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<見逃し動画>最終回(第8話) 「人生は一度きり…銀座の女帝最後の戦い!!」
 
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最終回(第8話)の公式あらすじ

原口元子は安島富夫から渡された封筒を手に、もう一度長谷川庄治に会う約束を取り付ける。何度どん底に突き落とされても諦めず「カルネ」の権利を返すよう迫る元子に、長谷川はついに要求を受け入れるが…。
 
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最終回(第8話)のネタバレはここをクリック
前回、人々を騙してお金を奪うという行いによって天罰が下り、全てを失ってしまった原口元子。彼女は銀座で一番若いクラブのママでしたが、今では何も持っていません。自身のクラブ『カルネ』も長谷川庄治の手に落ち、村井亨が支配人になってしまいました。しかし、衆議院議員の安島富夫がくれた封筒の中身によって元子の状況は大きく変わることになるのです。
 
 
長谷川のサイン
元子が支配人の変わった『カルネ』を訪れてみると客足は途絶えていました。今までのような活気はどこにもありません。現『カルネ』のママである山田波子は働かないホステスたちを怒鳴りつけていました。元子の姿を見た波子は驚いた表情。
 
「何しに来たの?」
「まるで昭和のヤクザ映画。ナントカの女たちみたいね」
 
波子のふるまいを見て元子は笑いました。
 
「要件は何?」
 
元子は彼女の問いを流し、村井に頼みます。
 
「長谷川会長と連絡がとりたいんですけど、なかなか取れなくて。羽田空港の件でと伝えて頂きたいのです。もう村井さんしか頼む人がいなくて。どうかよろしくお願いします」
 
その頃、クラブ『燭台』で長谷川は岩村叡子ママと仲間たちとで麻雀を楽しんでいました。そこに元子の伝言が飛び込んできます。とうとう元子は長谷川に呼び出されるのでした。長谷川政治経済研究所でやっと顔を合わせる二人。
 
「で、羽田の件とは何の話だ」
「会長に買っていただきたいものがございます」
 
元子は封筒を取り出しました。それは長谷川が過去に都知事の政治団体に献金した一億円の領収書でした。
 
「この献金で会長の息のかかった建設会社に羽田空港の滑走路拡張工事を請け負わせたということですよね? この領収書が表に出れば、都知事も会長も間違いなく贈収賄容疑で逮捕されます」
 
長谷川は動きを止めました。
 
「たかが銀座の女がどうやってこれを手に入れた」
「元銀座の女です。お店を取られてしまったので。買って頂けます?」
「いくらだ?」
「いくらで買って頂けます?」
 
元子は強く言い放ちます
 
「大した度胸だ。このわしまで、ゆすりにかかるとはな」
 
長谷川は立ち上がり、机から『カルネ』の契約書と黒革の手帖を取り出しました。契約書を破り捨てると手帖とともに彼女へと差し出します。
 
「その領収書と引き換えにカルネを返してやろう。ついでに手帳もな」
 
元子はほっと胸をなでおろし、2つを受け取りました。
 
「ありがとうございます」
「これで『カルネ』は今まで通り君のものだ」
「『カルネ』だけじゃありません」
「何?」
「『ルダン』の権利も譲ってください」
「『ルダン』?」
「お断りしておきますが、あの領収書のコピーは然るべき人に預けてあり、私が無事に帰らなかった場合、自動的に世に出回ることになってます。『ルダン』も譲って頂けますね」
 
長谷川に差し出された契約書には「クラブ『ルダン』権利譲渡についての覚書」と記されていました。
 
「サインと捺印をお願いします」
「大したもんだ。そんな芸当、いつどこで覚えた」
 
毎日借金に追われていた母親との自身の幼少期の生活を思い出す元子。
 
「自然と覚えます。皆さんからいろいろとお勉強させていただいていますから」
「ルダンが君のものになったとして、この先、まともに営業が続けられると思うか?」
「思います」
「なぜ?」
「何があってもやり続ける覚悟があるからです」
「怖くないのか? わしが」
「怖いです」
「誰も命が惜しいからな」
 
長谷川は笑いました。
 
「ゆとり世代は何を考えているかわからんと聞いたが、君の度胸には感服した。良いだろう。『ルダン』は譲ってやる」
 
元子は深く息をつき、頭を下げます。
 
「ありがとうございます」
 
サインをしようとする長谷川はボールペンを見つめて語りだしました。
 
「鉛筆一本買えなかったよ。わしの実家は北九州でね。わしは五人兄弟の末っ子だった。7つの時だ。親も兄弟も空襲で皆いっぺんに亡くした。東京に来て、金貸しの使いっぱしりを始めたのが17のとき。あんた見てるとあの頃の自分を思い出す。人の何十倍も苦労したんだから何十倍も幸せになってやるって誓って、いつもギラギラしていたよ」
「会長、今でも十分ギラギラしています」
「ギラギラ? このポンコツが? 馬鹿いうな」
 
サインをする長谷川でしたが、突然咳き込みました。そして、苦しげな呼吸のまま、彼は机に倒れてしまうのです。
 
「会長!? 会長! 会長?!」
 
声をかける元子ですが、会長は動きません。人を呼びに部屋を出ますが誰もいません。取り乱す彼女でしたが、携帯を手に取り救急の番号を押します。しかし、彼女はその手を止めてしまうのでした。そして、長谷川の指を朱肉に押し当てて、覚書に捺印させてしまうのでした。
 
 
残された人々
長谷川政治経済研究所に現れたのは救急ではなく、安島でした。元子は彼を一番に呼び出したのです。
 
「君はひとまず、これをもって家に帰れ」
 
安島はクラブ『ルダン』譲渡の覚書を元子に持たせます。
 
「だけどーー」
「病死なら解剖しても事件にはならない。あとは俺がなんとかする。家で待機してろ。何かあったらすぐに連絡する」
「わかりました」
 
荷物をまとめる元子でしたが、再度彼に確認しました。
 
「本当に大丈夫ですか?」
「俺はトラブル処理のプロ」
 
それを聞いて元子は頭を下げます。
 
「よろしくお願いします」
 
その場を後にする元子ですが、その姿を怪しい影が見つめていました。
 
長谷川の遺体を前に手を合わせた安島。そして、救急と警察に連絡したのでした。安島は警察の簡単な事情聴取を受けます。
 
「では、二人で話をしていたら突然発作を起こし、そのままーー。長谷川さんには何か持病があったんですか?」
「血圧が高く、毎日薬を飲んでいらっしゃったことは知ってますが、それ以上のことは」
「そうですか。ちなみにお二人は何の話を」
「私の結婚式のことで挨拶をお願いできないか、相談していました」
「近々ご結婚を」
「ええ、来月の6日に」
 
めでたい話に警察は微笑みました。
 
「それはおめでとうございます。いずれにしても、事件性がある場合は捜査しますんで、またお話をお聞きするかと思います」
 
事情聴取を終えた安島はあることに気づき、険しい表情をするのでした。
 
長谷川が亡くなったことで今まで彼に関わっていた人の状況は大きく変わることになりました。村井は『カルネ』の支配人を辞めると山田波子に言います。また、『カルネ』が元子の手に戻ることになるので波子はもうママでいることはできません。
 
『カルネ』を訪れると元子は波子に告げました。
 
「何しに来たの」
 
うっとうしい表情で波子は問いました。
 
「このお店を返してもらいに来ただけ。会長が亡くなる前、このお店を私に返すと言ってくれたの」
「どこまで汚い女なの。会長を騙して契約書奪ったんでしょ」
「人聞きの悪いこと言わないで」
「だってあんたそういう女でしょ。生まれつき性根も根性もひん曲がった悪党のくせに」
「どう思おうと勝手だけど、法的にこのお店は私のものに戻った。さっさと出てってくれる? 出ていきなさい!」
 
波子は笑い出しました。
 
「何がおかしいの?」
「懐かしいなって思って。二人して猫かぶって銀行で下働きしてた時代が。どこで道、踏み外しちゃったんだろう。でも、これだけは忘れないで。悪党には必ず天罰が下る」
「もう下った。お元気で」
 
その後、元子はクラブ『ルダン』の譲渡税のために有名予備校の橋田理事長に相談の連絡を入れます。その日、橋田は『カルネ』を訪れました。
 
「ママ!」
「お忙しいところ、わざわざ申し訳ありません」
「生きててよかった。殺されたって噂聞いて心配してたんだ。いや、冗談冗談!」
 
橋本の冗談に元子は少し表情が固まりましたが、彼の笑いに微笑みました。
 
「だけど、すごいね。ついにルダンを買っちゃうなんて。銀座中がひっくり返るビッグニュースだ。いや、おめでとう」
「ありがとうございます」
「一体いくらで?」
 
彼の問に元子はしっかりとした眼差しで答えました。
 
「買ったんじゃなくて、譲り受けたんです」
「会長から? どうやって?」
「普通に」
「普通にね。で、相談って?」
「以前に一度お話した件なんですが、改めてこの手帳に書かれている情報を担保にお金を融通してもらえないかと」
 
ため息とともに面倒そうな表情で橋田は問います。
 
「ハウマッチ?」
「2億円、お願いします」
「2億?! 念願のルダンまで手に入れたのに、まだほしい物があるの?」
「ルダンを譲り受けるにあたり、けっこうな税金がかかるみたいで」
「そんなことだろうと思った。根気強く観察を続けたおかげで、君の行動パターンはかなり読める。私もお勉強させて頂きましたんでね」
 
そういうと橋田は自身の携帯の写真を元子に見せました。それは長谷川が亡くなった日、元子が長谷川政治経済研究所から出てくる姿でした。
 
「まさかここまでするとは思わなかったよ。あの日、私も会長に呼ばれててね。見ちゃったんだよ。殺したんだろ、君が」
「違います」
 
困惑する元子。
 
「会長を殺し、安島くんに後処理を頼んで帰った。あの慌てぶりはそうとしか思えない」
「そんなことしてません」
 
強く否定する元子ですが、橋田は疑うばかり。
 
「見たんだ。君が帰った後、救急車とパトカーまで来て大騒ぎだった」
「会長は病死。警察もそう発表したじゃないですか」
「じゃあ、なぜ逃げた」
「逃げてません」
「私がこの写真を警察に持ち込んで目撃したことを証言すれば、間違いなく再捜査。君の殺人はバレる」
「殺してないといってるじゃないですか!」
 
元子が何度も否定する姿はとても必死です。しかし、橋田は突然物腰柔らかく話し出します。
 
「が、そんな野暮はしない。病死だろうが、殺しだろうが私には関係ない。君が殺人犯だろうとそうでなかろうと、愛の偏差値は変わらない」
 
橋田はいまだに元子からの真実の愛を求めていたのです。無理に迫ってくる橋田から身をかわす元子ですが、二人はもみ合いになります。そこへ警察が登場。橋田は平静を装って去っていきました。
 
「原口元子さんですね。署までご同行願います。長谷川庄治さんの件でちょっとお伺いしたいことが」
 
元子が連行されている中、楢林クリニックには脱税疑惑で国税局査察部の強制調査が入っていました。これによって楢林院長の脱税はすべて発覚してしまうのでした。
 
 『ルダン』の新しいママ
署で元子が見たものは、長谷川政治経済研究所の監視カメラの映像でした。そこには安島がやってくる姿と元子が会長室を一人で去っていく姿がはっきりと映っていました。
 
「長谷川会長がお亡くなりになったときに、安島議員は会長と二人きりだったとおっしゃっていました。しかし、死亡推定時刻から推察すると会長が亡くなったときに会長室にいたのは、あなたと長谷川会長二人だけだったんじゃないですか。どういうことか説明してもらえませんか」
 
警察は元子を見つめました。
元子の脳裏をよぎる自身の行い。
 
「おっしゃるとおりです」
「では、会長が亡くなったとき、あなただけが一緒だったんですね。なぜそのことを隠していたんですか」
 
少し思案すると元子は証言します。
 
「ご迷惑がかかると思ったからです。私は銀座の女、水商売をしています。そんな女と二人っきりでいるときに亡くなったとわかれば、遺族はもちろん、マスコミに騒がれて、会長の名誉にも傷がつくと」
「男と女の関係だったということですか?」
「そうです。会長は若い私に夢中でした。だけど、会長とのことは誰にも口外しないと約束していましたし。私たちの関係が公になれば、いろんな人にご迷惑をおかけすることになると思って」
「それで安島議員を呼んだんですか」
「安島先生だけが私たちの関係をご存知でしたから。まず先生に電話をして、相談をしました」
 
安島議員と元子との証言は一致し、元子は帰宅することに。
 
「今日はこれで結構です」
 
警察署を出るとそこには安島議員がいました。その後、『カルネ』で二人は語り合います。
 
「いろいろとご迷惑をおかけして申し訳ありません。本当にありがとうございました」
「言っただろう。トラブル処理は俺の十八番」
 
ほほえみ、得意そうな表情の安島とそれに笑いかける元子。
 
「で、ルダンは? いつオープン?」
「来週中には、なんとか」
「そっか。初めて出会ったとき、この子は一体何者かと思ったよ。次にゴルフ場で会って、ますます君のことがわからなくなった。その後、君はあっという間にカルネのママになって、今度は銀座で一番のクラブのママになろうとしてる」
「安島さんのおかげです」
「いや、俺は何も」
「あのとき、言ってくれたからーー」
 
元子は過去に安島が言ってくれた「たとえ、今がどんな状況でも信じて諦めなければ夢はかならず叶う」という言葉を思い出していました。
 
「ついに飛び立つんだね。鳥かご飛び出して」
「人生一度きりですから」
「オープンのときには必ず一番に駆けつけるよ」
「ありがとうございます」
 
二人は見つめ合います。しかし、その視線は長くは続きません。
 
「じゃ、また近いうちに」
 
そうして、安島は去っていくのでした。
 
閉院した楢林クリニックには、すべてを失った楢林院長と元看護師長の中岡市子がいました。何もかも押収されてしまった院長室は空っぽです。しかし、二人は一緒に笑い合っていました。
 
「昼飯買ってきた」
「見て! 私のへそくり!」
 
そういって数万円を握りしめて喜ぶ中岡と、買ってきたコンビニのおにぎりを美味しそうに食べる楢林院長。
 
「終わりだな。何もかも。隠し預金に有価証券。このクリニックも間違いなく差し押さえられる」
「まだまだここからが始まりです。一番大事なものは残ったじゃないですか。もともと何ももってなかった。また一からコツコツ始めましょ」
 
笑顔で楢林を励ます彼女を見て、楢林は笑いました。
 
「強いなあ、女は」
「誰かさんに鍛えられましたから」
 
そんな過去も今をも語り合う二人のもとに突然やってきたのは波子でした。
 
 
その夜、黒革の手帖とともに今までを思い返す元子がいました。そこへ突然、中岡はやってきます。元子に今までのお礼を伝えたいと彼女は言いました。しかし、本当の思惑は手帖を奪うこと。寿司のデリバリーをわざと頼んでおいた中岡は、元子がそれを玄関で受けとっている間に手帖を盗み出すのです。そして、交番に届けてしまったのでした。
 
『ルダン』オープンの日、綺麗に着飾った元子は『ルダン』で顧客たちを迎え入れていました。そこには『燭台』の岩村ママもお祝いにやってきていました。
 
その頃、安島は式場に新婦と入場するところ。しかし、華やかな場は東京地検特捜部の登場で騒然とします。交番に届けられた長谷川の一億円の領収書が原因です。もちろん、元子の手帖も警察のもとに。
 
クラブ『ルダン』にはたくさんの警察が向かっています。容疑者の原口元子を連行するためです。元子はたくさんの顧客に祝われているところでした。
 
「原口元子さんですか?」
 
クラブに現れた警察の問いかけに元子は微笑むのでした。
最終回(第8話)の感想はここをクリック
たくさんの騒動と人々の汚い思いは、最終的にそれ相応の罰を皆が受けて幕を閉じました。一番幸せそうだったのは、中岡市子と楢林院長だったのではないでしょうか。 
二人がほほえみ合って語り合う姿はどこか温かかったです。元子は一瞬夢を叶えることができましたが、幻想だったかのように最後はすべて逮捕によって消えてしまいました。結局、何があっても人のお金を奪ってまともに生きることはできないんだと実感する話ですね。
 
印象的で悲しかったのは、安島と結婚する予定だった堂林グループのご令嬢である堂林京子の最後の笑い声です。彼女が一番の被害者に思えます。一瞬でも普通の幸せを夢見た彼女がすべてを失ってしまうのはとても悲しかったです。誰かの幸せを奪って得る幸せはどこかで破綻してしまうのでしょうか。原作である松本清張の『黒革の手帖』も気になるので次はそれに挑戦してみます。
 
ぜひ気になった方はドラマ『黒革の手帖』をご覧になってみてください。
<見逃し動画>第7話 「最終章~私は諦めない!女帝の大逆転劇!!」
 
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第7話の公式あらすじ

原口元子は長谷川庄治と約束した期日に契約金の残金を支払えず、ルダンを手に入れることはおろか、カルネまでも差し押さえられてしまう。黒革の手帖も奪われ困った元子は、燭台のママ・岩村叡子を訪ねるが…。
 
<出典>U-NEXT 公式

第7話のネタバレはここをクリック
財政界を裏で操る長谷川庄治とのクラブ『ルダン』の売買契約を白紙にすることができた原田元子。災難は終わったかのように見えましたが、クラブ『カルネ』に突然に現れた村井亨の発言ですべてはまだ終わっていないと彼女は気づきます。
 
 
『カルネ』は誰のもの
「やあ、久しぶり。今度こんな仕事をすることになった」
 
村井が見せた名刺にはクラブ『カルネ』支配人と記されていました。
 
「今日からこの店は私が仕切る。すべては長谷川会長のご指示だ。転職したんだ長谷川政治経済研究所の子会社に。何でもしますって頭下げたんだけど、まさか銀座のクラブを任されるとは。だけど、断れないだろう。なにせ相手は日本のドンなんだから」
 
じっと村井を見つめる元子。
村井は契約書を取り出し説明します。
 
「ほら、ここ、クラブ『カルネ』を譲渡する」
「この契約は白紙にーー」
 
声を荒げて元子の発言をさえぎり、村井は契約書をテーブルに叩きつけました。
 
「いや、契約書があるじゃない! 頼むよ! 銀行で働いてたんだからさ。わかったら、出て行ってくれ。たった今からこの店は君のものじゃない。ついでに新しい『カルネ』のママを紹介しておこう」
 
村井の声かけとともに現れたのは山田波子でした。波子は銀行時代の彼女の同僚です。
 
「やっぱいいわね。夜の銀座は。最高」
 
二人は高笑い。銀行を左遷されてからの生活を村井は涙ながらに語りだしました。
 
「お前に人生を狂わさた。左遷され、女房は子どもをつれて実家に帰った。生活費と養育費を振り込めば、小遣いは雀の涙。昼は牛丼、夜は弁当、晩酌は缶酎ハイのやもめ暮らし」
 
村井は元子が銀座のママになる前に働いていた銀行の元次長でした。当時銀行は顧客の脱税に加担していたのです。それをしっていた元子は銀行の理不尽な派遣切りを恨み、銀行が脱税で手に入れていた預金をすべて横領してしまったのです。
 
「自己責任でしょう」
 
彼の語りに元子は吐き捨てるように言いました。
 
「ふざけるな! 全部お前のせいだ!」
 
それでも、村井は元子の責任であると主張します。彼は元子が同じように不幸になることを望んでいるのです。
 
「一週間あげる。全部整理して」
「ボトル、食器、グラス、内装もすべて変えるから全部持っていって」
 
二人は口々にそういうと『カルネ』を去っていきました。
 
 
失いたくないもの
どうしても『カルネ』を失いたくない元子は、何か手はないかと思案しますが頭をよぎったのは安島のことだけでした。やっと衆議院議員になった安島富夫でしたが、婚約者がいるにもかかわらず元子と一夜を共にしてしまいました。そして、彼女は後日に体調の異変に気づきます。
 
安島は近くに控えている結婚式の準備で忙しいようすです。堂林グループの令嬢である婚約者の堂林京子は、安島の物憂げな態度を訝しんでいました。車の中、二人は堂林の行きつけのネイリストから帰宅するところでした。
 
「どうかしたの?」
「いや、別に」
 
上の空の彼に堂林は不安そうに尋ねましたが、彼はただなんとなく返事をするだけ。
 
「明日の予定大丈夫?」
「明日?」
「式場で打ち合わせ」
「ああ、もちろん大丈夫」
「お色直しなんだけど一回でいいと思う?」
「いいんじゃない」
「あなたも着替える?」
「ああ、どうしようかな」
 
じっと見つめながら問いかける堂林の表情は真剣です。しかし、彼は堂林を見もせずに返事をするので気づきません。
 
「いっそのことやめちゃう?」
「お色直し?」
「結婚」
「なに言ってんだよ」
 
安島はやっと堂林の方を向き、彼女の言葉を冗談として流したのでした。
 
その頃、元子は以前の職場だったクラブ『燭台』の岩村叡子ママに『カルネ』の相談に行っていました。
 
「自業自得でしょ。あれ程、忠告したのに。お客様の秘密を守るどころか、その秘密を利用してお金を脅し取ろうとするなんて。もうみんな知ってるわよ。この銀座は村社会。村の噂はあっという間。どこの誰が捕まった、破産した、夜逃げした、騙された。他人の不幸は蜜の味。ルールを破った女に居場所はない。もともと、あなたは銀座に合わない女だった。潔く諦めて、田舎に帰って結婚して、子どもでも生んで、地味で退屈な幸せでも探したら」
 
ママは元子の行いを強く叱責しました。
 
「諦めません。私はこれからもこの銀座で生きていきます」
 
それでも反省していない発言をする元子に怒りの表情の岩村ママ。
 
「舐めたこと言わないで! 私がこの銀座で今のポジションに上り詰めるまでどれほど苦労したかわかる? あなたはなんにもわかってない。この銀座の怖さも汚さも、本当の意味の楽しさも。ただ銀座を舐めて、調子に乗ってただけ。銀座で一番若いママ。もうあなたの出番は終わったの」
 
岩村ママはお店の出口を指し示しました。その後の帰路で倒れかけた元子は、自身の体の異変を無視できなくなります。そうして試した妊娠検査薬の結果は陽性でした。 
 
銀座の村八分
どうにもならなくなった元子は、安島に連絡を取りました。電話をとったのは婚約者の堂林でしたが、後日、安島に会うことに。
 
地下駐車場の車内で二人は久しぶりに会話することができました。
 
「お忙しいところ、申し訳ございません」
「どうしても話したいことって?」
「見てもらいたいものがあるんです」
 
カバンの中から『ルダン』の契約書を取ろうとして視界に妊娠検査薬が入りました。少し思案する元子。しかし、そのまま契約書を取り出します。
 
「安島さんの言ってくれたとおり、違約金の残り5000万は請求されていません。だけど、カルネの権利は契約書の通り渡せと言われて」
「なんだって?!」
 
契約書を確認する安島は彼女の説明に大変驚きました。
 
「あと四日でお店を明け渡さなきゃならないんです。なんとかお店を取られなくて済む方法はありませんか」
「君はまだ若い。やり直すチャンスはいくらでも」
「どうしても、カルネを手放したくないんです」
 
苦しい表情の安島ですが、彼女のお願いを受け入れてしまいます。
 
「これ、預からしてくれ。ちょっと考えてみる」
「ありがとうございます」
 
頭を下げる元子。バックミラー越しに見つめると安島は彼女の体調を心配しました。
 
「話はそれだけ? 顔色悪いよ。大丈夫?」
「それだけです」
 
そうして、彼女に自身の名刺を渡すと安島は車で去っていきました。しかし、その状況を覗き見ている人物がいることに誰も気づいていなかったのです。
 
その後、安島の紹介で渡辺弁護士から連絡が来ました。契約書の不法な内容から『カルネ』を明け渡す必要はないという話でした。今まで通りに『カルネ』を営業しても問題もなく、また、裁判をすれば必ず勝てると弁護士はいうのです。この話に安堵した元子は、『カルネ』の営業を再開することにしました。
 
しかし、営業しようとするお店には村井と波子がやってきてしまいます。
 
「なんだまだ営業しているの? 立ち退き期限まであと3日。ちっとも片付いてないじゃないか」
「さっさと店閉めて、早く明け渡しの準備しなよ」
 
二人は仰々しい態度でソファに座りつつ、店員のホステスに威張り散らします。
元子は二人を睨みつけました。
 
「出てってください。私はこのお店を手放しません。今日、弁護士の先生に相談に行ってきました。あの契約書は無効。裁判さえすれば、必ず勝てると言ってました」
 
顔を見合わせて黙り込む二人。
そこへ渡辺弁護士から電話が来るのでした。
 
「はい」
「原口さん。申し訳ないけど、さっきの話はなかったことにしてください」
「なかったこと!? どういう意味です?」
「私は今回の件から手を引かせてもらいます」
「なぜです?」
「とにかく、引き受けられないんです。契約書はお返ししますので、都合の良いときに取りに来てください」
 
電話の会話を聞いていた村井と波子は笑います。長谷川との契約の前に法律は効力をはっきすることができなかったのです。
 
後日、元子は安島とともに渡辺弁護士のもとへ確認に向かいましたが、結果は同じでした。
 
「今回ばかりは相手が悪すぎます。申し訳ございません。私がこの仕事を引き受ければ、弁護士としてやっていけなくなります。安島先生、悪いことは言いません。先生もこの件からは手を引いたほうがいいです。長谷川会長にたてついたら本当に取り返しがつかないことになりますよ」
 
元子は自分自身で弁護士を探すことにしました。なぜなら、安島の身を危険にさらしたくなかったからです。彼女が次に頼った相手は、銀座の情報通である美容師の牧野でした。牧野は元子の行きつけの美容院で働いているのです。二人はカフェで話をします。
 
「借金の形にお店取られそうになってるって本当?」
 
牧野は驚いたようすで聞きました。
 
「腕のいい弁護士さんを紹介してほしいの。できれば売買契約に強い弁護士さん」
「あら、私の兄貴と弟、どっちも弁護士よ。二人とも国立大学法学部。あたしと違って超優秀。兄貴は真面目で、弟はクソ真面目。子どもの頃は天敵だったんだけど、今は仲良しだからどっちでも紹介してあげる」
 
彼の話を聞いてほっとする元子。
 
「頑張ってお店を守って。何があっても私はママの味方だから」
 
後日、牧野から元子へすぐに連絡が来ました。伝えられた弁護士事務所に行くと、そこには村井がいました。すでに弁護士事務所には長谷川の手が回っていたのです。慌てて美容院の牧野のもとに確認に向かう元子。美容院の牧野のもとにはせせ笑う波子がいました。
 
「二度とこの店に来ないで。道連れはごめんなの。悪いけど、私もこの街で商売をしてかなきゃならないから。じゃあね」
 
牧野は手のひらを返したように元子を睨みつけて言うのでした。この銀座にはもう元子の味方はいないのです。
 
 
天罰と元子の涙
その頃、安島は長谷川に呼びつけられて長谷川政治経済研究所に来ていました。
 
「血圧がまた上がっているんですか?」
 
長谷川が薬を飲む姿を見て彼は問いました。
 
「お前のせいだ。せっかく当選したのにもう議員を辞めるつもりか?」
 
困惑する安島の前に黒革の手帖が投げ捨てられました。中には元子と会っていた安島の写真が挟まっていたのです。
 
「その女とは会うなと言ったはずだ。わしを舐めてんのか。質問に答えろ!」
 
押し黙っていた安島でしたが、ソファから立ち上がると深々と頭を下げました。
 
「申し訳ありません」
「わしを二度と怒らせるな。わかったな」
「はい」
 
 
元子はお店の明け渡しの日がせまり、さまざまな支払いに追われていました。最終手段として長谷川に直談判に向かうことを決断します。そんな中、銀行にむかっている道中で警察に職務質問をされる元子。質問を拒否し、逃げ出しました。警察に追われる元子は階段を転がり落ちて流産してしまうのでした。
 
病院のベッドで「天罰が下った。自業自得」と元子は涙を流します。元子の持ち物にあった名刺によって安島には病院から連絡が入っていました。駆けつけたときにはもう元子は病院を抜け出した後でした。道端で彼女を見つけた安島は声をかけます。
 
「どうしたんだ? どこ行くつもりだ? 大丈夫か、体の方は?」
「会長のところへ行きます」
 
強い視線を投げかける元子に安島は封筒を手渡しました。
 
「これを持っていれば、会長は君に会ってくれる」
 
封筒の中身をみて顔色が変わる元子。
 
「俺にできるのはここまでだ」
 
そういうと安島はタクシーに乗り、去っていきました。封筒の中身が、黒革の手帖の代わりに切り札になると確信する元子。その夜に彼女は『ルダン』へ下見に行くのでした。
第7話の感想はここをクリック
一番怖いのは人間であるとわかる第7話でした。法律や警察がたった一人の人間によって握られあやつられてしまうことの恐怖をひしひしと感じます。
 
たった一人の女性を寄ってたかってボロボロになるまで追い詰めることは本当に大人気ないように思えました。
 
しかし、原口元子が今まで散々他の人を陥れてきたことも変わりません。自分たちが生きていくためにはたとえ悪であっても誰も逆らうことができないのは確かなのでしょう。
 
どれだけボロボロになっても『カルネ』だけは手放したくない元子の執念には圧倒されました。
 
次はとうとう最終話です。元子は幸せになることができるのか。クラブはどうなるのか。見逃すことはできません。
<見逃し動画>第6話 「奪われた手帖!!身代金は3億」
 
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第6話の公式あらすじ

原口元子は長谷川庄治と約束した期日に契約金の残金を支払えず、ルダンを手に入れることはおろか、カルネまでも差し押さえられてしまう。黒革の手帖も奪われ困った元子は、燭台のママ・岩村叡子を訪ねるが…。
 
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第6話のネタバレはここをクリック
銀座で一番若いクラブのママである原口元子は、銀座一のクラブ『ルダン』を手に入れるために長谷川庄治と売買取引を行うことになりました。財政界を裏で操る長谷川のことを何も知らない元子は、彼が出した条件を簡単にのんでしまったのでした。
 
 
アクシデントは必然に
待ちに待ったクラブ『ルダン』の売買契約の日。元子は手付金の5000万円を支払うために長谷川経済研究所にやってきました。
 
「クラブ『ルダン』の手付金、5000万です。残りの2億5000万は2週間以内に必ずお支払いいたします。」
 
彼女が差し出した黒のアタッシュケースの中には5000万円が現金で揃っていました。
 
「これはビジネスだ。ビジネスは情に流されてはいかん。契約書、ちゃんと読んだな? 追加の条件も理解してくれたかな」
 
長谷川は彼女に念を押して契約の内容を確認させました。そこには違約金1億円だけでなく、ほかにクラブ『カルネ』の権利を譲るという条件が追加されていました。
 
「こちらの一方的な事情で本契約を破棄する場合は、違約金の他に『カルネ』まで?!」
「2週間後に残金を間違いなく払えるのなら、何の問題もないでしょ?」
 
元子をじっと見つめながら長谷川は言いました。彼女は算段を再度思案しましたが「料亭『梅村』と『カルネ』が予定通りに売れれば、何の問題もない」と心の中で自身を納得させます。署名と捺印をした彼女を見て、長谷川は薄く笑いました。
 
その日、元子の自宅に楢林クリニックの元看護師長である中岡市子が訪れました。要件は、以前に楢林院長から脅しとった5000万をすべて返せという話でした。中岡は楢林の愛人で30年間ともにクリニックで働いてきた仲なのです。
 
「楢林先生の元に戻られたんですね。先生はお元気ですか?」
 
市岡の話を聞き流す元子ですが、中岡はかまわずに話を続けます。
 
「もともと、5000万は院長先生からゆすりとったお金でしょ。5000万、耳を揃えて返してもらいます。必ず頂きますからね。あなたが破滅する前にかならず」
 
そういうと中岡は去っていきました。元子は破滅する気はさらさらありません。しかし、物事は突然転がり落ちていくことになるのです。元子のもとに連絡が入ります。それは料亭『梅村』の販売を頼んだ不動産会社からでした。
 
 
消えた手帖と料亭『梅村』
「料亭『梅村』の件なんですが」
「もう売れたんですか!?」
 
嬉しそうに元子は不動産にたずねましたが、返ってきた答えは驚くものでした。
 
「ママさんの名義になっていません。名義は橋田常雄から、また元の梅村キミに戻されています」
 
この連絡をうけて、元子は登記所に確認へ向かいました。確かに名義はもとに戻っており、理由は錯誤によるものと説明されます。これでは『ルダン』の残りの料金2億5000万を用意することができません。元子は有名予備校の橋田理事長のもとへと向かいました。
 
「どういうことか、説明してください。『梅村』は私が2000万で買ったはずです」
「買った!? 最低でも2億の『梅村」を? 君は夢でも見ていたんじゃないのか。そもそも、私のものではない『梅村』を君に売れるわけがない」
 
橋田を問い詰める元子ですが、2000万で買ったとされる料亭はもともと2億円の価値がある物件です。これは裏口入学の斡旋と脱税との情報で橋田から脅しとった物件。なので、元子は正式な方法で料亭を手に入れることはできません。
 
「最初から私を騙すつもりだったんですね。私をはめたんでしょ」
「人聞きの悪いことを言わないでくれ。ある人からアドバイスをもらったんだよ。君、いろんな人から恨みを買ってるんだってね」
 
元子は裏口入学の情報で橋田を再度脅しますが、彼は怯みません。なぜなら、裏口入学の情報はダミーだったためでした。元子に裏口入学の情報を手に入れてきてくれたのは『カルネ』の元従業員である島崎すみ江です。彼女は元子を裏切り、橋田の手下になっていたのです。
 
「君に最後のチャンスをあげよう。君が私だけのものになると約束してくれるなら『梅村』は君にあげよう」
「お断りします。嫌です」
 
橋田の申し出を彼女は即答で断りました。
 
「私にはまだあの手帳が。あなたの脱税の証拠となる借名口座のリストーー」
「脱税の証拠? なにそれ。そんなものどこにあるの? そんなものほんとに持ってるの? 持ってるなら見せて。その手帳とやらを今すぐ持ってきてよ」
 
思わせぶりな口調で元子を挑発する橋田。
 
なにかを察した元子は急いで自宅に向かいました。しかし、彼女の自宅は何者かに荒らされた後です。彼女の大事な手帖もなくなっていました。警察の捜査はすぐに入りましたが、元子は自身の状況があるので真実を話すわけにはいきません。このままでは2億5000万を用意することは不可能です。
 
 
消える長谷川
どうすることもできなくなった元子は支払いの期限を延ばしてもらうために長谷川に連絡をとることにしました。しかし、いくら電話しても彼と連絡がとれることはありません。長谷川経済研究所を訪れても彼に会うことは叶いませんでした。
 
その頃、衆議院議員に立候補した安島富夫は努力のかいあって当選。念願の衆議院議員になることができたのです。それをテレビのニュースでしった元子は、長野の安島講演会事務所に向かいました。
 
講演会事務所の前にいる元子を見つけた安島。彼は自身の車に元子を誘いました。
 
「こんなとこまで、どうしたんだ」
「当選おめでとうございます」
「ありがとう。これのおかげだ」
 
元子が当選のお祝いを告げると、安島は彼女が以前くれたお守りを懐から取り出しました。
 
「持っていてくれたんですか」
 
それを見てほほえむ元子。
 
「それより、『ルダン』契約のことで?」
 
彼の問いに元子の表情はこわばり、今までの経緯を説明しました。
 
「長谷川会長と急に連絡がとれなくなってしまって。お願いします。会長と会わせてください。一週間後にお支払いするはずの2億5000万円が用意できなくなって」
「だから、あれほどーー」
 
安島は前に彼女に契約をやめるよう警告したのです。
 
「なんとか会わせてください」
「会ってどうする」
「契約を白紙に戻してもらうか、それが無理なら、せめて支払いの期日を」
 
あきれる安島。
 
「今更無理だ。それをさせないための契約書じゃないか。君の都合で契約を破棄にした場合、1億円の違約金だと念を押されただろう」
「お願いします」
 
視線をそらす安島に、元子は静かに頭を下げた。
 
「わかった。会長には俺の方から話しておく。あとは俺に任せてくれ」
「ありがとうございます」
 
険しい表情でしだが、安島は承諾しました。元子は深々と頭を再度下げました。そこへ安島の婚約者である堂林京子が現れ、元子は追われるように帰ったのでした。
 
 
鳥かごの中で
元子は精神的に憔悴していました。携帯には無言電話がなんどもかかってくるように。自身のクラブの従業員に敵がいるのではと疑心暗鬼にもなっていました。
 
その頃、安島は長谷川と元子の契約の件で話し合いをしていました。
 
「急ぎの話って?」
 
長谷川は安島を椅子にうながします。安島は険しい表情で長谷川を見つめつつ、ソファーに座りました。
 
「原口元子との契約についてです」
「なるほど。お前さんに泣きついたか。色男は大変だな」
「彼女、ずっと会長と連絡を取りたがっていたようなのですが」
「知らん。何も聞いとらん。で?」
「何かアクシデントがあったようで」
「アクシデント?」
 
長谷川は彼を見つめて眉をひそめます。
 
「会長にお支払いするはずの金の目処がたたなくなったようです」
「彼女の都合で破断にする場合は、約束通り、あと5000万の違約金を頂く。契約は絶対に守らなきゃならん、大人の約束だ。たとえ、どんな事件や事故、災難に巻き込まれたとしても約束を守るのが筋。約束を守らんやつは男でも女でも、絶対に許さん! 話はそれだけか?」
 
長谷川はこのあとに官房長官との会食を予定していたので、席を立とうとしました。
 
「待ってください。もう一つ、お耳に入れておきたいことが。週刊毎朝の記者が会長の周りを嗅ぎ回ってるんです」
「この間、若槻大臣のスキャンダルをすっぱ抜いたあの三流雑誌がわしのなにを」
 
凄まじい形相で長谷川は椅子に座り直しました。
 
「羽田空港の拡張工事の利権にともなう東京都知事への1億円の闇献金についてです。クリーンなイメージが売りの都知事ですから、そのスキャンダルが表に出ればマスコミはもちろん、対立関係にある与党の議員も飛びついて大騒ぎするでしょう。そうなれば、さすがに会長のところにも」
「安島! 私を脅す気か?!」
 
安島の話に長谷川は凄まじい剣幕ですごみました。
 
「とんでもありません!」
「羽田空港の件。都知事との橋渡しをしたのはお前じゃないか。お前以外のどこからそんな情報が漏れるんだ!」
「わかりません。私はただご紹介しただけです」
「とぼけるな!」
 
 
当人の元子は、クラブでその日の売上の集計をしていました。
そこへ現れたのは安島です。
 
「お会いできたんですか? 会長さんと」
「『ルダン』売買契約は白紙。違約金の残り5000万も払わなくていいことにしてもらった」
「ありがとうございます。本当ですか」
 
安島は自身の立場も危なくなる交渉を長谷川としました。彼は長谷川の裏情報が週刊誌に出回らないよう守る代わりに元子の契約を白紙にしてもらうよう頼んだのです。 
 
「ただすでに払ってしまった手付金は返してもらえない。5000万は大金だけど、今回は授業料だとしてあきらめてもらうしかない」
「わかりました。本当にありがとうざいました」
 
元子が頭を下げます。話は終わったように見えますが、少し渋い顔で黙る安島。
 
「まだなにか?」
「君はもう丸裸だ。すべて調べられ、すべて知られてしまった。君が銀座で店を開く前、東林銀行で何をしたのか。楢林院長の愛人を抱き込んで裏帳簿を手に入れて、院長から5000万を脅し取ったこと。『上星ゼミナール』の橋田理事長から『梅村』をただ同然で譲り受けようとしたことも。あれほど忠告したじゃないか。会長がその気になれば、国会議員はもちろん、ヤクザも警察も動かせる。銀座のママの素性を調べるぐらい朝飯前だ」
 
すべての黒幕は長谷川だったことに気づいた元子。ほかの皆にさまざまな入れ知恵をしたのも長谷川だったのです。
 
「もし君が今後も夜の銀座で商売を続けたいと思っているのなら、会長には絶対に逆らうな。それと、君にはもう会えない」
「どうしてです!?」
 
安島のその発言に元子は少し取り乱しました。
 
「この店には出入り禁止。それが君と会長の契約を白紙にし、違約金5000万をチャラにする条件だ」
「長谷川会長がどうして、そんな条件を」
「理由は聞いてない」
 
少し思案する安島ですが、自身の身について語ります。
 
「俺も君と同じ。何が会っても会長には逆らえない。俺たちは籠の鳥。君が大空だと思ったのは小さな鳥かごの中だ。元気で」
「待ってください! どこへ行くの? どうせ鳥かごの中なのに」
 
元子は立ち去ろうとする安島を口づけで引き止めました。こうして元子と安島は夜をともにしましたが、安島は彼女のもとを去るのでした。
 
その後1ヶ月はすべての問題がなかったことのように何もかもが静かになりました。しかし、突然、クラブ『カルネ』の支配人として村井亨、新ママとして山田波子が現れてしまうのです。
第6話の感想はここをクリック
好き勝手していた原口元子が長谷川の思惑に踊らされる第6話となりました。
 
明らかにわかりきった罠にかかっているように思えましたが、それでも今まで元子自身が周りにしてきたことで彼女がやっと痛い目を見たのは少し愉快です。しかし、長い間彼女が苦しむのはさすがに見ていて少し苦しくなりました。
 
どうして彼女はここまで他人を陥れなければならなかったのでしょう。彼女ほどの頭があればもっと違う人生があったのではと思わずにはいられません。
 
今後の彼女と安島の関係がどうなるのか注目しつつ、次の話も楽しんでいきたいです。
<見逃し動画>第5話 「女の敵は女!3億円の土地売買巡る戦い」
 
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第5話の公式あらすじ

上星ゼミナール理事長・橋田常雄の裏口入学あっせん者リストを手に入れた原口元子は、銀座の老舗クラブ・ルダン手に入れる計画を実行に移す決意をする。一方、安島富夫は若槻貴子の対抗馬として出馬しようとする。
 
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第5話のネタバレはここをクリック
前回、有名予備校の理事長である橋田常雄の裏口入学斡旋の情報を手に入れた原口元子。元子自身が橋田に襲われかけたこともあり、ホステスの島崎すみ江を身代わりに橋田のもとへ行かせてしまうという腹黒い手段を元子は用いてしまいました。そのまま、橋田とすみ江は深い関係へと発展。
 
その後も橋田は相変わらずクラブ『カルネ(CARNET)』に来ていました。
「いらっしゃいませ」とお店で出迎える元子。そして、じっと見つめる橋田理事長。
 
「こないだは弁当をありがとう。美味しかったよ。ごちそうさま」
 
前回にすみ江が届けてくれたお弁当の礼を橋田は元子に伝えたのでした。
 
「すみ江は?」
「あいにく、今、他のお客様のお席に」
「私が来たって(すみ江に)伝えてくれる?」
 
元子がやんわりと都合が悪いことを伝えますが、橋田はすみ江を指名するのでした。
 
その頃、衆議院議員候補の安島富夫は、長谷川庄治と料亭『梅村』で今後の選挙戦のための作戦会議をしていました。
 
「じゃあ、党本部は若槻夫人を公認候補に」
「まだ決めかねているようだがな」
 
安島は自身が立候補する自由民政党が誰を公認候補にするのかと長谷川に尋ねていました。なぜなら、党本部が誰を公認候補にするのかは二人にとって勝つか負けるかの重要な事柄だからです。
 
「やつらの本音はわかっている。政策なんかどうでもいい。ようは選挙で勝てる候補を公認したい。万が一、党が若槻夫人を公認したら、いくら堂林グループの組織票があっても確実に当選できるかはーー」
 
長谷川は警告しますが、安島は断言しました。
 
「自由民政党は必ず僕を公認します」
 
後日、若槻夫人は週刊誌にスキャンダルを報道されてしまいました。それによって安島は党の公認候補を確実に手に入れることができたのです。
 
 
長谷川とクラブ『ルダン』
元子は行きつけの美容院でクラブ『ルダン』の売り主が長谷川庄治だという情報を手に入れました。どうやらクラブ『ルダン』は長谷川の手によって3億で売りに出されているようなのです。
 
その日、クラブ『カルネ(CARNET)』に長谷川は来店しました。元子は長谷川と安島とともに談笑します。話題は安島の手に入れた公認候補。
 
「では、党公認を祝して乾杯!」
 
長谷川は安島が若槻夫人のスキャンダルをリークしたと考えて、彼を称えました。
 
「いや、大したもんだ。一歩間違えれば、お前さんだって共犯で名前がのることになったんじゃないのか。自分のスキャンダルの責任を秘書になすりつける、そういった政治家は山程しっているがね。先生におしつける秘書ってのは初めて見たな」
 
安島はスキャンダルのリークについて否定しますが、長谷川は「お前以外の誰があそこまで知っているのか。ねえ、ママ」と元子に同意を求めました。
 
「政治の話はよくわかりません。それより、夜の銀座のお話をしてもよいですか? ルダンが売りに出されていると噂を聞きましたけど、本当ですか? ルダンは長谷川会長がお持ちだとか」
 
話題を変えて、問いかける元子。
 
「ママは若いのに情報通だね。いや、わしのものじゃあない。いまルダンは質流れ寸前でね。たまたま、わしの手元にあるだけだ」
 
長谷川の表情は固まりました。それでも、元子は動じずにルダンの値段について聞いていきます。
 
「いくらで売りに出されてるんです?」
「ん? 買ってくれるの?」
 
と元子を見る長谷川。
 
「まさか! だけど、気になるじゃないですか。銀座で一番のクラブがいくらで売りに出されるのか。3億で売りに出されてると聞きました。噂は本当ですか?」
 
長谷川は冗談で彼女をはぐらかして明言せずに笑いましたが、元子は噂が本当であると確信したのでした。
 
 
料亭『梅村』は誰の手に?
予定通りに料亭『梅村』を長谷川の仲介のもと、2億で買い取った橋田。すみ江からの情報でそれを知った元子は、とうとう行動に出るのでした。
 
「いやあ、驚いたな。ママの方から出向いてくれるなんて。予備校なんて初めてだろう」
「立派な校舎で驚きました。私が通っていた高校とは大違いです」
 
元子が予備校まで現れたことに橋田は喜びと驚きを隠せませんでした。
 
「で、いったいどういった風の吹き回し?」
 
橋田は何の要件で来たのかを問います。
 
「折り入って相談したいことがーー」
「この話かな?」
 
と箱根旅行のことかと橋田は問いました。
 
「すみ江さんのことです。理事長はすみ江さんとどうゆうつもりでお付き合いされてるんです?」
「どういうつもりってーー」
「結婚なさるつもりですか? すみ江さんは真面目な子です。銀座で働くのも初めてで世間知らずなところもある。だから、もし単なる遊びなら、今後お店の外で会うことはやめていただきたいんです」
 
それに対して、橋田は嫉妬だと勘違いします。
 
「嫉妬!? いやあ、嬉しいねえ。すみ江はすみ江。ママはママ。私の本命はあくまでママだ」
「いえ、違います。すみ江さんに二度と近づかない。連絡もしないと、約束して頂けます?」
 
言葉をつまらせる橋田でしたが、二度とすみ江に手を出さない代わりに元子へと迫ります。しかし、元子の本命の要件はまだ終わっていません。
 
「大事な話はこれからです。理事長がお買いになった『梅村』を私に譲ってください」
「『梅村』!? なぜ私が梅村を買ったことを?」
 
突然の話に混乱したようすの橋田でしたが、元子の詰め寄りに少しため息をつきました。
 
「いくらで?」
「2000万。頭金なし、25年ローンで。月々6万6000円の300回払いで」
 
冗談のような申し出に橋田は困惑しました。なぜなら、本来の価値でいったら『梅村』は2億はするからです。しかし、元子は本気。
 
「お金ならあるじゃないですか。湯水のように湧いてきて困ってらっしゃるんじゃない」
 
元子はとうとう黒革の手帖を取り出しました。橋田には裏口入学で得た隠し預金3億1千万があるのです。こうして元子は、脱税と裏口入学に関する情報を元に橋田をゆすり、『梅村』を手に入れることに成功するのでした。
 
その後、元子は久しぶりにクラブ『燭台』の岩村叡子ママに会いました。クラブ『燭台』は元子が最初に働いていたクラブです。
 
「元子ちゃん。毎日暑いね。景気はどう?」
「ママ、ご無沙汰しております。おかげさまで、なんとか」
 
二人はカフェに行くことに。
 
「そういえば、最近、楢林先生、さっぱり顔見せてくれないんだけど、カルネには?」
「いらしてませんね。病院のほうがお忙しいんじゃないですか」
 
岩村ママは少し元子を疑ったような目で見つめました。
 
「ならいいけど。あ、聞いた? 『ルダン』が売りに出されているって話」
「『ルダン』が!? 本当ですか?」
「この銀座の別のお店のママが買うって噂なんだけど、あなたじゃないわよね?」
「まさか。そんなお金逆立ちしたって出てきません」
 
元子はルダンの話を聞いても知らないふりを貫きました。
 
「けっこう繁盛しているって聞いてるけど、銀座で一番若いママのお店」
「そうですね。けっきょく男の人って若い女性が好きなんですよね。とくに若くて物を知らない都合のいい女が」
 
そう語る元子に岩村ママは表情をこわばらせました。こんなにも元子が岩村ママに強かなのは初めてだったからです。
 
 
クラブ『ルダン』と若いママ
すべて順調に進んでいる元子。あとはクラブ『ルダン』を長谷川から購入するだけとなりました。元子は長谷川経済研究所に足を運びます。そこには安島もいました。
 
「お忙しいと思いますので、単刀直入にお話させていただきます。クラブ『ルダン』を譲って頂けないでしょうか」
 
元子の真っ直ぐな申し出に驚く長谷川。安島も驚きを隠せません。
 
「『ルダン』を買いたい!? いくらで?」
「3億円でいかがでしょう」
「3億、用意できるのか!? バックは誰だ」
 
長谷川は彼女の後ろに誰がいるのかと疑いますが、元子の後ろには誰もいないので彼女は「いません。私にはそういった方は一切」としか言えません。
 
「何で『ルダン』を買いたい」
 
長谷川は驚きつつも彼女の購入したい理由を真っ直ぐに問いました。
 
「銀座で一番のお店だからです。この世界で働く以上、一番の高みを目指したいと思っております」
「いやあ、大したもんだ」
 
思案した後に、長谷川はうなずきました。このまま購入の手続きが進むように思えましたが、長谷川は相場よりも高い5000万という手付金を提示します。元子の用意するお金がどういった経緯で用意されているのかわからないので、そのリスクを回避するためでした。違約金は1億。元子はその条件をのみました。手付金を二週間で用意、半月で総額を支払うことに。
 
 
不穏な影
その後、すみ江がクラブ『カルネ(CARNET)』の外で橋田理事長と会っているところを見かけてしまった元子。すみ江にはもう橋田と会わなくて大丈夫だと告げていたので、元子は不審に思います。
 
その日、安島は閉店した後のクラブ『カルネ(CARNET)』を訪れました。
 
「ごめんなさい。もう閉店なんです」
 
そういう元子に安島は突然切り出します。
 
「キャンセルしたほうがいい。『ルダン』を買うって話だ。口約束だけで契約書は交わしていない。今なら間に合う。俺が間に入るから、なかったことにしてもらおう」
「どうして?」
「無謀だ。なぜ突然そんな」
 
険しい表情で止める安島に元子は冷静に語ります。
 
「突然じゃありません。この世界で働く以上、いつか一番になりたい。銀座で一番のママになりたいって安島さんにも話したじゃないですか」
「無理だ。君はまだ若すぎる」
「若くても夢を実現している人は大勢います」
 
彼女の冷静な態度と言葉に、安島は声を少し強めて警告します。
 
「良いのは最初だけだ。出る杭は必ず打たれる。この街には君が『ルダン』を買うことを快く思わない人も大勢いる。歴史あるクラブのママ、その後ろにいる男たちが嫉妬や妬みで君の足をひっぱり、潰しにかかるかもしれない」
 
手を引かない元子の態度に焦る安島は元子のお金の裏事情を問いただしますが、彼女がそれを語るわけはありません。
 
「教えてくれ。全部話してくれ。君は一体何者なんだ」
 
安島は彼女の身を案じて抱きしめました。突き放す元子。
 
「長谷川会長は危険な男だ。君は何もわかっていない。もし敵に回したらーー」
「安島さんだって同じでしょう。選挙に勝つために何でもするんでしょう。恩人を裏切り、蹴落としてでも当選するんでしょう。自分は良くて、私はだめだと言われても納得できません。私の人生は私のもの。私が思ったように決めます。覚えてます? 当選したら祝賀会を開いてくださるといったこと。パーティはぜひ『ルダン』でお願いします。お待ちしておりますね」
 
その頃、長谷川はクラブ『燭台』で岩村ママと談笑していました。長谷川は岩村ママに元子が3億で『ルダン』を買いたいと言っていたことを語ってしまうのでした。
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元子の思惑通りにことは進み、すべてが順調。
 
しかし、どこか不穏な空気が流れていると感じられます。まるで嵐の前の静けさ。それを元子自身も感じ取っていますが、安島に警告されても止まることはありません。
 
すべての準備は整ったのです。あとはルダンを買い取るだけ。最後まで取引は無事に済むのか、元子はこのまま銀座一のママになることができるのか。
 
次回も元子の動向から目が離せません。
<見逃し動画>第4話 「VS強欲な学園理事長!銀座No.1クラブの頂上へ…!!」
 
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第4話の公式あらすじ

銀座のクラブの最高峰・ルダンが売りに出されると耳にした原口元子は、是非とも手に入れたいと考え、次なる一手に思いをめぐらせる。そんな中、元子は上星ゼミナールの理事長・橋田常雄から温泉旅行に誘われる。
 
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橋田理事長と料亭『梅村』
銀座で一番のクラブ『ルダン』が売りに出されることになった情報が元子の耳に入りました。どうしてもクラブ『ルダン』がほしい彼女は、売値の3億を用意するために黒革の手帖を利用します。有名予備校の理事長である橋田常雄が次のターゲットです。
 
橋田理事長はよくクラブ『カルネ(CARNET)』に通いつめ、元子を本気で口説いていました。前回から元子を箱根旅行に誘っていますが、彼女は橋田の誘いを「週末は予定があってーー」となんども受け流しているのです。
 
その日も橋田は事前に元子へ電話を入れていました。もちろん、要件は箱根の旅館について。橋田は「詳しくはお店で話そう」とクラブ『カルネ(CARNET)』への来店の約束をします。しかし、衆議院議員秘書の安島が先に来店していて、元子と安島は楽しそうに談笑していました。
 
「講演会事務所?」元子は首を傾げました。
安島は選挙のために事務所を開かなければならないのです。
 
「まあ、事務所といっても空き物件を見つけるだけだけどね」
「事務所開きの日はお祝いにお伺いします」
 
「わざわざ群馬までいいよ」と遠慮する安島。
 
「安島さんが新しい一歩を踏み出す大事な日じゃないですか」
 
と彼女は安島の門出を応援に行くと約束します。
 
そこへ登場する不服そうな表情の橋田。
 
「こんばんは! お邪魔していい?」
 
と安島と同じテーブルにつきました。
 
「理事長、ご無沙汰しております」
 
安島は深くお辞儀をしました。
 
「今日はママと大事な打ち合わせがあってね」
 
理事長の発言に安島は少し困惑した表情をしました。
 
「打ち合わせ?」
「二人で箱根旅行にいくんだ」
 
安島の問いに橋田は得意げに答えますが、元子は困った表情で安島に説明しました。
 
「ずっと誘われているんですが、週末はなかなか予定が合わなくてーー」
「だったら平日でもいいんだよ」
「平日はお店があるので」
 
と元子は答えますが、橋田は譲りません。
しかし、長谷川庄治が来店し、会話は終了するのでした。長谷川は財政界に影響力のある人物で安島の親代わりでもありました。
 
 
料亭『梅村』と裏口入学
長谷川の登場に焦りを隠せない橋田。慌てて席を変えようとしますが、すでに遅く。
「おおい、橋田くん!」と長谷川に声をかけられてしまいました。そのまま強制的に皆でお酒を飲むことに。
 
「で、どうなんだ? 例の件」
 
長谷川は以前から橋田に神楽坂の料亭『梅村』を買い取ってくれるよう頼んでいました。橋田はこの件に困っていたので、長谷川に会うのを避けていたのです。
料亭『梅村』は良い物件、転売すれば高く売れるからと勧めて譲らない長谷川。
 
「私は予備校一筋で飲食業は素人ですし、去年に恵比寿と横浜にも新校舎を建てたばかりでしてーー」
 
橋田はやんわり断りますが、彼の経済状況を知っている長谷川はさらに踏みこんだ発言で揺さぶりをかけてきました。
 
「君が裏口入学で毎月いくら儲けているか知らんとでも思っているのか。そういう裏情報に詳しい男もいるんだよ」
「いえ、裏口入学だなんてそんな簡単にはーー。私が裏口入学の斡旋だなんてーー」
 
橋田の予備校では寄付金枠という正規ではないシステムがありました。生徒の親が予備校にお金を払ってテストの点を加算させ、生徒を大学に入学させるのです。それを知っている長谷川はお金がないことを理由に料亭の買取をしぶる彼を黙らせました。最終的には元子ママと一緒に料亭の見学に行くことが決まってしまうのでした。
 
 
橋田理事長は愛がほしい
長谷川の勧めで橋田と元子は、料亭『梅村』を見学に行きました。落ち着いた雰囲気で風格もあり、老舗の料亭として申し分ありません。ひと目見て、橋田は料亭のたたずまいに感心しました。
 
その日は安島と堂林グループのご令嬢も料亭に来ていました。安島の親代わりである長谷川との顔合わせのためです。安島と堂林グループのご令嬢は近々結婚を控えていました。
 
料亭の中で安島と堂林、橋田と元子は鉢合わせしてしまいます。挨拶をするだけで何事もなく別れた両者でしたが、堂林は安島に打算での結婚についてを指摘します。堂林はそれを肯定して語りますが、安島は彼女の口をキスで塞ぐのでした。
 
その夜、元子と橋田はまだ料亭にいました。
 
「私、そろそろお店に(帰ります)」
「まだいいじゃないか。長谷川会長のおかげでやっとデートが実現したんだから」
 
元子は橋田に軽くほほえみました。
 
「どう思った? 安島くんの婚約者。嫉妬した?」
「お綺麗な方でしたね。嫉妬?」
 
橋田は意味深に笑います。
 
「ママが安島くんにホの字なのは、とっくの昔からお見通し。だけど、残念ながら安島くんは己の野心のために魂を売り、堂林グループのご令嬢の元に。どうしたの? 顔色が悪いよ」
 
橋田は突然に元子を布団へと連れ込みました。
 
「私は安島くんとは違う。真実の愛がほしいんだ!」
 
橋田はそういうと元子を襲い、二人はもみ合いになりました。元子が逃れようと拒んでいるところに料亭の仲居が偶然に現れて、難を逃れることができたのでした。
 
 
橋田の最終宣告と料亭の仲居
後日、クラブ『カルネ(CARNET)』で働きたいと女性が来店しました。料亭『梅村』で元子を助けてくれた仲居の島崎すみ江でした。彼女は料亭が売りに出されたあとに働く場所を探していて、元子のクラブで働きたいとやってきました。
 
「直感ですが、あなたを信頼して働きたいと思ったので」
 
すみ江は元子を信頼して働きたいと申し出ます。元子はそんなすみ江の発言に心を動かし、料亭での橋田の情報を提供することを頼んだうえで採用を決めたのでした。
 
橋田はこりずにまたクラブ『カルネ(CARNET)』に通っていました。箱根の旅館を予約したことを元子に伝えますが、その週末も予定があると元子は断りました。元子は長野の安島の事務所を訪れる予定なのです。しかし、橋田には教えません。
 
「週末はちょっと地方に行く予定があって。親戚の法事があってどうしても田舎に帰らなければいけないんです」
「ママの田舎ってどこ?」
「長野の山奥です。本当に申し訳ありません」
 
元子は謝りますが、橋田は「諦めないよ」と宣言します。
 
週末、元子は安島の事務所へお祝いと応援に駆けつけました。突然の訪問に驚く安島でしたが彼女から花をうけとり、喜びました。そんな中、元子に橋田から電話が来ますが、彼女はそれを無視しました。
 
翌週、元子のもとに橋田は現れてホテルのスイートルームの鍵を渡します。
 
「いつまで待っても箱根旅行には行けそうにないし、今夜、グランドンパークホテルに来てほしい。弁当を届けてくれ。遅くても一時までには行くよ」
「今夜は、あいにくアフターがーー」
 
と元子は断ろうとしましたが、凄まじい剣幕で橋田は遮りました。
 
「キャンセルしてくれ! 私が毎月このお店にいくら落としてると思ってる。弁当ぐらい届けてくれても罰は当たらん。これが最後のチャンスだ。今夜来てくれなかったら、もう二度とこの店に来ない。腹くくってくれ」
 
橋田が去ったあと、元子は思案しますが、百万円を渡してお弁当をすみ江に頼むことにしました。もちろん、元子は彼女の身の危険をしっています。そのうえで、橋田の裏口入学で得たお金の情報を盗んでくるようにすみ江に頼んだのです。
 
元子の企みは成功します。橋田は怒りながらも、すみ江を受け入れました。彼女は橋田のパソコンから情報をコピーしてクラブに帰ってきたのです。こうして元子は橋田からお金を手に入れる準備を整えたのでした。
第4話の感想はここをクリック
真実の愛とは何なのか。真実の愛がほしい橋田理事長の暴走行為に目を奪われた4話。銀座で一番のクラブ『ルダン』が売りに出されることになった情報で元子はどんどん悪の道へ進んでいきます。
 
一話では共感できた元子の不遇な境遇や心情は見失われ、今ではただお金と私欲のために暴走している女性としか見えません。自身の手を汚すだけでなく、とうとう他人の手を汚させるまでに至ってしまいました。料亭の元仲居さんがかわいそうでなりません。
 
今後、元子が転落していくことはあるのか、痛い目を見ることはあるのか注目していきたいです。
<見逃し動画>第3話 「悪女炎上次の獲物は3億円!!」
 
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第3話の公式あらすじ

原口元子が巡らせた策により、山田波子の新店オープンの話が頓挫する。楢林謙治から「文句があるならカルネのママに言え」と言われた波子は、元子に詰め寄る。しかし、元子は波子を軽くいなし、店から追い出す。
 
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第3話のネタバレはここをクリック
波子の逆恨み
前回、原田元子の企みによって自身のホステスクラブを開店できなかった山田波子は開店前のクラブ『カルネ(CARNET)』に乗り込み、元子に詰め寄りました。
 
「楢林先生に何したの!? ねえ! 何したの!」
 
波子が大理石の壁に叩きつけたグラスは粉々に飛び散りました。
しかし、不敵に微笑むだけの元子。元子は波子の後ろ盾になっていた楢林クリニックの楢林院長を脱税の情報を元に脅すことで、波子のクラブ開店を阻止したのでした。 
 
「楢林先生を寝取ったんでしょ!」
 
凄まじい剣幕で波子は元子を問いただし続けます。
 
「そんなことしません。私はあなたとは違います」
「嘘!あんた一体何者なの? 急にこんなお店出しちゃってさ。このお店を出すお金は、どこから出てきたんでしょうか!?」
 
「関係ないでしょ」と冷静に質問をかわしていく元子の態度に波子は逆上します。
 
「やっぱり! ほらやっぱり言えないんだ。人に言えないようなことして金を手に入れたんでしょ!」
「何の話でしょうーー」と言いかけた元子の言葉を遮り、波子は以前の勤め先である銀行で最後に何があったのかを問いただし続けます。
そのとき、オープンの時間が迫っていた『カルネ(CARNET)』に常連客である有名予備校の理事長の橋田常雄が来店しました。これをきっかけに波子は強制的にお店を追い出されるのです。
 
「絶対に化けの皮剥がしてやる!絶対しっぽ掴んでやるからな!銀座で商売できなくしてやる!」
 
波子の捨て台詞はクラブ中に響き渡りました。
 
 
村井元次長の乱
波子は元子の情報を得るために以前の勤め先である銀行の次長だった村井享と接触。村井は銀行の不祥事の責任をとらされ、以前とは違う職場に左遷されていました。
 
「原口元子が銀座で?!」
 
公園で波子の話を聞かされる村井は元子の近況をしり驚きました。
 
「銀座で一番若いママって今ちょっとした有名人なんですよね。何があったんです。原口さん、東林銀行で何したんです」
波子は問いますが、村井は以前銀行であった不祥事について話すことはしませんでした。話してしまえば、村井自身の脱税行為の加担もバレてしまうからです。波子は支店長の居場所も問いましたが、当時の支店長も左遷されて今では持病の悪化によって入院していました。
 
元子の銀座のクラブをしった村井は、元子と安島富夫が談笑しているところに乱入。
 
「村井さんあちらのお席に」
 
元子の言うことは聞かずに村井は安島と同じテーブルについてしまいます。
「私ね、このママとはいろいろあったんですよ」と安島へ語りかける村井。
村井が言いがかりのような誤解を招く言い方をするので「やめてください」と元子が制すると村井は逆上しました。
 
「いろいろあったでしょう!俺たちの間には!」
 
店中に響き渡る怒号に客やホステスの全員が振り返りました。
安島が仕事の電話で席を外すと、村井は金を貸してくれと元子に頼みます。元子は「貸す余裕はありません。贅沢は敵ですよ」と強固な姿勢を緩めず、村井を置いて店を出るのでした。
 
 
幸せと金と結婚と
楢林院長との愛人関係が終わってしまった中岡市子は、元子の勧めでエステサロンを開業するか悩んでいました。元子は後押ししようとしますが、中岡はどうしても最初の一歩を踏み出すことが出来ません。なぜなら院長のことが忘れられないからでした。
 
後日、院長の家で後片付けをしていると中岡は院長と鉢合わせしてしまいます。
 
第二話で楢林クリニックの裏帳簿を元子に渡してしまった中岡を院長は問い詰めました。
「なんであんなバカことをした。30年何のために働いてきたんだ。すべてあの駅前の一等地に新しい病院を作るためだったんだろう! お前がしたことは俺や病院、お前自身の人生も台無しにしたんだぞ。自分で自分が何をしたか、わかっていない!」
「あなたが悪いんでしょう。私だってそんなことしたくありませんでした。わかっています!わかっています!」
二人は共に泣き崩れました。
 
これをきっかけに中岡は自身の幸せが楢林に尽くした時間にあったと思い出し、元子からもらった楢林のお金を元子に返却します。そして、元子に「元子さんあなた今幸せ? 銀座に店を持てて幸せ? それで本当に満足してる?」と問うのでした。
 
「お母さんが苦労する姿を見て育って、あなたがお金に対して執着するのはわかる。だけど、あなたのお母さんは本当に不幸だったの? 亡くなったお父さんのことを愛していたら、たとえ借金を残されて大変な思いをしたとしても不幸だとは思わなかったんじゃないの。男には男の、女には女の役割があるように男と女の幸せは違うと思うの」
 
中岡の言い分に「男に尽くすことだけが女の幸せだと?」と元子は問います。
 
「すべてを失ったときにあなたには何が残るの? お金と物だけが幸せじゃない。私にはあなたが本当の女の幸せを知らないかわいそうな女にしか見えない。あなたには女の本当の幸せがわかっていないのよ」
 
元子は微笑むだけで中岡に言い返しませんでした。
最後に「そのお金、必ず院長先生に返してくださいね」と言い残し中岡は去ります。
 
そんな中、衆議院議員秘書の安島富夫は、自身の選挙立候補のための政略結婚のお見合いをしていました。安島は元子が派遣銀行員だった頃にひったくりから元子を助け、ホステスの顧客の繋がりで知り合いました。お互いの不遇な境遇の共通点があり、ミステリアスなのに気を許してしまう元子の振る舞いによって安島は惹かれているよう。
 
以前、「選挙のために見合いして愛のない結婚して、その選挙に負けたら俺はどうなるんだろう」とクラブ『カルネ(CARNET)』で元子につぶやく安島でしたが「冗談だよ」と政治家として生き残る意思を語っていました。
 
安島の中でも幸せとはなにかを思案していますが、政治家として生きるために政略結婚に踏み出したのでした。
 
 
元子の目標
一日の終り、クラブで売上を集計する元子の元に、村井が突然に顔を出しました。その日は以前の勤め先だった銀行の支店長の葬儀だったのですが元子は参列しませんでした。村井はお酒を持参して元子に絡んできます。
 
「一緒に飲もうとお酒買ってきたよ。悪いけど、左遷されたサラリーマンにはこれが誠精一杯。さあ、献杯しよう。支店長の冥福を祈って献杯しようぜ」
 
村井が差し出すお酒をうけとらずに無視する元子。その酒を村井は勢いよく元子にかけました。
 
「清めてもムダか?! 性根の腐った女は!? 用意できたか? 100万。ついでに支店長の香典も預かろう」
 
一人で話続ける村井を無視し去ろうとする元子でしたが、村井は元子を引き止めて責め続けました。
 
「俺と支店長の人生はお前のせいだ。仕事も家庭も何もかもめちゃくちゃだ。俺と支店長の遺族にせめてもの誠意を見せろ。なんとも思わないのか!? 支店長は死んだ! お前のせいで死んだんだ!」
 
何も答えない元子に村井の怒りは収まりません。
 
「人生何が起きるかわかりませんね」と元子。
「ふざけるな!」
村井は元子を突き飛ばしました。言い合いは続きますが堂々巡りで、花瓶が飛び散る事態に。最終的に「お金は出せません。その代わり、私を殴ってください」という申し出に村井は殴り、元子を絞め殺そうとします。
 
そこへ安島が助けに入りました。
「大丈夫か」と元子を気遣う安島。
 
村井は逃げ、事態は収まりますが元子は安島に通報させませんでした。
気分転換に「どこかへ連れて行ってください」と頼む元子。安島は東京の夜景の見えるビルの屋上へと連れていきました。
 
「そういえば、お見合いどうでした」
 
元子は微笑んで問いました。
 
「俺にとっては最高の相手だったよ。ママも結婚するときは価値観を大事にしたほうがいい」
「私は恋愛にも結婚にも興味ありません」
「じゃあ、何に興味があるの。金儲け? 儲けた金で一体何がしたいの?」
 
そう問われて、ママは小さくため息をつきました。
 
「私はいつかこの銀座で一番大きなお店を持って、銀座で一番のママになりたいと思っています。諦めなければかならず叶うって言ってくれたじゃないですか」
 
元子は以前に安島がお店の開店を応援してくれたときの言葉を覚えていました。
 
「結局人はいくら金持っても、ほしい物ぜんぶ手に入れても、幸せになれないんじゃないかな。これはこの歳になって思うことだけどね」
「私も安島さんくらいの歳になって、もし誰よりもお金を持っていたら、そのときゆっくり考えてみます」
 
そんな元子の言い分に安島は「なぜそんなに」と疑問に思います。
 
「お金に勝ちたいんです。誰よりもお金を持って、お金を支配したいんです」
 
後日、銀座で一番大きいクラブが売りに出された情報が元子に入りました。どうしてもそのクラブがほしい彼女は黒革の手帖を見つめ、次のターゲットである有名予備校の理事長について思案するのでした。
第3話の感想はここをクリック
さまざまな幸せの形が入り乱れる3話では、激しい乱闘シーンがいくつかありました。とうとう以前の銀行での不祥事の怨みが元子に牙をむき、誰もが不幸せな状態が続いています。各々の負の感情が”誰も幸せにしてはならぬ”という感じに幸せの足をひっぱり合っているようすです。
 
幸せとはなんなのかと疑問提起してくるので、自分の幸せについても考えながら視聴しました。見ていると苦しくなるシーンが何度もあるので、早く皆が幸せになってほしいと思うほどです。特に元子が自身の幸せを見つけられていないようなので、早く彼女が幸せになれることを願います。
 
今後は安島と元子の関係にも注目しつつ、誰が最終的に幸せになれるのか予想しながら楽しんでいきたいです。
<見逃し動画>第2話 「愛より金2億円を賭けて…銀座の女仁義なき戦い!!」
 
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第2話の公式あらすじ

若き銀座のママとして歩み始めた原口元子はある日、元同僚の山田波子と再会する。元彼のために必死に働く波子に、元子は名刺を渡す。カルネ開店から1カ月が経とうとする頃、安島富夫が店にやって来る。
 
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第2話のネタバレはここをクリック
素人スカウト作戦
銀座のホステスクラブ『カルネ(CARNET)』を無事に開店できた原田元子でしたが、持ち前の器量を発揮したとしても業界の波に揉まれてお店は少しずつ業績不振の道に陥っていました。そんな中、以前働いていた銀行で同僚だった山田波子と再会します。
 
「マックスローン?!」と元子。
「また銀行に勤めたかったんだけど、派遣会社に空きがないって言われちゃって」
山田は銀行を辞めたあと、ローン会社に勤めていました。
 
二人は再会したことをきっかけに近況を報告し合います。
「彼とは別れたのに?」
 
元子の問いに申し訳なさそうに答える山田。
「彼とは別れたけど、彼のギターもバイクも私のカードで買っちゃったからリボ払いが大変でーー」
 
後日。行きつけの美容師のアドバイスもあり、元子は業績不振の打開策として波子を自分のクラブのホステスにスカウトしました。
 
楢林クリニックの院長である楢林は、新人の波子にアフターを入れます。アフターの後、波子は楢林に自宅へ送ってもらうことに。楢林はタクシーの中で波子に問いました。
「三択問題でーす。一、このまま真っ直ぐお家に帰る。二、どっかでいっぱい飲んでゆく。三、少し休んでよーく考える」
波子と楢林はタクシーの中で二人ほほえみ合いますーー。
 
 
波子の暴走は止まらない
少しずつホステスの仕事に味をしめていった波子。当初の謙虚なふるまいや控えめな性格が失われ、とうとう他のホステスの顧客をうばような強硬手段をとるようになっていきます。
 
楢林との関係もあり、波子は自分自身のやり方でホステスとしてのし上がっていけると勘違い。スカウトしてくれた元子への恩も忘れ、楢林のお金でマンションやお店の権利まで購入する事態に発展。銀座のホステスのルールも守らずにクラブ『カルネ(CARNET)』と同じビルに波子は店をかまえると言い出しました。
「まあ、(楢林に)店を出してもらうって話は本当よ」
元子の問いかけに波子は薄笑いを浮かべつつ答えます。
「いつ、どこに?」
元子の表情には静かな怒りがありました。
「この銀座の八丁目よ。カルネの2つ上のフロア」
 
驚く元子は「それはだめ! 銀座のホステスには銀座のルールがあるの」と言いますが、波子は聞く耳を持ちませんでした。
元子の怒りは静かに燃え上がり、とうとう黒革の手帖が登場してしまうのです。
 
 
中岡市子の憂い
楢林には愛人の中岡市子がいました。中岡は三十年もの間、看護師長として愛人として楢林クリニックのために身を粉にして尽くしてきました。楢林の借名口座を作成してお金のやりくりをしていたのも中岡です。借名口座には2億5000万がありましたが、楢林は2億を波子に貢いでいるのです。元子は波子の情報を流して中岡を焚きつけました。中岡を利用して、波子の邪魔をする思惑はトントン拍子に進んでいきます。
 
波子のマンションに突撃して楢林と破局してしまった中岡。元子は中岡に提案を出します。
「本当に申し訳ありません。監督不行き届きですみません。」と平謝りの元子。
「私に男を見る目がなかっただけです。三十年間長い夢を見ていたと諦めるしかありません。看護師としてずっと働いてきたので、他に何もできないし。介護の仕事でもやってみようかな」
 
「余計なお世話かもしれましれませんが、せめて、退職金はきちんともらったほうが」
「今更そんな」と尻込みする中岡。
「私が交渉しましょうか?」
と元子は自身の不遇な境遇を話しつつ、自身が楢林と交渉するという話をうまく進めていきます。それによって元子は中岡からクリニックの裏帳簿を手に入れるのでした。
 
 
楢林はご立腹
楢林に直接連絡を入れた元子。楢林は元子ママから直接呼び出されたことに喜びました。
 
「折り入って相談したいことがあるんです。どこか二人きりになりませんか」
 
元子の誘いに満更でもない楢林は二人でホテルに向かいます。
その気満々な楢林は元子に抱きつきますが、元子は華麗にかわしつつ、本題に入るのです。
 
「裏帳簿と黒革の手帖に書かれた借名口座の情報を担保に五千万を貸して頂きたいんです」
 
脱税している楢林はこれをのまざる負えないはずですが、警察に訴えると言いだしてしまいます。よって、元子は最終手段に楢林に襲われた一芝居まで打ちます。楢林は波子のお店の権利金を手放して5000万円を元子に貸すと決めます。こうして、元子は中岡へ1000万円の退職金を支払い、自身は4000万を手に入れるのでした。
第2話の感想はここをクリック
波子の思わぬ変貌ぶりに驚きを隠せない第2話。
 
しかし、一番の衝撃は愛人として30年も尽くしてきた中岡市子の悲壮な破局シーンでした。
 
高畑淳子さんによる市子の演技は、思わずこちらの胸も苦しくなるほど熱のこもったものになっています。
 
出演者が少しづつ驚愕の変貌をしていくので今後も注目していきたいです。
<見逃し動画>第1話 「1億8千万横領!?銀座の女帝誕生へ」
 
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第1話の公式あらすじ

母親が遺した借金を返済するため、昼は東林銀行の派遣社員、夜は銀座のクラブでホステスとして働く原口元子。容姿も良く純粋な雰囲気の元子は、クラブの上客である楢林クリニックの院長・楢林謙治の目に留まる。
 
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第1話のネタバレはここをクリック
派遣の銀行員 原口元子
銀行の開店と共に顧客たちは入店する。顧客に対応する原口と銀行員たち。
次長である村井享は支店長紹介の中途入社である女性の研修を原口に頼みます。
「原口さん。さっき支店長から紹介があった丸山聖華さん。窓口のことをいろいろ教えてやって」
 
原口は伏目がちにお辞儀を返しました。
「よろしくお願いします」と丸山聖華。
「原口さんは派遣さんだけど、この支店のことは何でも知っているから。ここで座ってよく見て。」
次長は二人にそういうと新人を任せていってしまいました。
 
「なんで!?」
突然に銀行内へ響く男性の大きな声。声のする窓口を原口や皆が見やりました。
 
お笑い芸人の斎藤さんが銀行のカードを身分証明書なしで発行したいと言うのです。
「身分証の提示がないとカードの発行をできない決まりとなっておりましてーー。」
銀行員の女性は声を荒げる斎藤さんに申し訳無さそうに説明します。
「はあ!?俺が俺の通帳と印鑑で、俺のカード再発行してって言ってんの!」
「申し訳ございません」
平謝りする銀行員。
「ご迷惑をおかけして申し訳ございません。カードの件は別室で私からご説明をーー。」
と次長が現れて、この事態はひとまず収拾します。
 
そんな銀行での仕事の中、原田は新人の丸山に携帯の使用を注意します。
銀行内での携帯の持ち込みは、個人情報の流出を懸念して禁止しているのです。
 
 
銀座ホステス『燭台』と借金返済500万
昼間は銀行の派遣行員。夜は銀座のホステス『燭台』で派遣ホステスとして原田元子は働いていました。理由は亡くなった母親の500万の借金を返すためです。
 
元子の借金の返済が終わる日。銀行の仕事を終えた元子はATMでお金をおろし、返済に向かいますが、バイクでのひったくりに遭遇。しかし、通りすがりの男性に助けられました。無事に返済し終えた元子は黒い革の手帖を広げ、真剣な顔で見つめます。
 
 
濡れ衣の派遣切り
ある日、銀行に衝撃が走りました。以前訪れたお笑い芸人の個人情報の漏洩が発覚。誰かのSNSへの投稿が原因です。銀行内での話し合いで次長は挙手での申し出を募ります。
「全員目を閉じてください。目を閉じて!ネットに投稿したものは正直に手を上げてください。手を上げて!」
しかし、誰も手を上げません。
 
犯人のことを見ていた山田は、昼休みに仲間の派遣に伝えました。
「私見ちゃったんです。更衣室で着替えてたときに」
ネットに投稿した犯人は新人の丸山聖華でした。
 
すると、昼休み後に原田と山田は支店長に呼び出されてしまいます。支店長の話は、二人の契約期限を理由にした体の良い派遣切りでした。
「申し訳ないんだけど、君らとの派遣契約、今月いっぱいで切らしてもらうことにした」
詳しい理由説明を求めますが、次長も支店長もはっきりとは言いません。
「ネット騒動の件ですか? 誰かの身代わりですか?」
と原田が言い出すと次長と支店長は声を荒げて、二人の主張を抑圧しました。
 
 
怒りの原田元子
「バカにすんな」と元子は銀行側の対応に怒りを燃え上がらせます。元子の黒の革の手帖には当銀行が脱税の片棒を担いでいる顧客の借名口座が記されていました。あとはあっという間。元子は次長と支店長の目を盗んで自身の口座に借名口座のお金1億8000万を入金。
 
気づいた支店長は大慌て。しかし、銀行側の脱税があるので警察に言うわけにもいかず、当事者間での話し合いに。交渉材料は元子の手帖にある情報です。銀行側は元子を生行員にすることを条件に出し、元子は支店に顔を出すと約束しました。
 
しかし、元子は最初から条件をのんでお金を返却する気はありません。後日の支店での話し合いで元子の思惑がわかった次長は問いました。
「じゃあ、君は一体ここに何をしにきた!?」
「念書を書いてください。私に対して今後一切返金を要求しないという念書です」
支店長がサインをしない場合、元子は手帖の情報を週刊誌に送りつけると宣言しました。
念書に署名をした支店長。元子は1億8000万を手に入れたのでした。
 
 
クラブ『カルネ(CARNET)の開店』
こうして元子は念願の銀座のホステスクラブ『カルネ(CARNET)』を購入、開店することができました。『燭台』のママや楢林院長といった面々が集まり和やかな雰囲気。しかし、元子は手帖を手に思案するのでした。
第1話の感想はここをクリック
蝶が蛹からかえるような原口元子が銀座ホステスのママになる転身ぶりに大変どきどきしました。
 
前半は銀行側の派遣社員への不当な扱いによって、視聴する身としても苛立ちが凄まじかったです。
 
怒涛の後半、前半強気だった銀行側が下手に出て弱腰である姿にいい気味だと思いつつ、元子の強気な復讐ぶりに思わず口元がニヤけてしまいました。
 
不遇な境遇の元子ですが、今後ママとしてどのように成長していくのか期待に胸が膨らみます。

黒革の手帖(武井咲)の内容

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派遣社員・原口元子は、勤めていた銀行から1億8千万円もの大金を横領する。その金と借名口座のリストが記された「黒革の手帖」を盾に、彼女は銀座に自身のクラブ「カルネ」をオープンさせる。元子は自らの欲望のために夜の世界を生き抜いていくが…。
 
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<出演者>

・原口元子:武井咲
・安島富夫:江口洋介
・山田波子:仲里依紗
・村井亨:滝藤賢一
・牧野:和田正人
・島崎すみ江:内藤理沙
・橋田常雄:高嶋政伸
・岩村叡子:真矢ミキ
・堂林京子:江口のりこ

<各話の視聴率>

第1話 1億8千万横領!?銀座の女帝誕生へ 11.7%
第2話 愛より金2億円を賭けて…銀座の女仁義なき戦い!! 12.3%
第3話 悪女炎上次の獲物は3億円!! 10.9%
第4話 VS強欲な学園理事長!銀座No.1クラブの頂上へ…!! 10.7%
第5話 女の敵は女!3億円の土地売買巡る戦い 10.4%
第6話 奪われた手帖!!身代金は3億 10.1%
第7話 最終章~私は諦めない!女帝の大逆転劇!! 11.8%
最終話 人生は一度きり…銀座の女帝最後の戦い!! 13.0%

第1話から最終回まで全話配信中です

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黒革の手帖(武井咲)の感想

30代女性

何度かリメイクされていると言われており、楽しみにしていたドラマです。原作は何十年も前でスマホも無い時代の物らしいですが、普通に現代風にアレンジされていました。派遣会社員として働いていた女性が上手に犯罪を利用しながらお金を得、のし上がっていく姿は圧巻です。犯罪をするのですが、足が付かない様に犯罪をしている人をターゲットにしていきます。ただ、行動が大胆過ぎた事もあり、転落してしまうのです。もっと上手にすればいいのに、出来るはずなのに!!と思ってしまう部分もあります。やはりある程度のし上がるまでは恋愛沙汰は横に置いておかないと狙った方向には向かない物だなと思いました。何かを成し遂げるまでは気持ちを押し殺し、粗を出さない様にしないといけないと思います。又、短期間に大物過ぎる人を相手にするのは心も安まらないし、もっとゆっくりと確実に進めば良いのにと思ってしまいました。悲劇だったのは主人公もそうですが、私は安島の妻になる人です。旦那になる人は政略結婚と割り切り、しかし、相手に想いを寄せる事になります。幸せになれると思った結婚式当日に旦那がしょっぴかれるのです。その場に泣き崩れる妻の姿は、色々と気持ちを処理した後の結末がこれかと思うと悲惨でしかないなと思いました。策略を立ててのし上がっていく女性の姿を見るのは、痛快でもあり、冷や冷やするドラマでした。

40代女性

黒革の手帖で武井咲さんのファンになったおじ様は本当に多いと思いますよ。かなりハマり役と素人ながらに感じました。女通しのドロドロしたところやたまに助け合い、又裏切り、男女の恋愛から裏切り、騙し合い、男同士の嫉妬など様々な大人の人生を描いたドラマです。題名通り黒革の手帖に沿ってストーリーは進んでいきます。想像もつかない展開や、毎週のドキドキ感がなんとも言えなくてすぐにドラマに引き込まれていきました。男女問わず楽しめるドラマだと思いますが、おじさま好みなドラマかもしれません。武井咲さんが本当に色っぽく美しく健気でもあり、賢く本当におじ様は、ほっとけなくなりますよ。男性が書いたストーリーだなぁ。と節々に女性は感じるとおもいます。大人の夜の世界が上手に描かれており、人の汚さが上手くストーリーを繋げています。ステイホームに是非ぜひ観てください。って会社の上司に勧めたいドラマです。もちろん女性も十分楽しめますが、お子様にはまだ早いかな?難しい内容かも?ですが、夫婦やカップルで観るのも中々楽しいかもです。男性はドキッとしてしまうところがあるかもですが。やましい事がなければ堂々と是非観てくださいと笑いを交えて私はおススメします。

50代女性

米倉涼子版も視聴して面白かったのですが、武井咲版もドラマチックで良かったです。米倉版が原作に忠実ながら現代的なアレンジをしたTVシリーズだとすると、武井版は映画的な演出を加えた印象です。脇を固めた出演者が皆ベテランぞろいであったことも、スケールを感じさせたのだと思いました。武井咲演じる元子は、ドライでベテランながら正社員とは違う立場の契約の銀行員を上手く演じており、ライバルである波子を演じた 仲里依紗はちょっと忘れがたいほどのインパクトでした。凄く綺麗で可愛く、ユニークキャラなあの人が波子…。TV番組で見かける度、フラッシュバックのように波子を演じていた時とのギャップに驚いています。高畑淳子と奥田英二のコンビのサイドストーリーは面白すぎるし、高嶋政伸の怪演も際立っていました。高嶋さんは、この役後、少しイメージアップして幸せな結婚をされていたことが印象的でした。安島の婚約者役の江口のりこの演技力も迫力がありました。
最終話の迫力あるストーリー展開と映像は、原作にこの続きはないけれども、あえて続けて描けない物なのかとひたすら感じ入るほどの出来栄えでした。武井さんはすっかりCMで見かけるくらいとなっていますが、米倉さんが別のシリーズを演じていたように続きをやらないのかな~と思っています。

30代女性

黒革の手帖は、以前から何度もテレビドラマ化されている作品ですが、しっかりと見たのはこちらの作品が初めてです。初回に、なんとなく見ていたものの、次回以降目が離せなくなりすっかりとハマってしまいました。私自身経理職ということもあり、莫大な金額のお金があれよあれよという間に動いていくのが毎回スリリングで刺激的でした。人の心とお金を意図も簡単に操る銀座のママ。そのママに翻弄され地獄に落とされる男たち。絶妙な人間模様が描写されるなか、裏切りや蹴落としが次々に起こっていく様は、高慢で嫌な男たちをギャフンと言わせるかのような爽快ささえ感じました。ホステスの女性との争いも「女同士の戦い」をリアルに感じて、とても見ものでした。もちろん脚本も素晴らしいのですが、演者の皆さんの雰囲気も最高でした。とくに武井咲さんの艶やかな色気には、同じ女性としても大いに感じられました。銀座のママなのでさすが、着物の着こなしや立ち振る舞い、とても見惚れました。そんな計算高く頭の良いママが出会った一人の男性とのラブロマンスならぬ駈け引きの要素もあり最後までハラハラしっぱなしでした。一人の女性が成り上がっていく様と、その裏に隠されたママの過去。お金を取るのか、ステイタスを取るのか、愛する男性を取るのか、最後の最後まで楽しませてもらった作品でした。[/say
[say name="40代女性" img="https://1917-movie.jp/wp-content/uploads/2020/04/josei.png"]以前に米倉涼子さん主演でもあっただけにキャスト変更でどうなるかなと思った「黒革の手帖」。武井咲さん演じる元子は品があり意外にホステスとしても伸びシロがある感じが良かったです。着物姿も私服姿も見られたのも良かったです。もちろん、本編も騙し騙されなので見応えがありました。両親のことや過去に色んな悲しみを持っているので「人生は一度きり」との言葉に覚悟を感じました。やっていることはかなり悪徳でしたが。元銀行の同僚で横領を知っている波子や元子の恋人で援助している議員秘書の安島など利害一致させながらも実はお互いに利用し合っているという人間ドラマは何よりも見応えがありました。目的のために手段を選ばないのもどうかと思いますが、それ以上に恨みを買うのが一番怖いなぁと思いました。ホステス業も政治の世界も弱肉強食でしょうけれど、利益を独占したりひとを出しぬいていると同じような目に遭うと思うんですよね。しかも半沢ドラマじゃないですが「倍返し」で戻ってくる気がします。ラストは元子の店「ルダン」を取られることなく、色々あった中岡にも恩を売り、事件があったことで結婚が破たんした安島も自分の元に戻るという奇跡の収まり方でした。しかも元子はまだまだ意味深さを残している感じだったのも逞しさを感じました。結局、愛した安島さえも全幅の信頼を置いてないのかもしれませんね。自分が一番だからこお金に執着し、お店に執着するのかもしれないなぁと思いました。

50代男性

親はお金に負けてしまった人間なので、自分はそうなりたくない気持ちが強く感じられました。幼少時代、お金で苦労してしまい生きるのが嫌だったと思います。原田元子がお金に対する執着心が強いのも、生い立ちに関係しています。派遣で銀行員をしていましたが、それは大物たちの預金を知るためだったのでしょうか?それとも大きなお金を見て気が変わったのかは分かりません。銀行から横領して、そのお金で自らお店を出してお客からさらにお金をだまし取る腹黒さがありました。黒革の手帖に書かれているのは、元子がターゲットにしている大物たちです。病院長から予備校理事長などからだまし取りましたが、ここまで敵をつくってしまったのは自分が原因です。政界のドンまで手を出す羽目になりましたが、これはもはや勝ちたい一心でしています。元子はあちこちに敵をつくってしまいましたが、唯一の味方である衆議院議員の安島は最後まで協力してくれました。みるみる預金も減っていき焦りも出て来ます。誰も幸せにはなれなかった黒革の手帖ですが、欲を出すと失敗することを作者は言いたい気がします。お金に支配されてしまっている人間の弱さが、浮き彫りになったドラマでした。

30代男性

武井咲さんといえば清楚で可憐なイメージが強く「果たして彼女に夜の銀座の女なんて演じることができるのか?」なんて思っていましたが、黒革の手帖を見てその予想はいい意味で裏切られることになりました。夜の街でずる賢く、そしてしぶとく生き抜くママの役がこんなに似合うなんて!まさしく、このドラマの主人公は彼女のはまり役だと思いましたね。正直最初はあまり期待していなかったんです。「これって武井咲を楽しむためのドラマじゃないの?」なんて。「米倉涼子さんの後釜なんて絶対無理でしょ」って思ってました。ところが見てみるとそんなことは全くなく。決め台詞の「お勉強させていただきます」が嫌味すぎず、かと言って軽すぎることもなく、絶妙にマッチしていました。若手女優でこの役を演じさせたら彼女の右に出るものはきっといないでしょう。ストーリーもしっかりと練り込まれていて、毎週次の展開を楽しみにしていました。またこういうシリアスでハッピーエンドに出来ないドラマは、最後にどうやって締めるのかがとても大切ですが、これもまた視聴者に想像力を働かせるエンディングになっていて、続編がみたい!と強く感じました。福山雅治さんが歌う主題歌もドラマの世界観にどハマりしていて、非常に盛り上げてくれるものでした。

50代女性

正直、「黒革の手帖」の主演が武井咲さんと知った時は「え?大丈夫?スゴみが弱くてショボくなりそうだな。」と思っていました。というのも、前回の米倉涼子さん主演でやっていたのを見ていて、米倉さんがかなりのハマり役だったし、米倉涼子さんと武井咲さんとでは、そりゃあ米倉さんのスゴみの方が圧倒的に思えたからです。米倉さんならクラブのママとしての貫禄をすぐにイメージできるけれど、当時の武井さんはキャバクラのナンバーワンならすぐにイメージできるけど、ママという貫禄はイメージできませんでした。しかしドラマを見始めると、これが結構しっくりきたのでビックリしました。やはりスゴみは米倉さんより全然ありませんが、ママとしてのしっとり感というか、頭の良さとかがとても素直に感じられたのです。悪知恵を働かせて、周りを上手く利用して、という本来の役柄のイメージより、変に上手く利用してるとかではなく、なんかもっと素直に階段を登っていった、という感じで悪女独特のいやらしさがなく、見ていてなんか爽やかでした。それがいいのか悪いのかは知りませんが、それまでの武井咲さんのイメージより「黒革の手帖」を見終わってからの武井咲さんの方が断然ファンになりました。

30代男性

原作やこれまでのドラマとは少し違うラストがよかったです。ラストでは警察に拘束されてニヤッと笑う姿は負け惜しみなのか、逆転する方法があるのか、諦めて思わず笑ってしまったのかなど色々と想像させられる姿は面白かったです。このため、原作や他のドラマを見た人やあらすじが分かっている人も楽しめると思いました。さらに最初はOLで夜の仕事はバイト感覚だった女性が徐々に野心的になっていく女性を見事に演じた武井咲の演技もよく意外と着物姿も似合っていてよかったです。黒を基調とした着物姿は中でも一番好きでした。そして、ストーリーに関しても進むにつれて多くのライバルとなる女性が登場しますが、真矢みきから仲里依紗など出演者が豪華だったのも魅力に感じました。特に仲里依紗の猟奇的なキャラクター性にはド肝を抜いてしまい、ハマってしまい好きな登場人物になりました。また、お気に入りのシーンは冒頭の手帖を手に入れて相手を脅して店を持ち、真矢みきのお店を辞める時のシーンです。得意気に話す武井咲に対して最初は諭すような語り口調でしたが徐々に声を荒げていく真矢みきが印象的で、最後には恨みを抱くような表情がちょっと怖くて印象深かったです。

20代女性

質の良い芸術品を見てるような着物姿が魅力的でした。妊娠して清純振る必要がなくなったからか母親になるからしっかりしたのか子を持って自信を得たのか武井さんの演技力が上がったようで美しさも際立っていて仲さんも迫力あるし平手打ちやら押し倒しやらもあって見応えのあるドラマだった。前から武井さんは悪女かサイボーグ的な役が合ってると思ってたけど正解だった。スタイリストのセンスがいいのか武井さんにも元子にも良く似合う衣装で毎回見惚れてしまう。極妻もいける程の美貌でこのまま演技を磨いて本物の女優になって欲しかったのに、ここで結婚&ママの選択は時代の流行りとはいえ早すぎると思いましたが…。今までも女優さんで出産後は演技どうでもよくなって当たり前だけど我が子家族がいればいいや的な雑な演技になる傾向があるので、そうならず復帰してほしい。しかしオスカーはせっかく育てた女優をLDHに差し出すルールでもあるのだろうか?上戸、武井の次は誰だろ?ドラマでは相手役の安島はもう少し若い人が良かった。でも全体的にはとても見応えのあるドラマだったと思っています!これに合わせて過去の米倉涼子の黒革の手帖も見直そうと思っています。