4人の会話や表情の変化が後の回の伏線となっていいて、何度も前回を見て伏線を確認しながら見てしまった。義母から息子を殺したと疑いをかけられている真紀、複雑な家庭環境で育ったすずめちゃん(満島ひかり)、ナンパが得意だけどどこか影のある家森(高橋一生)、そして最初から最後まで暗くて理屈っぽい別府(松田龍平)と個性的な4人が夕飯の唐揚げにレモンをかけるか、かけないかでもめるというシーンが印象的だった。そしてその4人の素性が気になるアリス役の吉岡里帆が真紀とすずめとテーブルを囲み、真紀の過去を問い詰める。吉岡里帆のマシンガントークのような問い詰め方がとてもムカつくが、視聴者をイラっとさせるその演技力は秀逸だった。紆余曲折ありそれぞれの過去が明らかになっていくが、別荘を出たあとも4人の絆が続いていたところに涙があふれた。

40代男性

大人の恋愛が見たい方にとってこのドラマはピッタリです。学生の恋愛と違い、すぐには言えない色々な事情を抱え、それまで生きてきた価値観が確立されている。この4人の男女がどう関わっていくのか毎回楽しみでした。最初は早乙女真紀(松たか子)が、何を考えているのか何とも捉えようがなく不気味に写りました。ふとした表情の中に一体どんな感情を秘めているのか、この人を信用していいのか?同居し始めた他の3人、世吹すずめ(満島ひかり)、家森諭高(高橋一生)、別府司(松田龍平)にも同じ様に何か秘めたものを感じつつ物語が進みます。最初は、サスペンスを見ている雰囲気で物語が進みますが、しっかり大人の恋愛も描かれています。予想していた展開の遥か上をいくストーリー展開で、途中にしれっと登場した人物には心底驚きました。坂元裕二さんの脚本が好きで、「最高の離婚」「それでも、生きてゆく」「問題のあるレストラン」等も大好きなドラマです。この脚本家と出演者で面白くない訳がない!と思って見始めたドラマは、やっぱり最高でした。ED曲もこの4人が歌っており、世界感をそのままにドラマの最後まで余韻に浸ります。

50代女性

音楽家たちの話かと思いきや、途中から真紀さんの話になりました。真紀は偽名。出て行った旦那さんを待っている。真紀さんの旦那さん役に宮藤官九郎さん。2人は恋愛結婚でした。旦那は「近くに新しいカフェが出来たから行こうよ」と妻を誘うけど、「コーヒーなら家でも飲めるよ」と断ってしまう。夕食に唐揚げを作った妻。夫は喜ぶけど、目の前で唐揚げにレモンを絞る妻。少しづつのすれ違いが募っていく。仕事帰りに同僚と居酒屋に行ったら夫も同僚と来ているのを見つけ、声をかけようとしたら「妻のことはあいしてるけど、好きじゃない」、「唐揚げにはレモンはかけない」と言ったのを聞いてしまった。真紀は「お腹が痛いから帰るね」と家に帰って号泣。それから暫くして夫はいなくなった。靴下を脱ぎ捨て、さっきまで居たかのようなまま帰って来なくなった。たまにはデートしようとか、唐揚げにはレモンをかけないでと言えばいいのに、言えずに溜め込んでしまっての失踪。「話し合う」ことから逃げる典型的なタイプだ。真紀と再会した時に「ごめんね、本当にごめんね」と謝って、2人は離婚しました。面白いシーンは沢山あったのに、家森さんがパンツを1枚しか持ってないとか、私が1番残っている話が真紀さんが旦那のことが大好きなこと。脱ぎ捨てた靴下を片付けられないほどに。

40代女性

この物語の始まりは何となく平凡なシェアハウスものという印象でした。様々な思いを抱えた人たちが集まって楽器を弾く、ちょっと静かで優雅なお話なのかなと見始めたのを覚えています。確かに始めはそうでした。しかし途中からサスペンス的な要素も入ってきて、それがまた面白く、最終回まで続けてドラマを見ることがあまりない私が、最後までリアルタイムで見てしまいました。主題歌も椎名林檎さんで世界観がとても合っていました。確か椎名林檎さんの曲を、松たか子さんたち主演の4人で歌っていました。松たか子さん以外のキャストもとても豪華で、松田龍平さん、満島ひかりさん、高橋一生さん、そして、このドラマで絶対に忘れてはいけないのは吉岡里帆さんです。この当時はまだそれほど有名な感じはしませんでしたが、間違いなく彼女の出世作となりました。無邪気なキャラクターの中に猟奇的な部分を持っている人物で、物語が後半になればなるほど、その存在感は増していき、無視できなくなります。あとにも先にも吉岡里帆さんの演じた役の中で一番好きです。登場人物全員が何かしら抱えていて、でも重すぎず、とても面白いドラマでした。冬のドラマなのでこれから寒い季節にオススメです。

40代女性

今まで視聴したドラマでトップレベルで大好きなドラマです。まずメインの4人の俳優が皆個性があり、演技が上手いです。松たか子さんに関しては、失礼ながらこのドラマを見るまでは有名だけどそんなに凄い女優だとは思っていませんでした。しかし、このドラマを視聴した後に一変しました。ドラマの終盤頃に彼女が演じる「まき」にスポットライトが当たるのですが、その時の彼女の凄みに鳥肌が立ちました。こんなに深みのある演技ができる方だったんですね。また、脚本も一癖もあり二癖もありでとても面白いのです。メイン4人は志はあるけれど一流、もしかしたら2流にもなれない音楽家で、そんな4人が生活を共にします。世の中のほとんどの人は本当に心からやりたい事を仕事にはしていないと思います。ほとんどの人は妥協して、生きるために仕事をしています。そんな多くの視聴者に、この4人の生き方はどこか心の琴線に触れるものがあるのではないでしょうか。そんな4人の共同生活に少しミステリー要素も加わることが、さらにこのドラマを最高に面白くしています。また、ドラマの中で何度も4人で演奏するシーンがあります。特に路上での演奏シーンが好きです。4人の息がぴったりとあって、純粋に演奏を楽しんでいる感じがあってとても素敵でした。

30代女性

個性も年齢も性別も異なる四人が主役でしたが、不思議とバランスのとれた四人で全員好感がもてました。
他愛のない四人の掛け合いのような会話がとても面白く、特に高橋一生さんが演じる家森さんの屁理屈っぽいけど筋が通っている言い分が興味深かったです。
はじめの方は、ほぼ四人の日常を描いていてどこに向かっているストーリーなのか全く分からなかったですが、どんどんストーリーが進むごとに謎が増えていきワクワクしました。最後に謎がひとつにまとまる様子が鳥肌ものでした。恋愛要素もあり、大人の夢も描かれており、ミステリー要素も含んでおり、ドラマのジャンルがどこに属すのかわからない程、色んな要素が入り交じったドラマで、珍しい話で面白かったです。ただただ、音楽の夢をおっていくのではなく、自分達のスキルや取り巻く環境、そして現実も理解した上で、それぞれのキャラクターが自分の人生をたて直しながら、音楽の夢も追いかけていく姿に共感がもてました。また、四人の演奏も気取らずとても良かったです。テーマソングが不思議なメロディーでドラマのストーリーとも合致しているようで癖になりました。四人が歌っているバージョンも椎名林檎さんのバージョンもどちらも素敵でした。

20代男性

正直な話、ここまで面白いと思っていませんでした。私も現在夢を追い続けている人ですが、4人の好きなことで夢を追い続けるキラキラした姿はとても自分に重ねるように見ていました。しかし、現実はもちろん甘くはありません。沢山の壁に阻まれながらも色々なことに挑戦する姿はとても今も自分にも勉強になるものになりました。ドラマの中の好きな言葉で、「好きなことを趣味にするのか、夢にするのか。趣味にできたら幸せだけど、夢にしたら泥沼で。ちょうど今その時が来たんだと思います。夢が終わるタイミング、音楽を趣味にするタイミングが向こうから来たんです。夢は必ず叶うわけじゃないし、諦めなければ叶うわけでもない。だけど、夢見て損することはなかった。1つもなかったと思います。」この言葉は本当に今の自分に対して考えさせられることでした。他にも4人が共同生活していく中で、1人1人のキャラが独特で面白く時折、面白おかしかったです。1人1人に過去に言いたくないような嫌な過去がありましたが、それをみんなで乗り越えていく姿、そしてそれを乗り越えた後には前よりも一層絆は深まっていました。少しだけ恋愛の要素があるのも、またドラマの内容を面白くさせてくれました。